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枳の翌日

 ぱちっと目を開けると、目の前には白いシャツ。

 一瞬パニックになりかけたけれど、深呼吸でやりすごした。

 寝起きでも頭は働くほうなのが幸いした、まだ寝てるルト様を起こすわけにはいかない。

 ……って、よくよく見るとわたしの身体は、がっちり抱きしめられている。

 昨夜はもうちょっとふわっとしてたけど、寝ている間にこうなったんだろうか。

 頑張れば抜けだせると思うんだけど……まあ、しばらくこのままでもいいかな。

 だって、その、……恋人同士なわけだし。

 こんな甘酸っぱい状態は最初のころしか味わえないから、しっかり体験しておきたい。

 半分寝ぼけながら、ルト様の顔を見て、幸せだなぁととぼけたことを考えて。

 またちょっと眠って、ということを何度か繰り返したころ。

 遠くからノックの音がして、ドアが開いたらしい。

 フリーデさんかなと思っていたら、ジャンさんだった。

「おはようござ、……」

 言葉が止まった。

 毛布にくるまって見えなくても、顔の距離が近いから、どうなっているかはバレバレだろう。

 ジャンさんはわたしと目線が合うようベッドをぐるりと回って、にっこり微笑んだ。

「失礼しました、おはようございます、セッカ様」

「おはようございます、あの……できれば、もうちょっと寝坊したいんですけど」

 朝ご飯の支度とか、色々不都合は出るだろうけど、この時間を堪能していたい。

 お願いすると、ジャンさんはもう少しなら、と快く請け負ってくれた。

「起きたくなっても旦那様が寝ていて困ったら、呼んでくださいね」

 手のとどくところにベルを置いて、すぐに去って行く。

 相変わらず仕事モードの時は、とても丁寧な口調だなぁ。

 あの切り替えは見習いたいかもしれない、と思いつつ、お言葉に甘えてもう少しだけぐずぐずさせてもらう。

 でも、いくら寝起きの悪いルト様でも、体内時計が働いたのだろう、十時前には目を覚ました。

「おはようございます」

「おはよう……ございま……っ!?」

 ぼやけた声を出していたルト様は、突然はっとした表情で腕を離した。

「……っ、すみません」

 それから謝罪の言葉を告げられて、なんのことかと首をかしげ、近すぎた距離のことかと気づく。

「起きた時はちょっとびっくりしましたけど、大丈夫ですよ」

「……驚かせはしたんですね、重ね重ね申し訳ない」

 含んだ意味をしっかり察知されてしまう。

 このあたりは、やっぱりわたしでは太刀打ちできそうにない。

「流石にお腹がすいちゃいました、一度起きませんか?」

 わたしが提案すると、そうですね、とうなずかれる。

 もそもそ起きあがって、ひっかけたままのガウンをとると、そういえば、とルト様が目を細めた。

 なんだろうとふりむくと、視線はゆっくり上から下へ移動する。

「可愛らしい夜着ですね、今後は是非その系統でお願いします」

 ……そうだった、気合い入れるためにいつもより派手というかにしたんだった。

 すっかり忘れていて、恥ずかしくて思わずガウンの前をしっかり合わせてしまう。

 ルト様はくすくす笑っていて、余裕綽々だ。

 ……それも、恋人効果なのだとしたら、悔しいけど、嬉しい。

