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第110話 【王妃様との対談】


 王様に呼ばれた俺達は、シフォンと一緒に着いて来ていたメイドの案内の下王が居る部屋へと向かった。道中、ギルド長が「早速、貴族になったレイ君に何か頼むつもりか…」と王が何か企んでいないかを考えていた。


「ここでございます。中には、王と王妃様がお待ちしていますので」


 そう言ってメイドさんは、俺達に一礼して去って行った。残った俺達は扉をコンッコンッとノックし中から「良いぞ」という王の返事が聞こえたのを確認してから扉を開けて中に入った。


「むっ、何故ギルド長の主まで来ておるのだ?」


「レイ君に頼まれたからだ。それで、何故レイ君を呼んだんじゃ?」


「ああ、いや今回は儂が呼んだんじゃないんじゃよ。レイ君を呼んだのは、ロイゼじゃよ」


 そう言って、王は横に座っていた王妃様を見た。王妃様は「うむ、すまないのレイ君も初めての社交の場で疲労がたまっているのに呼んでしまい」と言われ俺は慌てて「いえ、大丈夫です」と言った。


「そ、それで今回呼んだのは何故ですか?」


「うん、今回は…と、ここで言うと色々と困るのでちょっとレイ君こっちに来てくれる?」


「は、はい?」


 俺がそう言って王妃様に近づくと王妃様が俺の肩に触れたと思ったら一瞬にして景色が変わった。


「えっ?!ど、何処だ?」


「ああ、レイ君驚かないでここは私の部屋みたいな物転生時に貰ったスキルで作られた部屋よ」


「あっ、王妃様!」


 俺は、行き成り王様達と居た部屋から一瞬にして変わった部屋に驚いていると王妃様に宥められ気を落ち着かせた。


「えっと、それでこんな所に連れて来て何を話したかったんですか?」


「うん、ちょっとね聞きたい事が有ったの、その前にここには私達二人以外誰も居ないから私も王族としての言葉遣いは止めてるからレイ君も気を楽にしていいわよ」


「はい、分かりました」


「それじゃ、今回レイ君を呼んだ理由を話すわね。…まあ、単刀直入に言うと今レイ君の身の周りに邪信教がうろついてるっていう情報が入ったからその事についてちっょと聞きたかったの」


「邪信教についてですか?」


 俺はそう王妃様に聞き返すと王妃様は「ええ、ナロウディ国もそうだけどここ周辺の国は邪信教に対して敏感に反応してしまうのよ。だから、今レイ君の周りで動いている邪信教について聞きたいのよ」と言われた。


「はぁ、いやまあ何というか転生者あるあるらしいんですが命を狙われてるって感じですね」


「えっ?転生者って邪信教に狙われてるの?!」


「ええ、まあその話をすると長くなってしまうので割愛しますが、まあ手っ取り早く言うと邪信教の神が元転生神で邪神に堕ちた理由が転生者への恨み?見たいな物なんですよね、そのせいで今の転生者って生まれた時点で邪信教に狙われてるんですよ」


「そうだったの?だから、王都に来る転生者って少なかったのね。それに、来たとしても数年経ったら居なくなっているって事があったけどアレはそう言う理由だったの」


「ええ、でも余り驚かないんですね」


「う~ん、そうね。私って自分の知り合いとか家族とかが傷ついたりすると怒るけど知らない人、それも王都民ではない転生者とか余り興味ないのよね。まあ、この性格は前世からそのままだから余り気にしないでね」


「あっはい、分かりました。」


「それで、レイ君は今その邪信教に狙われている理由は転生者だからなのね?」


「そうですね。まあ、邪信教に勝つために今は色々と準備していますんで下手に死んだりしませんよ」


 俺がそう言うと王妃様は「レイ君だけが頑張るのもねぇ…」と言って何か考え始めた。


「そうだわ、レイ君シフォンの魔法訓練もしてくれたんだし。何か私達に頼みたい事って無い?」


「頼み事…」


 俺は、そこで何か無いか考え始めた。


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