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ウォッチドックタイマーと終活

作者: さきら天悟

ウォッチドックタイマーという言葉をご存じだろうか。

文字通りの犬・見る・タイマーではない。

コンピュータ用語である。

最初はコンピュータのハードウェア、

いわゆる電子回路に用いられた。

そんなモノと『終活』がって思うだろう。

それが狙いなのだ。

違う分野の言葉、どちらかの言葉に引っかかるのが狙いだ。

しかし、考え方は終活にできるということを紹介しよう。



ウォッチドックタイマーはコンピュータなどが

正常に作動しているか監視するシステムである。

ある期間、応答がなく暴走するとコンピュータがリセットされるのだ。

実現する方法は難しくない。

予めある周期でコンピュータをリセットしておく。

そしてコンピュータが正常に動作している時は、

そのリセットを解除するようにプログラムしておくだけだ。

そうするとコンピュータが暴走した時、

リセット解除命令が出せないため、

コンピュータがリセットされるのだ。


これがなぜ終活?

私は終活ブームとなる以前から自分の終活をしている。

ただ自分のモノや家、財産を整理するような終活ではない。

自分の死をどう友人に知らせるかだ。

今や自分の情報はスマホや携帯、PCに閉じ込められている。

もし、友人・知人に自分の死を知らせたいなら、

予め家族や相続人などに頼んでおかなければならない。

でも、そんな煩わしいことを依頼する必要はない。

ハガキ一枚で終活。

そう、それは年賀状。

年賀状が届かなくなったら、それは・・・

それが私の終活だ。


ウォッチドックタイマー、

それが私の年賀状。


メールやラインにない距離感、

年賀状を書きましょう。






日本郵便の社員は逆風が吹き荒れる中、

短編小説をしたためた。

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