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第114話 【ジンさんとの鍛錬・1】


「それでは今日の授業はここまでです。帰宅する時は危ない人に会わない様、大通りを通って帰宅するようにね。後、もう直ぐで学園大会の締め切りもあるから参加する人は先生から用紙を貰って親御さんのサインをもらってくるようにね」


「先生、大会参加希望何で用紙下さい」


 俺がそう言うと、先生は得意の風魔法で用紙を俺の所へ送って来た。今まであえて触れて来なかったけど先生って風魔法の腕相当良いと思うんだよな、この間クリスに「先生みたいに紙を俺の所まで飛ばせる?」と聞いた所スピードは先生より遅いがなんとか渡せる感じで先生の様にサッと紙を飛ばすことは出来なかった。


「やっぱり、レイ君は参加するんですね。他に必要な方は居ますか?」


 先生がそう聞くと〝クリス・ディー・シズク・シフォン〟が「はい」と言い先生が用紙をクリス達に俺と同じように紙を飛ばして渡した。

 その後、先生の「それでは、また明日も学校で会いましょう。さようなら」と言って教室を出て行ったので俺達も教室を出て行き帰宅した。家に着いた俺は今日からジンさんと練習場を使うため父さんの部屋へと行き借りることを伝えに行く事にした。


「父さん、今日から練習場使うね」


「分かった。余り大きな魔法とか使うなよ、傷位ならいいが家が倒壊なんてしたら住むところなくなるからな」


「分かってるよ。それに、今日からは武術の事を教えて貰うから魔法は使わないよ。そう言えば、俺が練習場使わせてもらえてるけど父さんは何処で鍛錬してるの?」


「んっ?俺は今、魔物が活発化してるみたいだから王都周辺の魔物を倒して稼ぎながらするつもりだよ。王都に魔物が流れて来ないようにする事もできるしお金も稼げるしそして、今の自分を強化する事も出来一石三鳥だよ」


「やっぱり、父さんも魔物が活発になったの聞いたんだね。俺もディッズさんに聞いたけど学校があったから見に行けなかったけど外はどうだった?」


「大分いつもとは違ったな魔物の数も平常時より1.5倍位にはなってたし種類も少し違うやつらも交じってたな今の所そこまで被害は出てないみたいだがギルドも明日以降動き出すらしいみたいだな」


「1.5倍に種類の違う魔物、何が起こってるんだろうね」


「そうだな、今の所ギルドの動きとして王都周辺+山付近でのクエストをDランク以下の単独冒険者に対して禁止にしている。明日から探索隊を出動すると今日の話し合いでギルド長が言ってたよ」


 成程、ギルド側も動いてるのか…と言う事は俺も呼び出しとか来るのかな?一応学生ではあるがBランクだしな…でも何で急に魔物が活発化してるんだろう。邪信教以外で考えられる事って何かあるかな…

 父さんと魔物の事を考えていると玄関から呼び鈴が鳴り響いた。時間帯的にジンさんが来たみたいなので俺は父さんの部屋から玄関に行きジンさんを迎えに行った。


「今日は、よろしくお願いしますジンさん」


「うむ、シズクから聞いたと思うが儂の稽古はちと厳しいからちゃんと着いてくるんじゃよ」


「は、はい…それじゃ練習場は地下にあるので、どうぞ」


 俺はそう言うとジンさんを地下にある練習場へと案内して行った。練習場に着いてジンさんから「動きやすい服のが良かろう」と言われ道着をジンさんから渡された。その道着には〝大和流〟と背中に刺繍されていた。

 俺は、道着を受け取り制服から着替えながらある事についてジンさんに聞いた。


「そう言えば、前から気になってたんですが」


「んっ?なんじゃ」


「ヤマトって日本で使われていた苗字ですよね?それが何で、異世界で使えてるんですか?」


「使えてるも何も、ただ名前を変えただけじゃよ。異世界の名前も気に入ってはいたのじゃがどうも自分に合わなくての昔の名前のがシックリくると感じて異世界の親には悪い気がしたがスンナリと認めて貰えて今の名前を名乗ってるんじゃよ」


 異世界でも名前は変えたりできるのか、俺はそんな所に少し驚いたが1つ気になった事でジンさんの異世界の名前って何だろうなと思い、ジンさんに聞くと「…それを聞くと稽古が100倍厳しくなるがよいか?」と聞かれたので素直に「いえ、良いです」と言い。着替えも終わり準備を終わらせた。



昨日とは一変頭が全然働かなくて結構変な感じになってしまいました。それと、遅刻しましたすみません

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