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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
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この連載作品は未完結のまま約2年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

ヴァルプルギスの心臓

 異世界の魔法大陸エイジアの東方海上に浮かぶ、弓状列島『ブロッケン』。

 ここには多数の邪悪な魔女たちが、強力なる結界で閉じ込められていた。

 しかし、年に一度の魔女の祝祭の宴『ヴァルプルギスの夜』だけは、結界の力が弱まり、魔女やその幼生である魔法少女たちが大挙して、エイジア大陸東部や半島の諸国に攻め込んで、国中の街や村を荒らし回り、大勢の人々を蹂躙していたのである。

 巨大なる魔法力を有する魔女に対して、まったく為す術も無く搾取されるばかりの人々であったが、今年の『ヴァルギスプルの夜』は、ひと味違っていた。

 何と現代日本の自衛隊員であった転生者たちが、大陸の軍事大国において、魔法と科学技術とを高度に融合した超兵器を装備した、人呼んで『異世界自衛隊』を結成したのである。

『なろう系』Web小説でお馴染みの『現代兵器無双』を再現せんと息巻いて、『ヴァルギスプルの夜』に臨んだ『異世界自衛隊』の兵士たちであったが、そこに現れた魔女たちの露払いである魔法少女たちの姿を見て、驚愕する。

 海上を高速で滑るようにして迫り来る、幼い少女たちの周囲に展開している、かつての大日本帝国海軍の軍艦の兵装である、大砲や機銃や魚雷の数々。



 ──あたかも、現代日本ですっかりお馴染みの、『軍艦擬人化少女』そのままに。



 そうなのである、実は魔女や魔法少女たちの中にも、転生者がいたのだ。

 それも現代の日本からでは無く、第二次世界大戦当時の日本からの。



 ──そして今、異世界を舞台にして、自衛隊と大日本帝国軍との、終わりなき闘いが始まった。



(※この作品は『カクヨム』様においても公開しております)
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