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作者: 黒耀

【春】


春の風


眠れる木々に


命を吹き込む


春の風


凍えたものを


優しく包む


温かな春


命が芽吹く


生命の季節




僕はただ


その心地よい


日だまりで


命の鼓動に


包まれる


【桜並木】


僕はいつも待っている



この桜並木が



沢山の花びらで埋まるのを



僕はいつも待っている



君がまた



ここに戻ってくるときを



桜舞散る並木道



君は僕にこういった



「思えばきっと叶う」って



僕はそれを今でも信じ



この桜の下で



いつも君を待っている




「また会おうね」君はあの時そういって



この桜の下で



手を振った



僕はそれを今でも信じ



この桜の下で



いつも君を待っている



さくら



さくら



咲いておくれ



ぽっかり開いた



心の穴を



その沢山の花びらで



埋めておくれ



さくら



さくら



咲いておくれ



僕の頬に



つたわる一筋の涙を



その沢山の花びらで



隠しておくれ




君と歩いた



桜並木



君がいない



そのことは



とても悲しいことだけど



僕はいつも待っている



この桜並木が



沢山の花びらで埋まるのを



僕はいつも待っている



君がまた



ここに戻ってくるときを



【入学式】



胸に希望を



胸に不安を



学校で



一番若い君達の



新たな学び屋



新たな仲間



輝きに満ちた



君らの表情は



今の僕には




少しまぶしい……

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