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Synchronicity Ⅰ  作者: ハル@Leo
1/1

ハジマリ

今回は連載作品です。

良ければ読んで頂けると嬉しいです!

「ねぇ、『愛してる』って言葉ほど曖昧で。滑稽な、それでいて便利な言葉ってないよね。」

彼は、私の目の前でそう言い捨てた。

何が言いたいのかなんて解ってる。…信じたくない。

「実際にも君もその言葉で動いただろう?俺が『愛してる』って言ったらさ。」

彼の口から放たれるその言葉は、まるで中毒性のある毒。

だんだんと私を蝕んでいった。

「そうだ、俺が君に暴力を振るったことがあるよね?」

「…うん。」

「それだよ、まさにそれ。その後に俺は『愛してるからするんだよ』って言ったね。」

「うん。」

「そう言ったら君は許してくれただろう?それと共に『愛されてる』って思ったでしょ?」

「そんな事、ない…!」

「ダメだよ?嘘は。心の奥底では絶対に思ったはずだ。だって、俺は君の扱いがうまいからね。」

「―…」

彼は暴力を他人に絶対に振らない。

するなら心を許した人にする。

だから…私は彼にとって特別で、

心を許された人間なんだなと思った。

「あれ?泣いてるの?ごめんね。これは君を愛してるからだよ?君に俺という人間を解って欲しくて言ってるんだ」

ふいに流れた涙を彼は拭う。

「ねぇ、別れるって事じゃないの…?」

「別れる?そんなわけないじゃないか。俺はこんなにも君を愛してるんだから」

「…そっか、そうだよね。」


その夜、夢をみた。

「ずっと一緒だ。お前のこと、絶対守るから。」

それは、昔好きだったあの人に似ていた。

今の彼は夢に出てこない。

あの人に似ている人だけが出てくる。

この時だけ、私は正気に戻る。

彼の『愛してる』の毒が一瞬消える。

そして、彼の愛はニセモノであると。

この時の私が願うことは

ーあの人に逢いたい

彼らはどうするのか。

巡り会うか否か。


といった感じですね。

中二くさい気がしますねw

それでもよろしくお願いします(`・ω´・)

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