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第113話 【新施設?】


 次の日、学校に向かう途中ディッズさんとギルド前で少し話をしていた。内容的に最近何かと外の魔物が生息している場所とは違う場所で目撃されているらしく普段は、オークやゴブリン等が生息する場にワイバーンや上位ゴブリン達が目撃されていると言われた。


「山の方で何かあったのかも知れないな、今の所ギルド長にもこの話をして一応探索隊を編成すると言ってたぞ」


「そうですか…それじゃ、ちゃんとした情報だったのでこの前の事は許します」


 この前の事とは、俺がクレナの従魔登録をした時にディッズさんがからかってきてクッキーをやらないと言った件の事だ。


「ふぅ、良かったこれで酒飲むためのお供が確保できたぜ…」


「良かったですねディッズさん、でもまた今度あんな事言いましたら今度は無いですよ」


「おう、それじゃこの後ちょっとギルド長に詳しく話を聞きたいって呼び出されてるから次会った時クッキーよろしくな」


「はい、それじゃ俺も学校がありますので」


 ディッズさんと別れた後、いつもシズクと待ち合わせしている場所にいつもより早く着いたので俺はシズクが来るのを待つことにした。その間俺は、ディッズさんに聞いた話の事を考えていた。


(ワイバーンっていやあ、下位にギリ属さないランクの魔物だがそんな奴らまで自分の住処から出て来て山を下りてくるなんて…何が起こってるんだろうな、邪信教なら女神様から連絡来るはずだがな)


「――君、レ~イ君!」


「うぉっ、ビックリした。ってシズクかいきなり大声で呼ばないでくれよ」


 俺が考え事をしていると前からシズクが大きな声で俺の名前を呼び俺はビックリして考えていたことが少し飛んでしまった。


「だって、レイ君が何回呼んでも返事も何も返さなかったんだよ」


「あれ?そうなのか、それならすまんちょっと考え事をしていてな」


「何かあったの?」


「いや、ちょっと魔物が活発になったってディッズさんに聞いたから王都の方に来たら危ないなって」


「そうなんだ。あっ、そう言えばレイ君貴族に正式になったんだよね。おめでとう」


「おう、ありがとシズク、まあ学園を卒業するまでは今の生活と余り変わらないからこれかもよろしく」


「うん、よろしくね。後、昨日御爺様が国から帰って来たから予定が開いてる日を教えてくれって言ってたよ」


「ジンさん帰って来たんだ。じゃあ、今日からお願いしてもいいかな?」


「うん、分かった。それじゃ、お家に帰ったらそうお爺様に伝えとくね」


 その後、俺とシズクは学園に向かい始め途中でディーといつもは学園の友達と行ってるマールと合流して昨日の貴族就任式での事を話していた。(マールの友達は、今日熱を出してお休みしたと後で聞いた。)そして学園前でクリスと合流し教室に向かうと掲示板の所で人が集まっていた。


「あれ、何だ?」


「う~ん、【新施設:バトルタワー】って見出しがあるね」


 新施設バトルタワー、なんだ、それ?と思った俺達は掲示板前でその見出しと同じのを配っていた人達から1枚紙を受け取り読み始めた。

 制限人数は1人から6人までで武器の持ち込み禁止アイテムバッグ・異空間持ちの隠して持って行ける人に限っては入る前に検査される。※アイテムは、その施設専用バックに入る分と武器・防具はその施設に入る為に事前に予約しないといけない。

 タワーは、1階から100階あり【5.15.25.35.45.55.65.75.85.95】階層にランダムイベント部屋があり【10.20.30.40.50.60.70.80.90.100】にはボス部屋が設置されている。※ランダムイベント部屋には学園ダンジョンに使われている物と全く新しい物がある。

 制限時間は学園が閉まる夜の10時までの間時間内クリアできなかった場合次の日に持ち越し無しで次の日はまた1階から全層クリア者には特別な報酬有り※今の所、時間はこれに設定してあるが変更する可能性あり

 開始日は、次の集会の日からなのでそれまで情報を流すので準備しておくようにと書かれていた。


「また、学園長が新しい施設作ったのか学園ダンジョンとはまた違った仕様だね」


「そうだな、案外1人で試しに行くのも手だし皆と一緒に行くのも楽しそうだな」


「レイ君なら全層初クリアとかしそうだね」


「いやいや、俺達より学年が上の人とかの実力は知らないから分からないぞ」


 そんな話をしながら俺達は教室に入った。先に教室の中に居たシフォンも交じってタワーの事を話していると先生が入って来たので自分の達の席に着き先生の話を聞いた。先生も先ほど見たタワーの事を一番最初に話しをして、その後普段通りの授業に入った。


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