魔法をかけてあげる!
更年期障害でうつ気味になった女性がいたのじゃ。
ワシも通った道なのでその辛さはよくわかるつもりじゃ。
若い頃は年上の男に惹かれ、中年過ぎたら若い男が元気の源。
でも、それを通過して恋心を忘れたとき。ときめきを忘れたとき。その女性は抜け殻になる。魂が口から半分抜けてしまう。
だから、そんな女性に魔法をかけてあげよう。
まず、両手を握りしめ、口元にもっていき、「うふっ」と笑ってみなされ。
子供の頃の無邪気さを思い出して、少女にもどるのです!精神だけでも、あなたは少女に戻れるはずだから。
キャッキャキャッキャ。
キャピキャピ。
空は蒼い。そよ風が追い抜いてゆく。太陽はいつもあなたを照らす。
地球という惑星の上で日々生きているのを実感するのです。
きれいな水をあらためてじっくり肌で感じるのも良いでしょう。
一人で自然と戯れて、天井に映る陽の光を見つめ、美味しいものをじっくり味わいなされ。
そうしているうちに忘れていた何かをきっと思い出すはず。
若返ることはいくつになっても可能なのだから。
キャパピィ(頭の天辺から爪先まで)リカバリー。
さあ、部屋にこもって泣かないで。一歩踏み出そう。