 でもこれって、わたしの心臓はもつんだろうか……心配しつつ部屋にもどると、すぐフリーデさんがやってきた。

 彼女は見るからに全開の笑顔で、ああバレてるんだなぁとなんともいえない気持ちになる。

 服を着替えて、ルト様の目の色に似た石を身につけて、下へ降りればみんないい笑顔で、逃げだしたくなる。

 とどめに遅くなった朝食だというのにやたら豪華な上にデザートまでついてきて、これはもとの世界で言うところのお赤飯みたいな感じだな……と遠い目になった。

「恥ずかしくて無理です……」

 おいしかったけど精神的に疲労困憊したわたしが嘆くと、ルト様はすみません、と謝る。

 でも謝りつつも笑顔のままで、まったく説得力はない。

 もう部屋かピアノ室にひきこもりたい……

 直接からかってくることはないだろうけど、温かい視線が居心地悪くて、どうしていいのやらだ。

 トドメのようにメサルズさんから「どうぞ」と鍵束を渡された。

 同じ鍵が二つついているそれは、わたしの部屋とルト様の部屋をつなぐ小部屋の鍵。

 ひとつずつ夫婦で持っておくわけで、マスターキー以外のスペアはないらしい。

 精神力を削られたわたしは、ふらふらしながらルト様の部屋へ逃げこんだ。

 本当は自分の部屋がよかったのだけど、棚の撤去にあたり、わたしの部屋を通って棚をどかさないとなので、邪魔になってしまうからだ。


「うぅー……」

 ルト様のベッドに転がって唸っていると、結構経ってからルト様が入ってきた。

 なにか話があるとかで、食事のあと先に上がらせてもらったのだ。

 苦笑いしながら端にすわったらしく、ベッドが歪む。

「私も皆も、はしゃいでしまって……数日経てば落ちつくと思いますから」

 顔を横にむけると、困り顔のルト様がいた。

 ……ルト様もはしゃいでいるなら、まあ、いいかなぁ……

 じっと見ていると、なでてもいいですか、と問いかけられた。

 大丈夫ですと答えると、最初は慎重に頭に手が乗せられる。

「……まあ……はしゃいでばかりもいられないので、少し冷静になれる話をしましょうか」

 本当は後回しにしたいんですが、と苦い調子に、わたしはうつぶせから起きあがる。

「なにかあったんですか?」

「いえ、正確に言うと、なにかないようにする、という話です」

 ないようにする、ってややこしい。

 どういうことかわからないけど、とりあえずベッドの端に移動して、拳みっつくらい空けてルト様の隣に落ちついた。

「私とあなたの今後について、と言うほうがわかりやすいですかね」

 今後。というと、結婚だのなんだのって意味だろうか。

「メサルズたちとは意見が対立しているのですが……私は、当分あなたと結婚しないほうがいいと思っています」

「……その言葉だけ聞くと、すごく微妙なんですけど」

 とはいえ、ルト様が考えなしにそんなことを言うはずはない。

 けど、その言葉だけだと、ルト様がものすごく最低な感じになってしまう。

 自分でも気づいたのだろう、そうですね、と苦笑した。

「まるで結婚したくないようですね。そういうわけではないですから」

 子供が欲しくないからって、結婚したくないわけではないらしいのは、昨夜の結婚証明証の発言からも明らかだ。

 だから、ちゃんと理由があって、結婚を遅らせたいんだろう。

「一番の理由は……国王です」

 王様?

