クリスマス記念台本
今回はかなりの短めで申し訳ありません!
今回が連続投稿企画のラストですので楽しんでくださいな!
レニ「はてさて・・・今日は異世界ではくりすますと言う行事の日らしいね蓮」
蓮「ああ・・・今日は大切な人と一緒に過ごすのが僕が居た世界の行事さ」
レニ「へ~。そう言えばさ~くりすますには、えっとさんたくろーすだっけ?赤い服を着て白髭を携えた老人が良い子にプレゼントを持って来るって言ってたけど、僕の家には何時来るの?」
蓮「あのねレニ・・・。確かに最初に説明した時はそう言ったけどね」
レニ「むっ?何だよ蓮。僕は何時になったら来るんだって言ってるんだよ?何時に来るんだい?」
蓮「・・・あのね、実はサンタクロースは人間の空想によって生み出された架空の人物なんだ」
レニ「・・・つまり、どう言う事だ?」
蓮「はぁ~・・・つまり、サンタは訪れないと言う事さ」
レニ「何だと!?さんたくろーすとやらは僕の家には来てくれないのか!?」
蓮「そりゃ空想上の人物だからな。いやな、確かに元になった人は居るらしいが、その人が別にプレゼントを渡し歩いていたというわけではないからな~」
レニ「そんなことはどうでも良いんだよ!」
蓮「うわ~。僕の話がどうでも良いってぶった切られた~」
レニ「じゃあ何か?僕は今日何プレゼント貰えるのか楽しみにしていたのにそれが全て意味が無かったとでも言うのか!?」
蓮「まあ正確には今日にプレゼントじゃなくて昨日の夜にプレゼントが貰えて今日になったらプレゼントがあって嬉しい!何だがな」
レニ「む~!折角プレゼントがもらえるって楽しみにしていたのに・・・」
蓮「・・・そんなにサンタに来て貰いたかったのか?」
レニ「うむ!だってただでプレゼントくれるんだろ?そりゃ来てくれたら嬉しいじゃないか!」
蓮「・・・なら僕が代わりをしてやろうか?」
レニ「むっ?」
蓮「だから・・・プレゼントは無理だけど、代わりに僕がレニの言う事を聞いてあげるよ」
レニ「良いの?」
蓮「元はといえば僕がサンタクロースについて教えなかったら、レニが落ち込むことは無かったんだからね・・・。その代わり位幾らでもするよ」
レニ「う、うむ・・・。そうか」
蓮「うん。だから僕が出来る範囲でなら何でもするよ」
レニ「ならば・・・」
蓮「何かな?」
レニ「今日は、二人で食事をしよう!」
蓮「・・・えっ?」
レニ「蓮は何時も僕の為に家の事はしてくれている」
蓮「・・・それがこの世界に来て僕を拾ってくれたレニに出来る唯一の恩返しだからね」
レニ「でもね、それでも一歩引いている感じがしたんだ・・・」
蓮「それは・・・」
レニ「それはそうだよね。だって、元居た世界に帰りたいんだもん。普通の反応だと思うよ」
蓮「・・・・・」
レニ「それでも、それでも僕に対してだけは遠慮をして欲しくない」
蓮「レニ・・・」
レニ「だからね、蓮。・・・僕には、甘えて欲しいんだよ」
蓮「・・・・分かったよ、分かった。僕の負けさ・・・」
レニ「っ!?じゃ、じゃあ・・!」
蓮「ああ・・・。ったく、僕がレニの為にサンタクロースみたいにしてあげたかったのにな・・・」
レニ「ううん・・・それは違うよ蓮」
蓮「うん?どう言う事だ?」
レニ「僕の欲しい物はもう貰ったよ」
蓮「うん?どう言う事だい?」
レニ「だって僕の欲しかった物はね」
蓮「うんうん」
レニ「蓮みたいに一緒に居てくれる人が、欲しかったんだよ♪」
蓮「っ!!///」
レニ「だから、蓮が居た世界に帰れるその日まで、僕と一緒に居てね?」
蓮「・・・当たり前さ。そんな事はな」
レニ「うん!ありがと・・・あっ、何か降って来たね・・・」
蓮「これは・・・雪、だな」
レニ「雪~?」
蓮「ああ・・・。俺の居た世界では気温が寒すぎたりすると降って来るんだけど、まさかこっちでも雪が見れるとは思わなかったな」
レニ「そうなの?・・・うわっ!蓮!これ冷たいよ!」
蓮「はっはっは!雪って言うのはそういうもんなんだよ。・・・それにしても、運が良かったな今日は」
レニ「う~ん?どう言う事なのさ?」
蓮「クリスマスの日に雪が降るとな、”ホワイトクリスマス”って言って滅多に過ごせないんだ」
レニ「それでそれで?」
蓮「ああ・・・。多いのは、その日に過ごした恋人達は幸せになれるって言うジンクスだな」
レニ「・・・そ、それって///」
蓮「ああ・・・。まるで僕達二人を祝福してくれているみたいじゃないか?」
レニ「・・・蓮///」
蓮「レニ・・・」
レニ「今夜は・・・楽しみだね♪////」
蓮「ふっ・・・そうだな」
蓮・レニ「「メリー・クリスマス♪」」
これからはまた徒然なるままに台本を書いたり俺彼書いたりします。
ので、次の作品をお楽しみに!