第119話 【魔物の活性は魔王のせい?】
次の日、俺は普通通りに学校に行き教室に入ったところでシフォンが既に来ていたので昨日父さんが言っていた件について聞いてみた。
「なあ、シフォン」
「どうしたんですかレイ君?」
「うん、いやな昨日ちょっと父さんと話してて気になる事言われたんだが、俺ってさこの前貴族に正式になったよな」
「はい、レイ君はこの間の式典でナロウディ王国の正式な貴族に就きましたね」
「それでさ、父さんから聞いた話だとナロウディ王国の貴族は持ち家を与えられるってきいたんだけど俺って無いの?」
俺がそう言うとシフォンは「はい、確かに貴族の方には今現在の方針ですと持ち家話与えてますね。レイ君の所には何も来てないんですか?」と逆に聞かれた。
「ああ、ここ最近俺は家に居たが何か封筒とか来ては無いぞ?」
「う~ん、可笑しいですね。レイ君、すみませんが放課後一緒に王宮まで来てもらえますか?」
「分かった。俺もちっょと自分の家を持たないと解決できない問題が合ってなできるだけ早くに家を持ちたいんだ」
シフォンは「問題ですか?」と聞いてきたので昨日の件を話しをした。すると、横で聞いていたディーから「レイって獣人が好きなのか?」と聞かれた。
「獣人が好きって言うんじゃなくて、猫人族の格好が興味があるだけだよ。別にその子が好きってわけでもないよ」
「そうなのか?まあ、レイも正式に貴族に成ったって事はそろそろ周りに気を付けるようにしておかないといけないぜ」
とディーから注意しとけよ。見たいな感じで言われた。そうこうしている内に先生が教室に入って来たので俺達は自分達の席に着き先生の話を聞き授業に入って行った。
今日もいつもと変わらない学園生活を過ごし後はシフォンと一緒に王宮に向かうだけとなった時、先生から「レイ君、ちょっといいですか?」と言われ教室を出て直ぐの所で呼び止められた。
「はい、なんですか先生?」
「学園長がレイ君を呼んでいてお時間がありましたら来ていただけませんか」
「う~ん…シフォンちょっと遅れるけどいいか?」
「はい、学園長からの呼び出しですし大切な事なんでしょう。正門で待っていますね」
シフォンはそう言ってディー達と帰って行った。俺はネルビス先生と共に学園長が居る学園長室へと向かった。部屋の前に着いた俺達はネルビス先生扉をノックし中に入った。
「学園長、レイ君を連れてきましたよ」
「うん、ありがとうネルビスそれじゃ仕事に戻って良いわよ」
「はい、それと今日はレイ君用事がある中来ていただいていますので早めに帰すようにしてくださいね」
「分かったわよ。それじゃ、レイ君ちょっとこっちに来て頂戴」
ネルビス先生が部屋から出て行き俺は学園長、クフィさんの近くへと寄った。
「レイ君…」
「はい、何でしょうか」
いつにも増して重たい雰囲気を感じ取った俺はクフィさんの方を真剣に向き話を聞く体制を取った。もしかして、新たな邪信教の情報か又は最近王都周辺の魔物の事か…俺はどちらの事を言われても真剣に受け止めれる様に心の準備をした。
「チョコクッキー、新しいの有る?」
「ッて、それかよ!」
「えっ?なんだと思ったの?」
「いやいや、クフィさんがいつにも増して真剣な口調だったから何か合ったのかと思って心の準備をしてしまったじゃないですか」
俺は自分が考えていた言葉とは正反対の事を言われクフィさんにツッコミを入れてしまった。まあ、別にチョコクッキーの事だけだったので俺はアイテムバッグからチョコクッキーを取り出してクフィさんに渡しサッサと帰ろうと扉方へ歩いて行った。
「ああ、そう言えばレイ君」
「なんですか、クフィさん」
「多分だけど、今王都周辺の魔物の原因魔王が近くに居るかもしれないわ」
「そうですか、魔王ですかそれじゃ僕は帰りますね」
俺はそう言って、扉を開けて部屋を出て行った。…んっ?魔王?
「ッ魔王って何ですか?!」
俺は閉まり切る前の扉をバンッと開け学園長室へ再び入りクフィさんにそう叫んだ。
また、新キャラ出すつもりかよ。(はい、すみません新キャラ出します。忘れない内にメモ帳にメモっておきます)




