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キサラの戦い3

1月11日。浅美と莉奈はイサリ公国でアデルたちと対戦した。キサラは紺のブレザーに白のミニスカート。浅美は赤。莉奈はブルーの下着とオーバーニーソックスを身にまとった。マルスは白のセーラーに白のズボン。対戦場所は廃校の体育館。4人はしばらく雑談に花を咲かせた。彼らは浅美たちのプライベートビデオを受け取り大喜び。「次回作も楽しみだね浅美」「いやアデル、勝手にシリーズ化しないでよ」「莉奈は次回作も撮るんだよね?」「もちろん撮るわ」「期待してるよ」母親はため息をついたが、娘は乗り気。このあたりは世代の違い。まずは柔軟体操。アデルは浅美。テオは莉奈と組んで柔軟体操を始めた。リタイヤ前と同じ光景だが、私たちはあえて彼らと適度な距離感を保つ。近すぎるとお互いやりにくくなるからだ。確かにマルスの成長は早いし怖い。でも震えが止まらないくらいで丁度いい。だって対戦なんだもの。雑談タイムでキサラは何を話したか覚えていないが、いつものこと。対戦前は緊張して頭に残らないもの。浅美たちはハーフキックから始めた。いきなりかわされ、ふわりと着地。美人母娘は対面でハイキックを繰り出した。足が高く上がるが、彼らの動きもいい。キサラは早くもクロスファイヤーを繰り出した。案の定クリーンヒット。これで浅美たちはリズムに乗れた。対面でもハイキックとローキックのコンビネーションが冴えた。マルスは受け身に徹してくれた。即興がない以上、美人母娘は前半の立ち上がりを重視した。後半はきっともつれる。ならば前半にリードを広げたい。キサラはハーフキックから流れをつかんだ。クロスファイヤーがハマり、彼らはまだ本来の姿ではない。浅美たちは対面でも躍動し、早くも新技を繰り出した。まずはレッグラリアート。同士討ちを避けるため2人とも鋭く左足を振り抜いた。するとかわされ、もつれて倒れた。でも想定内。美人母娘は背後にアデルたちを感じ、あわてて四つんばいで逃げ回った。かろうじて足場へ戻るとキサラは安堵した。あっ危なかったあ。新技が定着するには時間がかかるが、攻めの引き出しを増やさないと対面で勝つチャンスはない。浅美たちは前半は危なげない内容。マルスは受け身に回り、慎重に戦った。美人母娘は後半に入っても変わらない。すると彼らが攻勢に転じた。キサラは不意を突かれて動揺し、アデルたちのキス攻めに遭った。マルスは代わる代わる浅美たちを奥へ奥へと押しやり、軽いキスを浴びせかけた。美人母娘はフルキックに逃げたが、威力を欠いた。さほどピンチが減らず、むしろ長く感じられた。何しろまだ後半3分。あっあと17分もあるの!?キサラには絶望的に長く感じられた。付け焼き刃に過ぎないフルキックはさほど脅威になり得ない。浅美たちはキス攻めで分断され、口内を蹂躙された。美人母娘は反撃に転じ玉袋を攻めようとしたが、軽いキスだと時間が短い。ひらりとかわされてしまう。キサラは玉袋攻めが厳しいと痛感させられた。となればイチモツに狙いを絞るしかないが、キス攻めは短い。わずか20秒程度だが、浅美たちはイチモツ攻めが続かない。時間が足りない。でもアデルたちはジワジワリードを広げていく。もちろんすぐにいかされはせず真綿で首を締められていくのに似ていた。美人母娘はフルキックかハーフキックかを決めかね、迷走した。キサラは足場へ戻るたびに話し合いを重ねた。「ハーフキックだとこのまま彼らに食われちゃうわ」「でもお母さん、フルキックは付け焼き刃に過ぎないわ」「でも時間稼ぎになるでしょ?」「そうでもないわ」まだ残り時間が12分もある。「じゅ、12分!?」「だから対面で打開するしかないわ」「そうね」浅美たちはハーフキックに特化して対面に重きを置いた。するとやっぱりピンチの連続。美人母娘は口内を蹂躙され、あそこや後ろの穴までもが指を入れられて嬉しい悲鳴を上げる始末。「んはあっ❤」「あくっ❤」キサラは仲よく甘い吐息を漏らしたが、これがヒントになった。「お母さん、テオたちの後ろの穴を攻めよっ」「な、なんですって!?」母親はあ然とした。ついさっきまで私たちはアデルたちに後ろの穴を責め立てられてよがり狂ってたばかりじゃないの。「だからね、お母さん、私たちもやり返すのよ」「いや待ってよ莉奈、アレがないとだめでしょ?」「アレ?」「ろ、ローションよ」「私たちのよだれがあるわ」「まっまあね」もちろんそれはあそこのよだれを意味していた。母親は観念した。このままマルスに替えの下着を要求していては勝てない。私たちは下着を抜き取られたら力まで根こそぎ抜き取られてしまうのだ。浅美たちは捨て身の反撃に出た。あそこのよだれを指に浸し、アデルたちの後ろの穴に侵入し出し入れを始めた。もちろん美人母娘も全く同じことをされていた。4人はキスしたまま後ろの穴を指でジュクジュク出し入れされ同時に達した。

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