 意外な人物に、ちょっと驚いてしまう。

 なんでも王様は、ルト様は幸せになるべきだと、口癖のように言ってくるらしい。

 この場合の幸せというのは、結婚をすること。

 本当に好きな相手と結婚できれば、身体も治るだろうし、子供に恵まれればきっと幸せだからという理屈らしい。

「本人がそうなので、私もそうなるべきと信じて疑わないんですよね」

 ぼやく口調は少し皮肉げだ。

 政略結婚だけど、相思相愛になって、子供もいる国王陛下。

 たしかに幸せなんだろうけど……それをルト様にも当てはめるのは、ちょっと違うんじゃないだろうか。

 でも、大多数の考えなんだろうから、王様に文句というのも筋違いかな。

 とにかくそういう王様なので、わたしと両思いになったと知ったら、すぐさま結婚しろと騒ぎ出す。

 なにせ王家の血も入っているから、王が結婚式の準備をしても、そんなに問題はない。

 わたしたちが遠慮しても、式場やらなにやらを、全部整える可能性が高いらしい。

「……正直、迷惑ですね」

「まったくです」

 王様プロデュースの結婚式なんて、絶対盛大になるに決まっている。

 そりゃあ、公爵の結婚だから、地味に身内だけなんて無理だろうけど。

 領地でやるのと王都でやるのとでは、規模が段違いなのはわたしだって予想がつく。

「……厄介なのは、むしろここからでして」

 さらに王様は、公爵領を世襲にしてはどうかと考えているらしい。

 昔は実力が求められたから養子にしていたが、今は平和な世の中。

 血筋的にも問題ないから、このあたりで普通の領地と同じように、子供に継がせればいいのでは、と。

 それは、王様的には罪滅ぼしとか、不安定な立ち位置を確定させようとか、善意のものなんだろう。

 でも、ルト様は子供をつくるつもりなんてない。

「──それに、遠い未来のことは誰にもわかりません」

 もしこの先、また情勢が悪化したら。

 そしてその時、世襲にしていたばかりに、最善の対応ができなかったら。

 一度世襲にしてしまえば、養子をとることは難しくなってしまうのはわかりきっている。

 国王の意見には反対派も多く、今のところは養子で行く方向らしいけど、公爵が結婚すれば、また揉める可能性が高い。

 だから、ルト様としてはしばらく様子見をしたいのだそうだ。

「べつにわたしは構いませんよ」

 ご大層な結婚式は肩が凝りそうだし、そういうのができるほど場慣れもマナーもない。

 けろりと本音を告げたのだけれど、アディさんたちは猛反発しているらしい。

 それではわたしがかわいそうだ、と怒られたようで。

 まあ、たしかに、恋人同士になったからって、書類上は保護者と被保護者のままだから、関係に変化はない。

 でも、外でべたべたするつもりはないから、困らないと思うんだけどな。

「公爵夫人となれば、少なからずあなたにも仕事を任せることになります」

 それもなんとなく想像はつく、もとの世界の王様やらも、案外忙しいというし。

 ルト様としては、そういうややこしいことにわたしを巻きこみたくないんだろう。

 今まで一人でやってこれたのだからってことかな。

「茶会などにも招待されるでしょうが、ほとんどの連中は興味本位でしょうし」

 独身主義を貫いてきた公爵が惚れこんだ、異世界からの神子でピアノ弾き、しかも十も年下。

 ……うん、ゴシップ好きにはたまらないネタだ。

 そういう面々からのお誘いは断ればいいだけだけれど、パーティーやらで声をかけられることもある。

 諸々を考えると、今すぐ結婚はすべきではない、というのがルト様の考えらしい。

 せめて婚約をと言われたそうだけど、それが国王に知られれば即結婚式の話になるだろうから、それもなるべくしたくない。

「結婚しないでいてまずいことって、あるんですか?」

 一番まずいであろう同衾をすでにしているわけだけど、他にマイナス点があるんだろうか。

 質問に、ルト様は特にないです、と答えた。

 ……信じていいかわからないのであとで他のひとにも聞いておこうとは思ったけど。

 まあでも、十年以上、一人で領主をしてきたのだから、結婚しなくちゃいけないってことはないんだろう。

 わたしの存在が足かせにならないのなら、結婚はいつでもいい。

「でも……いつかはしたい、と、思ってもいいですか?」

 社交には自信がないし、政治的なあれこれに参加するのもかなり厳しいし、その結果ピアノを弾く時間が削られるのは嫌なんだけど。

 でも、他の誰かにルト様の隣を奪われたくないのなら、ある程度は頑張らなければいけない。

 今すぐは困るけど、ゆくゆくは、とは、わたしだって思うのだ。

「……ええ、勿論」

 嬉しそうに微笑まれたので、よかった、と安心する。

 この世界の結婚はどうなっているのかついでに聞いてみると、公的には証明証を提出するらしい。

 あとは披露宴みたいなのをしたり、信心深い場合は神殿でやったり。

 特にこれをする、という決まりはなく、花嫁衣装は白と決まっているわけでもない。

「それなら、いつでもいいですね」

 ウェディングドレスがあるのなら、あんまり年をとってからは嫌かも、と思ったけど、普通のドレスなら年齢に合わせてあつらえられるから気にしなくてよさそうだ。

 もっとも、もとの世界でも年配者がドレスを着たりして記念撮影しているから、どちらかというとわたしの気の持ちようだけど。

「あまりお待たせして愛想を尽かされても困りますし、あなたを妻として見せびらかしたい気持ちは強いのですけれどね」

 すいっと片手を伸ばされて、無言でねだられたので、おずおず手をさしだすと、やんわりにぎられた。

「まあ、あなたが特別だという扱いを自重する気はありませんけれど」

「それってまずいんじゃないんですか……」

 しれっとしてるけど、人前で特別扱いは、よくないんじゃ。

 大丈夫なんですかと不安になったけど、そのへんはちゃんと考えているらしく、前の噂に引き続けて、公爵は相変わらずぞっこんで、神子、つまりわたしも絆されてきている路線にするらしい。

 だけど神子の負い目やら身分の差やらから、微妙な距離感のままで、あまり刺激しすぎないようにそっと見守ろう……毎度どこのメロドラマだってシナリオだ、一体誰が考えているんだろう。

