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10代で付き合った彼女と、俺は30年ぶりに再会しまた付き合う事にした!

作者: 七瀬








俺が初めて付き合ったのは、俺が15歳の時だった。

彼女が俺の視界に入ると? やたら俺は緊張してソワソワ

したかと思えば、逃げるように彼女の前から居なくなっていた。

彼女の前だと照れて何を話せばいいのか分からなかったのだ!

10代の頃の俺は、やたらとシャイで好きな女性の前だと尚更

緊張で小刻みに体が震えて何を話せばいいのか分からないでいた。 

プチパニックになる時もあったほど、今想えばシャイボーイだった

んだと思う。





・・・でも? そんな俺と彼女は付き合ってくれた。

俺は何時も彼女の前だと、人見知りを知られたくない為に強気な口調に

なっていた。

そんな俺を優しく彼女は支えてくれていたんだ。

甘酸っぱい俺の青春時代を過ごせたのは、“全て彼女のおかげだ!”

別れた理由は、お互い会う時間が減っていき“自然消滅してしまう。”

決して! 嫌いで別れた訳ではない!















・・・そしてあれから30年ぶりに彼女と俺は再会した。

俺も既に45歳になっていたが、未だ一度も結婚をした事がなかった。

付き合っていた彼女も何人か居たし、結婚を真剣に考えた女性も居たが

結婚まで至らなかった。

彼女は一度は結婚をしたものの、10年前に離婚したらしい。

彼女と前の旦那さんとの間に、子供ができなかった事が離婚をした一番

の原因だと彼女が俺に話してくれた。

子供が居ないと? 夫婦生活も冷めきってしまい前の旦那さんは彼女を

“家政婦”のように扱っていたらしい。

そんな生活に彼女が疲れ切ってしまう。

勇気を振り絞って旦那さんに離婚してほしいと言ったのだとか。

旦那さんも彼女の意見を尊重し、その後離婚した。






俺と彼女は、またあの時のように付き合い出したのだが......。

10代の頃とは全く違っていた。

俺も40を過ぎて、落ち着いた大人の男性になったのか、、、?

彼女の話を腰を据えて訊いてあげられるようになった。

彼女も俺に何気ない日常の話をしてくれるようになった。

不思議と落ち着いた大人の付き合い方になっているんだと思う。




『今日の晩ごはんは、何が食べたい?』

『あぁ、“和食がいいかな? 肉より魚の方がいいよ。”』

『分かったわ、今日は早く帰って来るんでしょ!』

『勿論! 君の手料理が食べたいからね、仕事が終わったら真っ直ぐ

家に帰って来るよ!』

『嬉しい! 美味しい晩ご飯を作って待ってるわ。』

『あぁ! じゃあー行ってくるね!』

『はい、いってらっしゃい!』





ゆっくりした時間が俺と彼女を包んでいた。

やっぱり家庭があるって素晴らしい!

家に帰れば、“愛する妻が家に居て、ご飯を作って待っててくれる。”

こんな生活に俺はずっと憧れていたのだと今更知る。

45歳にもなると? もうそろそろ老後の事も自然と考えるようになった。

彼女となら、老後をゆっくり二人で過ごしていけると思っている。







・・・これといって、変わり映えしない日常生活なのだけど?

彼女とならそんな些細な事も幸せだ。

10代の頃みたいに、ドキドキした恋愛ではないけど、今みたいに

落ち着いた恋愛も悪くない!




『ねえ? 今日ね、お花屋さんで綺麗なお花が置いてあったから買って

きて花瓶に飾ったのよ。』

『綺麗だね!』

『黄色の花びらがとってもキレイでしょ!』

『家に花がある生活なんて何十年ぶりだろう。』

『あら? その何十年前に部屋に花なんて飾ってあったの?』

『俺じゃないよ、母親がね! 花が好きだったんだ。』

『ステキなお母様ね!』

『そうだろう。』






この先もずっとこういう生活が彼女と続いていけばいいなと俺は思う。




最後までお読みいただきありがとうございます。

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