black game 3
不定期の更新ですいませぇん!3話めですがなにとぞよろしくおねがいしまぁす!
………………10万円…………全然心は落ち着かないが理解した…!このgameのルールを!プレイヤー同士がはちあわせると殺し合いが始まり勝った方に10万円……この倒れている大人の人が急に襲いかかってきたのが納得できる……………つ…続くのか……?!この…この殺し合いがこれからも!!
「と、とりあえずこの場を離れないと…」
さんざん泣いたからもう涙はでてこない……。こんなことあまりしたくないがgameクリアには仕方ないことだと我慢し死体の懐をあさり電池3つを手に入れた……メリケンサックは…僕には使えないと判断しその場に残した……。
「これから…どうなるんだ…。」
再び懐中電灯をつけると途方も無い暗黒の道を歩き始めた…。頭では分かっているが体の震えが止まらない……!僕は…こんなgameの中とはいえ……人を…殺してしまった……!手は今も血で汚れている…。
カツンッ…………カツンッ……カツンッ……!
!!!!!!!
どうして!ど、どうして!自分の心の整理もままならないのか?!足音がゆっくり近づいて来る…!ど、どこだ?!
「…………………」
僕は無意識に、と言うより本能的にトンカチに手を触れる…。息を殺し…懐中電灯を消して足音の方に明かりを探す…。
??「誰か居るのか?!」
もう騙されない…。最初に決めた…。gameクリアをするためには…非常にならなければ……相手も殺意をむきだして殺しに来るはずだ…。
「……………………。」
??「もし誰かそこに居るのならその場で聞いてくれ!」
「……………………。」
??「僕の名前は、森岡 平野!殺し合いをするつもりはない!協力しないか?!」
??いいや、騙されるな…。僕は同じ過ちを二度は犯さない…。近づいてきたら……………
森岡「信じてくれないのも当然だ!でも今は一刻を争う!僕はアイテムで食料を持っている!gameのプレイ時間は24時間!その間飲まず食わずだといざという時に逃げることすらままならない!そこで協力の条件として食料を渡す!協力内容はそれから聞いてくれ!」
???この男は、本当に悪意があるのか???信じても……いい……のか?!だがこの森岡という男の話が本当なら食料は確保しておきたい………………………………………。
「そんな嘘!誰が信用する!それに!食料があったとしてもどうやって渡す!渡そうとしたらgameが始まるだろ!」
………話しかけてみたがこれで襲ってきたら……………………殺るしかない………………!
森岡「嘘じゃない!食料は確かにある!gameのstart条件はお互いがお互いを肉眼で認識すると始まる!つまり懐中電灯を消していればお互いが一本道にいてもgameは始まらない!ただし暗闇の中でも5m以内に近づくとgameがstartしてしまう!だから食料を道に置いて行くから僕がさったらそれを回収すればいい!」
「し、………信じていいのか?!!」
森岡「信じてくれ!今はそれしか言えない!食料は確かに道に置いていく!協力してくれるのなら電池を2つくれ!それと君の名前も!」
くっ!!今は…………!!生き延びるための最善を尽くすしかない…!!
「わ、分かった!あんたを信じる!電池を渡すにはどうしたらいい?!」
森岡「おそらく今僕たちはお互い目の前に見えている曲がり角の先にたっている!まずは僕がそこに食料を置く!そしたら君は食料を回収し、電池を置いていってくれ!」
………これが最善であってくれ………!
「わかった!今そっちに向かう!」
僕はゆっくりと曲がり角に近づく………そこには小さめのクーラーボックスが1つ置いてあった……!!!ゆっくり中を開けると弁当二つに500mlの水が一本入っていた!
森岡という男は信用できる男だった!僕はクーラーボックスを持ってその場に電池を置いて来た道を戻り出す…………。
「電池は置いておいた!!!……………僕は白木……白木 陽…!」
森岡「………ありがとう!!!!……生きのびたらまたどこかで…………!!」
僕はクーラーボックスを抱えしっかり握りしめ顔を歪めて大粒の涙を流しながら泣いた…!泣きながら歩いた…!
あんな人もいたんだ………食料も確保した………gameクリアに1歩……いやようやくgameに1歩踏み出した感じがした……!
おでんの卵が美味しい季節になりましたぁ。