black game
授業中にふと思い浮かんでそのまま書き始めました。天地逆転物語も連載中ですがこちらも不定期にやっていこうとおもいまぁす。よろしくっす。
目覚めたときから僕は、真っ暗な部屋にいた。片手には自分のスマホだけ。本当に真っ暗でここはどこだとスマホの電源をつける。圏外だがライトは使えるようだから周囲を照らしてみるとここはどうやら密室のようだ。なぜ僕がこんな訳のわからない真っ暗な部屋にいるのか記憶がない。こういう時は普通、助けを呼ぼうとするだろうが、スマホは圏外だし助けを求めるだけ時間と労力の無駄だ。今はどうやってここで生き抜くかが最優先だ。これは夢だ!なんて現実逃避はしない。僕は現実主義だから今おかれているこの状況に真っ向から向き合う。
ピーピピーっ………ブワンっ
「なんだ?」
真っ暗な部屋で気づかなかったが静かに明かりを灯し部屋の隅にあるテレビがついた。
?「good morning諸君!お目覚めかな?( 笑 )今から君達にはgameに参加してもらうよー!"達"とつけたのは今画面でこの映像を見ている君以外にもプレイヤーがいるからだよー!今から君達にプレイしてもらうゲームは名づけて!PSYCHO-Game!!いぇぇぇぇぇいいい!!」
「薄ら寒い。」
画面に映るピエロがとてもテンション高めで喋っている。あの有名な海外のサスペンスのようだ。なんだこの訳のわからない映像は僕はいま自分が生きることで精一杯だというのに…。
?「それじゃあ!ルールの方、説明するよー!
ルール1プレイヤー同士が接触した場合gameスタート!
ルール2どちらかが死ぬまでプレイを続行!
ルール3gameの時間は24時間!
ルール4game勝利の条件は24時間で生き残った者!ルール5マップ内には様々な種類のアイテム箱が設置してあるからそれらを使って有意義にgameをプレイしてもOK!
最後にルール6!今からgameをスタートするけどマップ内には明かりがいっさいありません!よって最初には懐中電灯をプレイヤー皆さんにプレゼントします!部屋の隅にあるアイテム箱をご覧下さい!中に入っています!それでは後五分後にスタートしますので!皆さん準備してくださーい!」
「…ば、ばかげてる…ハハッ( 汗」
こ、こんなの現実じゃない!現実主義の僕がついていけない現実なんてある訳が無い!アイテム箱というものの中には懐中電灯が本当に入っている!認めたくないがこれは本当に現実だ!そして察するに今から本当に殺し合いをすることになる!ルール説明には無かったがプレイヤー同士が接触した場合gameスタートだ、だがどんなgame内容でお互いが死ぬまでやりあうのか言っていなかった…。こ、こんなの………死ぬに決まってるだろ!昔、誰かの本を読んだことがある。厳しい環境下で生き抜くのはそれに適応する人間だけだと……。この状況を適応しろというのか?!
?「それじゃー!カウントダウンいっくよー!!」
?「10!…………………9!……………8!」
!!無茶苦茶だ!!現実を見ろ!良く分からないgameだのなんだのに既に参加しているじゃないか!適応しろ!じゃなきゃ一番に死ぬ!
?「7!…………………6!………………5!」
だ、だめだ!体が訳もわからず震えている!さっきまでの冷静な僕はどこへ行った?!
?「4!………………3!…………………2!」
適応しろ!現実を受け入れろ!生き残れ!僕ならできる!最初は冷静だったじゃないか!取り乱すな!その場その場の最善をつくせ……………!!
「…ハハッ………………やってやるぜ……!見てろ…!絶対生き残って…!そのgameとやらに勝利してやるよ!!!!」
?「………1!!!!gameスタートです!!」
ホットケーキ作ろうとしたらベーキングパウダーありえないほど入っちゃってめちゃくゃ膨らんだ粉っぽいのができた。