「ということなので、国王たちからなにか言われたら、うまくかわしてください」

 結構な無茶ぶりをかまされたけど、わたしが迂闊な言動をすれば、即結婚に持って行かれるのなら、やるしかないだろう。

 幸いというかなんというか、外でべたべたするのは苦手な人種だから、噂の信憑性は高められそうだけど。

 わたしたちの関係の変化を知っているのは、敷地内に住んでいる者たちに限定して、あまり口外しないようにしているらしい。

 どうしたって噂は広まるものだから、人前では派手にいちゃつかないでほしいようだけど、……いや、そもそも人前ではしないものじゃ……

 あれでも挨拶代わりのキスとか、するのかなこの世界、そのあたりの常識はよく知らない。

 恥ずかしいけどルト様になら、聞いても大丈夫だろうから、今夜あたり確認しよう。

 たとえそれでキスが普通ですと言われても、断固拒否するけど。

「じゃあ、当分は今までどおりって感じですか?」

 授業を受けて、マナーを勉強して、午後はピアノを弾かせてもらって。

 変化といえば夕食後、二人ですごして、……一緒に寝る、くらいかな。

「そうですね、とりあえず……春ごろまでは」

 どうして春なのかと思ったら、その時期が社交シーズンなのだそう。

 普段領地にいる領主たちも、最低でも一度は国王のもとへ行き、領内の報告やらをするらしい。

 ……参勤交代みたいなもの、かな?

「それでも、あなたにとっては一年しか経っていないわけですから、十分せわしないと思いますが」

 そういえば、わたしが召喚されてから、まだ一年も経ってないんだった。

 色々あったから、もっと日数が経過してる気分になってたけど。

 それもあって、ルト様は急がせたくないんだろう。

「じゃあ、春までに、頑張りますね」

 おそらくその際、国王に謁見することになるだろうと言われれば、気合いも入るというものだ。

 それまでに淑女になれる気はしないけど……やれるだけはやっておかないと。

「物珍しさで寄ってくる連中は追い払いますが、同世代の友人ができればいいとは思いますので、少しだけ頑張ってみてください」

 王都ではそんなに色々しなくてもいいけれど、領内のひととは交流したほうがいいわけで。

 慣れてきたらフラウさんと一緒に、厳選してお茶会なども用意しますと告げられて、その気遣いが嬉しくなる。

 でもお茶会ってみんな貴族だろうから、友だちになれるかどうかは難しいかもしれないけど。

 なにせわたしは一般市民だからなぁ……

 領内の貴族は王都のより砕けているらしいけど、一般人なわけではないし。

 フラウさんだって親しみやすくはあるものの、やっぱり貴族なんだなぁと思う部分は多々ある。

 とはいえ、ルト様だけがいればいい、なんてことはないし。

 相談とかも、女性相手のがいいことはたくさんある。教えてもらうことだってそうだ。

「目標があったほうがやる気が出ますね」

 フラウさんにも話して、授業内容を考えてもらわなきゃ。

 ……ダンス、とかも、必要なのかなぁ……踊るより演奏していたくなりそうだ。

「無理はしないでくださいね」

 心配そうなルト様に、大丈夫ですよと答える。

「ピアノを演奏しなくなったら、その時心配してください」

「……それはたしかに、よほどの状況でしょうね」

 自分で言ったことだけど、しみじみ納得されると複雑だ。

 ううんと唸ると、くすりと笑って、くんっと手がひっぱられた。

 ルト様は手をにぎったまま、身体を倒してベッドに寝転がってしまう。

 かなり行儀が悪いけど、わかっててやってるのだろう、少しいたずらっぽく笑っている。

「小難しい話はここまでにして、あなたの我が儘にお答えしましょうか」

 ……って、昨夜ねだった、ごろごろしてたいです、ってことか。

 服を着替えた状態なので、ドレスがちょっと気になるけど、同じように隣に転がってしまう。

 あとで怒られたらルト様と一緒に謝ろう。

 みんなは棚の撤去に精を出しているし、こっちにはこないように命じてあるらしいから、こうしていても問題ないようだ。

 窓からさしこむ暖かい光のおかげで、寒さはあまり感じないし、どころか少し眠いくらい。

「午後は練習してから、なにか弾きますね」

「ええ、お願いします」

 いつもの以外ではどんな感じが好きですか、とか、もとの世界でのちょっとした話とか。

 前までと変わらない雑談だけど、ずっと気兼ねなく話せるようになってる気がした。

 以前は、これを言って気にされたらとか悩んだけど、今は、気になったら教えてくれるだろうし、それも共有したいと思う。

 ルト様も少しだけど、わたしの話から思い出した子供のころの話をしてくれた。

 ちょっとずつでも、そうやって、お互いのことを知っていけたらいい。

 そうしたら、もうちょっと、物理的な距離も縮まっていける気がするし。

 今はまだ空いている隙間だけど、寂しいと思う気持ちもたしかにあるから。

 だから早く恐くなくなって、好きな時に抱きつけるようになれますようにと、ジャンさんとのやらかし話を聞きながら、願った。

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