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閑話 二人の男

暗闇に二人の男がいた。

一人は長身で一人は小さな男であった。

しばらく沈黙が続いていたが、長身が口火を切る。


「──やはりヤツからは竜の匂いがします。殺しておくべきでは」


小さい男がその身体を揺らしながら返答する。


「いやまだ時期尚早じゃ。もう少し様子をみたい」


それに長身は返答せず、ただ小さく頷くだけであった。

再び二人の間に沈黙が訪れる。

次にそれを破ったのは小さな男の方であった。


「気に食わないか?ライライン」


ライラインと呼ばれた男は軽く首を振り


「いえ、ご命令には従います」


とだけ答え闇から音もなく消えていった。

小さな男もしばらくその場にいたが、独り言を漏らしながら消えていった。


「失敗でなければ良いが…」



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