仁義なきお茶会。
ここ数日忙しくて上げられず申し訳ないです!!
おまけに今回いつも短いのにそれより短いです。
さあ、今日は待ちに待ったお茶パーティー(笑)!!
ゲームの世界だとこのお茶会で知り合うはずの王子と昨日知り合ってしまうというハプニングはあったもののまあ、今の私にとってはここがリアルなわけだし是非もないよね!!
先生の開会宣言と共に優雅なBGMが流れ、男女混合でお茶を楽しんでいる。
見るとノアは眼鏡onの猫被りモードでキールさんと王子といる。
ノアとキールさんは余計だが王子とはお近づきになりたいのでこっそりと近寄る。
もう少しというところで肩をたたかれ振り向くとそこにいたのは艶やかでありながら華やかで明るい笑顔、ボッキュボンなナイスバデーの身体。
間違いなくリリアン・グランジェその人だった。
言い忘れていたが実はこのゲームにはメインにだけライバルキャラが居る。
リリアン・グランジェ、彼女はジョシュア王子の婚約者であり、家柄も侯爵と高く、才色兼備で外面が良い金髪碧眼美女。最初から勝ち目のないような女性だが己より下と思った人を蔑みその上嫉妬深くヒロインに(つまりロゼリに)陰湿な嫌がらせをしてくる嫌な性格の女なのだ。
性格が歪んでいなければ誰がこんな完璧美女に勝てるだろうか。いや、勝てない。
しかし、私が転生者な今珍しくピンク色の脳みそが働きあることに気が付いた。
__リリアン、転生者じゃね?と。
確かめるすべは沢山ある。
ほんの少し前世のお話をすればいいのだ。
そうと決めたので肩をたたかれたこともあり、自ら挨拶をする。
「ごきげんよう。」
「ええ、御機嫌よう。いきなり呼び止めて申し訳ありません…。」
「いえいえ、誰とも話せていなかったので嬉しいです。あ、申し遅れました私、ロゼリ・エマーズといいます。」
「フフフ、それはわたくしのセリフではなくて?申し遅れました。わたくしはリリアン・グランジェですわ。」
「初対面ですが差し支えなければ二人きりでお話しませんか?」
リリアンは得も言われないような美しい笑顔で「ええ、よろこんで。ここはそういうパーティーでしょう?」と言い二人は誰も寄せ付けないように護衛までつけて人払いをした。
「ねえ、リリアン様。早速ではありますがなぞなぞを一つ出題してもよろしいでしょうか?」
私は不敵に笑った。