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第146話 【自重の意味】


 俺は馬鹿みたく次々に生徒を倒して既に4人の魔石を回収した。俺はそれでもまだまだ戦いたいという気持ちは満たされて無く次なる標的に接近した俺は直ぐに生徒の目の前に出た。


「やあ、行くよ!」


「うわっ!【フラッシュ】!」


「ッ!」


 大会始まって今迄一瞬で相手を気絶させてきたれ俺に取って初めての反撃を食らった。俺は身体強化で強化されていた目のせいで常人より倍以上目にダメージが入ったので少し相手との距離を取った。


「き、君はレイディア・マグラット君…」


「あれ、俺の名前知ってるの?」


「う、うん。僕も冒険者であの時の邪竜戦の時あの場所に居たから」


「成程、そうなのかまあお互いここじゃ敵同士だ。でも、最後に名前だけ聞きたいんだけどいいかな?」


「うん、僕はBクラスのネッド・ネットラーだよ。僕も簡単にはやられないよ」


 名前を聞いた俺は「それじゃ、行くよ」と言ってお互い魔法を使用した。俺はさっきの目くらましの時に身体強化を切ったので目以外の身体強化を使った。ネッドは多分光属性が得意なのだろう。光属性の魔力玉を詠唱破棄を使い俺へと飛ばした。


「甘いよ。ネッド」


「ッレイディア君なら避けると思ったよ!【ライトランス】」


 いきなり真正面からの魔法を俺はギリギリの所で双剣に同属性である光属性の魔力を纏わせ叩き切った。


「とッ!あぶねぇ、中々やるなネッド」


「これでも、光魔法は得意だからね。まあ、魔力が少ないのがBクラスに居る理由だけどねッ!」


 ネッドはそう言いながら、光魔法を粒状に小さくし光速で俺へと飛ばしてきた。俺は流石に剣での対処は無理だと判断し右足に力を入れ左方向へと飛び森の中に隠れた。ネッドは俺を見失い森の中へ光の粒を飛ばしてきたが既に俺は森の中には折らず【空歩】を使い空からネッドの真後ろに降り立ち首へ手刀で「トンっ」とやった。これは、俺が一番最初覚えてみたいとジンさんに良い教えて貰った技でジンさんには一度も成功しなかったが今回ネッドに対して成功することが出来たので少し安心した。


「それじゃ、ネッド魔石は貰って行くな」


 俺はネッドの服に付いてる魔石を取りネッドは転移魔法が発動し会場から消えた。俺は流石に今迄の連戦含めネッドとの戦闘で疲れたので山岳方面へ行き見渡しが良い所へ移動した。


「さてと、他の生徒は…ああ、意外とチーム組んでる所もあるんだな俺が暴れ過ぎたのも原因なのかな?」


 俺は感知魔法で調べると残ってる生徒の大半がチームを組んでいた。まあ、チーム同士で戦ってくれたら俺の戦闘回数も減るから良いんだけど…今日は暴れたい気分だからな…


「よし、行くか~」


 俺は山の山頂から交戦しているチーム同士の所へと飛び降りた。そして、俺は先程の教訓を生かし落ちる時には目への強化は切り片方のチームを一瞬にして双剣を1人1人の腹に「ドンッ」と音がなって、2人は気絶した。そしてもう片方のチームは俺がいきなり現れた事に未だに動揺していたのでもう片方も目の前にサッと移動し剣を叩きつけ気絶させ一気に4人を倒した。


「やっぱり、こう無双するのも楽しいけどネッドとやったみたいな戦闘も楽しかったな…」


 俺はそう呟いて探知魔法を使うと数名が俺の所へと向かって来ていた。その人数は3人とチームの上限人数が向かって来ていたのでこれは少しは戦闘が楽しめるのかなと思いつつ来るのを待った。(この時、レイの試合見ていたディー達は揃って「レイには自重は無理」と少し笑いながら言った。)


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