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第102話 【皆でダンジョンへ・2】


 午後の授業が終了した後、俺達はダンジョンに行くのが初めてなシズクとシフォンのアイテムを揃える為に売店へと俺・ディー・クリス・シズク・シフォンで向かった。着いた俺達は、初めてのダンジョンに行くシズクとシフォンに俺とクリスがアドバイスをしながらアイテムを見繕っていると後ろでディーが何か変な石を持っていた。


「ディー、それなんだ?」


「これは【下級魔法保存石】って言って下級の魔法一回分が入る魔法石なんだ。これに、レイの回復魔法を入れておけば回復役では間に合わない局面でも直ぐに誰でも使えるから良いと思ってさ」


「なるほど、いいアイディアだな、それじゃその魔法石8個買って俺以外の皆に2個ずつ渡しておくとしよう」


「うん、分かった。この代金は僕が払っておくよ」


「おう、さんきゅ~」


 流石ディーは、毎日学園から帰った後も戦術や戦闘訓練しているだけあってそういう所を考えたりしているのは子供にしては凄いと思う。


「ねえ、レイ君これも買っておいた方が良いの?」


 そう言ってシズクが持ってきたのは、崖を下りる為の丈夫なロープを持っていた。


「ああ、流石に崖があるエリアまではいかないからまだそう言うのは買わなくていいよ。買うとしたら、中で採掘する為にピッケルと鉱石を分けておくための袋だね。袋も1人2枚位あれば大丈夫だよ持って帰る時は俺のアイテムバッグの中に入れて帰れるから」


「分かった。それじゃ、ピッケルと袋持ってくるね。行こ、シフォンちゃん」


「うん」


 そう言って、シズクとシフォンは採掘用品が置いてあるコーナーへと手を繋いでいった。


(良かった。やっぱ、このメンツの中で仲良くなるとしたら女の子同士が一番仲良くなりやすいからな…)


 俺がそう考えてるとクリスから「今回は、何処からダンジョンに行く?前回突破したエリアからでも僕達のカードを使えば行けるけど」と聞かれその場にいたディーも交えてどの階層から行くか会議を始めた。


「う~ん、シズクもシフォンも能力的には十分だから5層か10層の休憩所からスタートしてもいいと思うがどう思う?」


「俺は、それでもいいと思うよ。逆に1階からとなると初等部の子達が居たりするからシフォンさんやシズクさんの魔法にビックリすると思う」


「うん、僕もクリス君と同意見だよ。あの二人の技は、派手+高火力だから周りの子達、新入生も居るからビックリさせないためにもある程度下に降りた所で始めた方がいいと思うよ」


「よし、なら2人の実力を考えて10層からスタートするか、因みにディーはダンジョンどこまで進めてる?」


「僕は、まだ25層までだね。初等部の頃は、勉強ばかりしてたから余り通えなかったんだ」


 そうディーは笑っていたがクリスに「25層って簡単なのか?」と聞くと「普通に高等部の人達が通う所」だと言ってクリスと俺はディーに対して「凄い奴」と思った。

 何処から始めるかの会議が終わった頃、シズク達が帰って来たので籠に入ってあるアイテムを俺が全額払い(この時、俺は少しポイントを入れておこうと昨日手に入れた報酬金を入れておいた)装備を整えてダンジョンの入口に向かった。


「それじゃ、今回は俺とクリスが前回クリアした階層10階から始める。クリス、ディーは俺と前線を担当し、シズクはシフォンに近くに来る魔物を担当してくれ魔物に慣れてないシフォンは特に気を付けるように」


 俺は、それぞれの得意とする物で担当を分けた。俺は、一応全箇所出来るので最初は前線で途中で入れ替わったりする予定、ディーとクリスは、魔法を使いながらの剣での攻撃が主体なので戦線に置きシズクは忍術で遠距離+武道を少し出来ると聞いているので仲がいいシフォンと共に後ろ話任せることにした。


「「分かった」」


 ディーとクリスは、前線で魔物とやれることに「女子も居るから、かっこ悪い所は見せれない」と言って2人は軽く準備運動を始めた。

 そんな、2人とは違い仲が良い者同士で後ろ担当になったシフォンとシズクは「頑張ろうね」と言って初めてのダンジョンに緊張が無い様子だったので俺は良かった思った。


「シフォンちゃんに近づく魔物は全部やっつけるね!」


「私も負けないように魔法で頑張ります!」


 そう言った2人に俺達も意気込みダンジョン10階へと転送するように設定し入って行った。


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