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書き散らしたネタと詩の倉庫  作者: 夜月
ネタ文と詩
5/11

ふたりの夏祭り  :詩

 




 ねえ 僕の声は届いているのかな



 ねえ 君の唄は今でも輝いているのかな






 お囃子の音 金魚の尾 揺れる陽炎


 雑踏の声 炎の花 廻す結い紐




 真っ赤な色した リンゴ飴


 溶けて消えてく 綿あめ




 全部 全部 明るい夜の事





 触れ合った手と 絡んだ指先 戻らない温もり


 はらり 零れた 小さな滴


 映り込んでる ころり 雨の日




 壊れた思いが 何処か 君を浚って行く


 沈み込めば 掻き消える光


 祈り続けて どうしようもない 仰いだ青空




 失うまえに 無くなってしまうまえに


 まだ 抱いた記憶 溶け消えていなかった


 夏祭り 紺の空 雨ふり後に 虹が架かる景色見えるの





 嘘つきは 僕の方 悪者は 僕だった


 逃げていた 逃げていたのは 僕なんだ




 くもりぞら らしくない いたいこころは はねのおれたてんしのよう






 ぼくたち おおきくなったら みんなをまもる ヒーローになるんだよ


 地球の平和を 守るため 怖いものなんてないさ 探検しようぜ




 ほんとうは こわかったんだ


 でも 君のそばに居たくて





 薄闇散らす 提灯の灯り 道を 赤く照らして


 一緒に手を繋いで 広げた手の平 ころんとまろぶ 二つの星屑


 ほら 口に放り込めば 君と過ごした 時間の味


 ずっと続くと 思っていたんだ そう ずっと






 咲き誇る 花々に 囲まれて 目を閉じた君は


 清く 美しく 静かに 眠っていた





 「おまじない」と 小指に絡めた 赤い糸


 結んだ長い 赤い組み紐 繋がる先が また


 きっと 君と僕とを 出会わせる時が来る





 触れ合った手と 絡んだ指先 戻らない温もり


 はらり 零れた 小さな滴


 映り込んでる ころり 雨の日




 壊れた思いが 何処か 君を浚って行く


 沈み込めば 掻き消える光


 祈り続けた どうしようもない 仰ぐ青空





 失うまえに 無くなってしまうまえに


 まだ 抱いた記憶 溶け消えていなかった


 夏祭り 紺の空 雨ふり後に 虹が架かる景色見えたの




 ねえ 愛を謡うよ 声の限り 僕は


 ねえ 聴こえているかな 君に



 



 ねえ 僕の声は届いているのかな


 ねえ 君の唄は今でも輝いているんだよ





 結んだ長い 赤い組み紐 繋がる先は きっと


 きっと 君と僕とを 出会わせる時が来る





  

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