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11猫は人を見ている

●11猫は人を見ている


六代目の猫うる。略されてウー


 この話は母から後から聞いたものだ。

 当時、祖母が亡くなり休日ごとに母が私の家に来ていた。(元々は母の実家)

 祖母は人に好かれるいい人であったので亡くなったと聞いて知り合いの人が度々来ていた。

 その日も年配の夫婦の方が来られたらしい。(私はその日は仕事でいなかった)

 遠い親戚の方で母もなんとなくいるぐらいでしか知らなかったらしいのだが、祖母とは付き合いがあったようだ。

 しばらく母が色々と話しているとウーが外から帰ってきた。

 母は猫に対して世話はするが殆どかまうことはない人である。それが猫にとっては一番相性がいいようで歴代家猫には一番懐かれていた。

 ウーは一緒に住んでいないのでよそよそしかったが嫌ってはいない。お互い相手から関わってこなければ相手にしない状態だった。

 だからウーの行動に驚いたらしい。

 ウーは開いた窓から入ってくるとすぐに知らない人達がいることに気づいたようだ。

 母が私が飼っている猫だと説明している間、ずっと夫婦を見ていたらしい。

 そして何かに納得したのか動き始めるとそのままソファに座っている旦那さんの足に擦り寄った。

 母も夫婦の二人もビックリ。

 旦那さんはウーを呼んだわけでもないのにウーから寄って行ったらしいのだ。

 おっかなびっくりでこわごわとウーに触れる旦那さん。

 グルグル鳴きながらされるがままのウー。膝の上にまで乗り撫でられ続けたらしい。

 嬉しそうに撫でる旦那さん。

 その間に母が奥さんにから聞いた話なのだが、奥さんは猫アレルギーで触れることもできないらしい。旦那さんは猫好きなのだが猫を飼うのはあきらめたそうだ。

 しばらくウーに構った後、夫婦は帰られた。ウーは玄関まで見送ったらしい。

 これを聞いて母と一緒に推測したのだが、ウーは夫婦二人の態度を見て旦那さんだけにに甘えに行ったのでないか、奥さんも猫を嫌ってはいないらしいが触れないことが表情に出たのでないか。

 それを察して旦那さんに甘えにいったのだないかと考えたのだが、まず初対面の人に甘えるのも驚いたし、苦手な人をどうやってわかったのかも驚いた。

 わかったことはうちの飼い猫は頭がいい猫だいうことだった。

 ちなみに父は完全にウーに無視されていた。猫のヒエラルキー中では父はいつも通り猫より下であったらしい。

ウー ニャーン(*´ω`*)

旦那さん ハゥー(*´∀`)

奥さん ハゥー(*´∀`)

父 ウー♪( ´∀`)

ウー うわっ無視無視(´・ω・`)

父 ・・・(´;ω;`)

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