表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

君が居る、だから星月夜は剣となる 〜忘れられたSランク祓魔士と忘れられない幼馴染み〜

 半世紀前、魔女との戦いに勝利した人類は、魔術の恩恵と脅威が共存する日々を送っている。魔女の残した魔導絵画には強力な魔術が封印されており、それを管理・運用する祓魔士が活躍する世界。
 九石楓太は強力な魔術【リンゴとオレンジの静物】を持つSランク祓魔士。だがその副作用で仲間から忘れ去られてしまう孤独な運命を背負っている。
 幼馴染みで魔女の末裔である雨連萌々花だけが彼を忘れない存在だったが、過去に不死の魔術を背負わせてしまった罪悪感から距離を置いていた。
 ある日、楓太はたまたま立ち寄った魔導美術館で萌々花と再会する。2人は【踊り手の褒美】の個有結界内で衰弱した空飛ぶ人魚メリューヌを発見し、保護する。
 楓太たちはメリューヌの記憶を取り戻すため街へ繰り出す。そこへ協会本部の清坂が現れ、数日前まで在籍していたAランク結界班〝月の牙〟が行方不明になっていて、楓太が復讐心から彼らを罠にはめたのではないかと疑いを向けられる。
 萌々花たちと協力し、真相を探っていく中で、元チームメイト・太良木が楓太に濡れ衣を着せようとしていることが判明。
 太良木は人類への復讐のため【ドラゴンの死】から、神殺しの邪龍を解き放ち、街を破壊していく。
 絶体絶命に陥った楓太は新たな力「未視感」に目覚め、邪龍に立ち向かう。あと一歩まで追い詰めるが、遂に力尽きる。
 そこに現れたのは楓太の実姉で『八つの女王』の一人【灰かぶり姫】こと九石月下と、同じく【眠れる森の美女】こと一里塚夢苗。
 2人は一瞬で邪龍を抹殺し、太良木を拘束する。そして、【ドラゴンの死】が隣国・北新羅から持ち込まれたと断定し、宣戦布告をすると言い放つ。
 戦争を回避したい一心で、萌々花は自身の不死性を活かし禁忌魔術を発動する。因果律に干渉し、邪龍が現れた事実をなかったことにする。その影響で、街の破壊や人々の死もなかったことに。
 萌々花の自己犠牲に心動かされた月下は、宣戦布告への動きを撤回する。
 事件後、楓太は萌々花、メリューヌ、そして捕縛班の隊長・二条院とともに新たなチームを結成。
〝月の牙〟救出の為、再び【ドラゴンの死】へと挑むことを決意する。
 未視感の片鱗を掴んだ楓太、不死を活かし禁忌魔術を扱う萌々花、捕縛班隊長の二条院、そして記憶を取り戻した人魚のメリューヌ……ここから新たな冒険が始まっていく。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