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搾り取るわ搾り取られるわ

「いや~。ハメ殺されるかと思ったわ!!」


お姉様っ!!

のっけから、なんてことを言うんですかっ!!

お兄ちゃんのエロボイスの威力が暴走していると判断したお姉様は、お兄ちゃんにこの声の恩寵を与えた神様と話し合いに行くと言って、私の体から出て行ったのち、戻ってきたときには妊婦さんのようなお腹になって帰ってきたのでした・・。


「いやぁ~・・・・。たけるの声が暴走気味だったのでたけるに恩寵を与えた神に文句を言ってやろうと思ったのじゃが・・・・相手は、妾何か比べ物にならんほどメチャクチャ偉い神様じゃったわ。

 妾、勢い勇んで天に昇って大声で「さかき たけるに力を与えたバカ神は誰じゃっ!」と怒鳴ったらの、雷鳴を轟かせて一柱の御神おんかみが現れた。

 それがもう名前を上げるのは恐ろしいほどの神。高天原の大事件にも関与した大神。神々なら誰もが知っておる歌や芸事の神じゃ。妾のような下位の豊穣神など、遠くからしかお目にかかったことがないお偉いさんというわけじゃな。だから、妾、その姿を見た瞬間に恐ろしゅうてチビって震えておったら、ふん捕まえられて社に閉じ込められて、レイプされまくったわ。」

ええええええ~~~~っ!!

そ、そそそ、そんなの大丈夫なんですか?

「大丈夫どころか、極楽じゃったわぁ~~~・・・・。」

そう言ってお姉様は自分の体を抱きかかえると体をくねらせながら、思い出を反芻する。

「凄かった~・・・・。もう、体がバラバラになるかと思うほど凌辱の限りを尽くされての。流石は大神。豊穣神の弱いところを知り尽くしておって、メチャクチャ言葉攻めでいじめてくれるのじゃ。

 しかも、妾。両性具有じゃから、もう、妾が搾り取るわ、逆に手で搾り取られるわで快楽の海の底に沈められて何度失神したか、わからんほどじゃ。

 それでも、あれほどの神に抱かれるのは久しぶりのことじゃて。妾、何回も泣きながら、”もっと虐めてくださいぃ~~~っ”とすがったものじゃ・・・・。」

うわ~・・・。ガチのドМは違うわぁ・・・・・・。

流石の私もドン引きです。妄想だけでなく実体験でも大喜びするお姉様に・・・。

そして、お姉様は、

「そのおかげで喜べ。この地域は今年は豊作じゃぞ?」

と、大きくなったお腹を自慢げにさすりながら言うのでした・・・・・。

ああ・・・・。これが豊穣神なのね。

きっと、今、お姉様のお腹の中には、豊穣をつかさどる生命エネルギーが詰まっているのね・・・。

「・・・・・すべて我が子じゃ・・・・。我が体を出て、地に降り、豊かな実りとなってこの大地を支えるのじゃ。」

お姉様の慈しむような目は、人間にだけ注がれるものじゃない。この地域の生きとし生けるもの全てに注がれている愛情。私は改めて神様としてのお姉様を見た。

「で、じゃ・・・。一応妾が泣いてすがったところ、一応、情を交わした相手の頼みだからということで、大神は特別にたけるの声について、調整しなおしてくれるとのことじゃ。

 ・・・・・・まぁ、どう考えても最初から調整ミスじゃがな。」

神様もミスするんだ・・・・。

「妾達は水と魚の神の奇跡で信者を集めて完全無欠を名乗った神とは違う。間違いは多い。」

・・・お、多いんですか・・・。

「そもそも人間をこれだけ重宝してしまった時点で、全ての宗教の神が最大のミスを犯しておると言っても過言ではないがな。」

う・・・。身もふたもない事を・・・。

「まぁ、ともかくじゃ・・・・

 これでたけるの声も威力は抑えられるじゃろう・・・。

 恩寵を与えた神が神だけに威力はあって今でもおなごの恥骨を直撃するエロボイスになることは避けられまいが、それでもさっきまでのように理性まで持っていかれる恐れはないじゃろう・・・・。」

威力を制限してもらっても恥骨直撃のエロボイスのママなのっ!?

