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長いようで短い  作者: 一度にど
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初めての別れ


私は昔から犬や猫が大好きだった。

5歳の時、野良犬と出会う。


名前をつけた。

『 ララ』


女の子。

もう立派な成犬だった。


可愛がり、餌をあげいつしか家に住み着いた。


外でララと寝る事もあった。


ララはうちで子供を産んだ。3匹の可愛い子供。

1匹は死産だった。


けど3匹は元気に育ち

ララはすごく可愛がっていた。子供達にも名前をつけた


『チョコ』『チップ』『ナッツ』


最初は産まれたてで

目も開かずあまり毛も生えてなかったのに

だんだん立派な犬になってきた。


もう可愛くて可愛くて大好きだった。


突然きた別れ。


ララが大きな車に連れてかれた。


そして子供3匹も母の車に乗せ

私も乗った。走りついた場所には檻がありそこに3匹を入れ立ち去る。


母は言った。


『うちはアパートだからペットは飼えないんだよ。だから、あの子達はあそこで暮らすの。ララも一緒だよ』

私は泣いて泣いてけど

どこかで生きているならと。




あそこが殺処分する場所だと知ったのはまだまだ先だった。


安易に餌付けをした事

いろんな事を悔やむ。

もし違う生き方をしていたら

違う道もあったのかもしれないと。

私が関わらない生き方のが先があったのかもしれないと。


そしてその選択を選ばざるを得なかった母の気持ちを察するのはまだ難しかった。


一年足らずのララ達と過ごした日々


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