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第155話 【戦闘スタイル】


 俺がディーに肩を貸してマール達の所へ戻るとマールとラティナちゃんから「お疲れ様「です」」と言われ俺はディーを隣の席に座らせ自分もディーの横に座った。


「ふぅ~、ディー何でそんな体大きくもないのに重いんだよ…」


「ごめんね。多分、筋肉だと思う。僕これでも5歳位からずっと父さんと一緒に鍛錬してたからかな」


 俺はディーに肩を貸していた肩をグルグルと回し少し疲れが取れた所で一応ディーの魔力回復のために回復薬を取り出しディーに渡した。一応、自分用の回復薬も取り出し飲み試合を見ることにした。


「そう言えばディーって水以外の属性の魔法は使わないのか?」


「う~ん、使うと言うより僕には水魔法が一番合ってるから使わないんだよね。レイみたく多種類の魔法を一気に使うなんて集中力は続かないし詠唱破棄でやって使える水以外の魔法は実質使えないかな」


「そうなのか確かに俺みたいに色んな属性を実戦で使う人はあんま見ないな、俺も何か1つの属性に絞ってみようかな?」


「レイはレイのやり方でやればいいと思うよ。それに、レイの場合魔法だけじゃなくて剣を使ったり体術も出来るから幅広く色んな事に挑戦するのが僕は良いと思うよ。でも、レイは折角頭が良いのに戦いになると楽しもうとして考えより即行動する戦い方だけは変えた方が良いかな」


 ディーからそうアドバイスされ俺は今後どういった戦闘スタイルにするか悩んでいると俺達の次の試合が終わり次の試合がクリスが出ると司会の実況から知り一旦話を止め試合観戦に集中する事にした。

 クリスは身軽な軽装装備でタイする相手の生徒はTHE魔法使いと分かるようなローブに両手杖を構えていた。試合が始まると魔法使いは複数の魔法を一気に詠唱破棄でクリスへと向けて放った。


「ドンッ!」


 全ての魔法がクリスの所へ当たると砂埃が起こりクリスの姿が見えなくなった。しかし、クリスの魔力を俺が探知魔法で調べると既に魔法使いの後ろまでグルっと回って接近していて背後から小型のウィンドカッターを数発魔法使いへと打ち込んだ。

 魔法使いは瞬時に後ろからのウィンドカッターに反応し同属性の風で対抗した。がしかし、クリスは風魔法を使い自分の動きを更に早くし魔法使いの目の前まで一瞬で移動し零距離からのウィンドボールを食らわせて魔法使いは気絶した。


「第3回戦はクリス・ファノリス選手の勝利です。それでは、続いての試合へ…」


 その後、クリスは装備を外した格好で俺達の所へ帰って来た。俺達がクリスに「お疲れ」と言うとクリスは俺の隣に座って少し残念そうにしていた。


「どうした、クリス?」


「いやだって、レイ達のあの戦い見てさ俺も第2部に勝ち上がった奴とだからいい試合になると思ったのに俺との戦闘スタイルとは相性最悪のガチ魔法使いとの試合だったからさ…」


「まあ、確かにクリスの場合身軽で俺みたいな感じのスタイルだからな、でもそんなこと言うのは駄目だぞ相手だってちゃんと勝ち上がってきた生徒何だから」


「…いや、まあ勝ち上がってきたのは確かなんだけど、俺の相手だった奴が待機室で仲間と喋ってるを聞き耳立てて聞いてたんだけどあいつらの会話聞いた限りだと他の仲間におんぶになって来たみたいでさ…まあ、第3部でレイと当たるかもだからそこだけが楽しみだよ」


 クリスの相手そんな奴だったのか、戦ってる時は中々やる相手かなと思ったんだけどクリスが手を抜いていたのかな?そう俺が考えていると次の試合が始まったので俺は試合を見ることにした。


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