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君は僕のことをあなたと呼ぶ。

人は僕のことをお前と言い、僕はあなたのことを君と言うのだ。


だが僕は僕であってお前ではない。あなたあはあなたであって君ではない。


これは本当におかしい。


ロボットどうしが会話する時にはまず使われないであろう。




ドイツのカールは、フランスではシャルルと呼ばれ、アメリカではチャールズと呼ばれる。


カタリーナとキャサリンとカトリーヌとエカチェリーナは同じ名前だ。




日本人はJAPANESEと呼ばれ、猫は玉と呼ばれ、犬はなぜか人に近い名前をつけられる。


(例 桃、小太郎、john。猫はあまり人みたいな名前はつけられない。最近は変わった名前の人が多く


いるが、もしやその親は猫を飼っていたのではないだろうか。犬にしておけばよかったものを。とはいえ


どんな名前でも一生懸命考えてつけた名前ならそれでもいい。)


ちなみに犬の名前は皆ワンといい、猫の名前はにゃ~という。違うやつもいるがどうやらそれらが人気が


あるらしい。


自分の飼っているペットの名前が知りたかったら自分で訊いてみるといい。


あなたのお名前は何ですか?と。



絶対にポチとは言わない。断言していい。


ワンとワンのニュアンスの違いも分からないで犬との会話はあり得ない。



たまにはメルヘンチックな例を挙げよう。


まあ、ファンシーな話だが聞いてくれ。




向こうから誰か歩いてくる。


すれ違うかと思ったら話しかけてきた。だが、言ってることが理解不能。


まくしたてるみたいに早口だ。


白い肌に青い目をしている。こいつは何者だろう?


鼻が尖ってて気持ち悪いな。あ、こいつ壁画に書いてた天狗に似てる。


似てるといってもこいつが天狗じゃないことは明白だな。翼は生えてるけど、下駄は履いてないわ


団扇は持ってないわ、変な輪っかはついてるわ。


よし。こいつは天狗もどきと呼ぶことにしよう。


やーい、やーい天狗もどきー。団扇のないお前なんて怖くないぞ。あ、そうか。


コイツ馬鹿だから言葉もしゃべれないのか。


一方、青い目のそいつは何と思っていたかというと、こうだ。


なんだこの人間そっくりの顔をした変な犬は。


さっきからキャンキャンうるさく付きまとってくる。


ああ、こいつが神様の言っていた犬と人間の出来そこないの人面犬というやつか。


うっとうしいなあ。早くどっか行けばいいのに。




ファンキーの間違いだった。犬に関していえば。


分かりにくかったかもしれないが片方は天使、片方は人面犬だ。


当然、言葉が通じるわけもない。




おかしきかなこの互いの呼び方の違い。



アメリカンジョーク風にいえばこうだ。


オレ実は昨日ごみ出すの忘れててね。マミーに言われたよ。


「ごみ収集車行っちゃったじゃない。あなたがちゃんとしていなかったからいけないのよ。」


まったく、ヒステリーな女だ。うるさくてかなわない。


だから俺は言ってやったよ。


「私は私であってあなたじゃない。私を呼ぶときはあなたではなく私と呼べ。だから「あなたがちゃんと


していなかったからいけないのよ」と言うのはやめろ。そうだなあ。


いうならば「私がちゃんとしていなかったからいけないのよ」って言え」ってな。


HAHAHA!! It's a joke!




あなたと私は違わないが、元々国どうしや地域どうしで呼び方が異なるのは言葉が通じなかった為であ


る。


でも今は(私は十分に話せないが)お互いに会話が可能である。


だから不名誉な名前を付けられた者たちは怒るべきだ。


アメリカ人にあったらこう言うといい。


「私は日本人であってJAPANESEではない。」と。


そうやって行くうちにアメリカ人はJAPANESEのことをニッポンジンと呼ぶようになるだろう。


カタコトなので不自然にまごまごしている。


その姿はどこかかわいらしい。


一方、言われたほうも自分の名前をはっきり呼んでくれたような、クラス替え最初の教室のような気分にな


る。


そうやって少しづつ世界は一つになっていくのだ。







犬としゃべりたかったらワンと呼べ。


天使としゃべるのはやめとけ。(死なないと会えそうにないから)


あと、奥さんは大切にしてください。

ヒーローの美学もよろしくお願いします。

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