「うむ。

 たけるはBL界の王になる運命はさけられない。あれは、そういう星のもとに生まれてきた男じゃ・・・・・・・。

 日ノ本の国の女は、全てあのエロボイスに恥骨をやられ続けるのじゃ・・・・恐ろしい話じゃのう。」

それは本当に・・・。

女の子にとっては、恐ろしくもありがたい話だわ・・・・・。

「では、元の時間軸に戻してやる。

 はじめ美月みづきも今度はうずくまらずに済む程度で済むじゃろうて・・・。」

そういうとお姉様は私を現実世界に戻すのでした。


私が現実世界に戻った時、はじめも美月ちゃんも恥骨の疼きが直ぐにある程度までに収まったようで、恥ずかしそうにしながら、立ち上がるのでした。

「ふ、二人とも大丈夫かい? どうしたの?」

お兄ちゃんは、心配して声をかけるんだけれども、それは追い打ちというもの。

威力は抑えられたとはいえ、それでも恥骨を直撃する声であることには変わりない。二人は、恥骨にダメージを受けながら、「だ、ダイジョブです・・。」と答える。

そして、二人とも私に抱き着くと、「早く、着替えよう!!」と、すがるのでした・・・・・。

うん、わかってる。これ以上話すのは危険ってことね。

私は、お兄ちゃんたちに「時間が少ないから、早く着替えましょうって・・・・。」と伝えると、3人は腑に落ちない様子だったけど、時間がない事を理解して、さっさと着替えに映ることにした。


私と美月ちゃんは、女性用更衣室に移動する・・・・・。

そこは、男心が復活しかけている私にとって天国と地獄だった・・・・。

右を見ても左を見ても、女体。しかも裸体。

美女からロリータまで、全てが裸体だった・・・・。

私の胸の奥が小さく鼓動を始めるのがわかる・・・・。見てはいけない。彼女たちの裸を私は見てはいけない。こんな邪な思いを抱いてしまう私が彼女たちの裸を見てはいけないんだ。

私はそう思いながら、開いているロッカーをすぐに選んで着替えを始める。すると、隣に並んで美月ちゃんが着替え始める。友達なんだから当然の行動だけど、今の私には、美月ちゃんの体は毒だ。出来るだけ見ないように着替えないと・・・。

そう考えて、出来るだけ早く着替えようとしたのだけれども、友達同士で無言のまま会話もせずに着替えるなんてありえない話で・・・・。

「うわっ!! すっごーい、あかりちゃん。オッパイきれーいっ!!」

そう言って、美月ちゃんは、私の乳房を見て、興奮気味に言ったっ!! 途端に周囲の女性の目が私を見ている気がする・・・・・。いや、見ているね。確実に。男と違って、女の子は他人が気になる生き物だし、仕方がないのだけれど、人目を気にしてそちらと目が合うたびに、私の目は相手の裸体まで見てしまう・・・・。大きなオッパイも小さなオッパイもそれはそれで美味しそうとか思っちゃう自分が怖いっ!!

ううううっ!! や、やだやだっ! こんな気持ち嫌だっ!!

私はもう女の子なのにっ!!

そう思っているのに、私は、私のオッパイを興奮気味に見つめている美月ちゃんのオッパイを見て釘づけにされてしまう。

美月ちゃんのDカップ (推定)のオッパイは、上を向いた釣り鐘形がねがた。男子一番人気の乳房の形と言ってもいいかもしれない。しかも、ぷっくりと膨らんだ柔らかそうな乳輪。いわゆるパフィーニップルの持ち主だった。

ああ・・・・エ、エッチな形してるっ! 私の興奮は、自分でも止められそうになかった・・・・。ついつい、視線はもっと下に向かって舐めるように降りていく・・・・・。

そして私は、彼女の一番、恥ずかしい部分まで下りて行こうとして、・・・・・そこで何とか思いとどまることが出来たっ!!

呼吸を乱しながらも、そこだけは見てはいけないと思いながら、自分の着替えに集中する。集中しようと努力した・・・。努力しようとしているのに、美月ちゃんは、私にググっと体を寄せてきた。

「は、はははは・・・・・はいいっ!?」

目の前に美少女の裸体が絡みついてくるように迫ってきて、狼狽える私は完全に挙動不審。

私はそこまで困り果てているというのに美月ちゃんたら、私の耳元で「ねぇ、ちょっとだけ触ってみてもいい?」と、囁くのでしたっ!!


ああああああああっ!!

そ、そうだったっ!! この子、百合娘だったああああああっ!!

邪な目で女の子の裸体を見ているのは、私だけじゃなかったっ!!

いたっ!! ここにも危険な子がいたっ!!


私は生唾飲んで想像してみる。私の乳房を鷲掴みにしながら、私の胸に顔をうずめる美月ちゃんの姿を・・・。

ああっ・・・・! か、かなり、興奮するかもっ・・・・ですっ!!

私は、目の前がチカチカと眩むほど、興奮していた。

こ、このままでは、私は百合になっちゃうかもっ!!

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