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賢者の胆石  作者: 佐藤謙羊
第1章
61/119

61 これまでの登場人物紹介

●セージ・ソウマ


 重度の胆石症によりショック死した、40代のオッサン。

 胆石が車のトラックの形をしていたことにより、異世界へと転生する。


 前世の記憶を持ったまま6歳に若返り、体内の胆石がすべて『賢者の石』になるというボーナスを得て、降り立った先は……。

 『オーストラフ島』という大きな島であった。


 言語すら分からない状態での再スタートであったが、セージは持ち前の楽観さで2周目の人生をなんとなく生きていく。


 しかし……転生させてくれた女神に促されるままに入学した『オリエンス賢者学園』にて、この世界が賢者によって支配されていることを知る。

 彼らは食べ物から毒を抜くことができるという特権で、下々の者たちを虐げていたのだ。


 そして賢者を育成するこの学園においても、その格差は例外ではなかった。


 セージは賢者が作り出した階級社会に反発し、学園において無頼ともいえる無宿生(ノーラン)として生活を始める。

 無宿生(ノーラン)は衣食住のいずれも満足に与えられないという、奴隷以下の扱いであった。


 しかしセージは『賢者の石』の力と、前世の記憶を用い、その逆境を跳ね返す。

 むしろ賢者たちよりも優雅で、そして自由な学園生活を満喫する。


 セージは2周目の人生において、特にこれといった目的も持たずに生きていた。

 伝説の秘宝である『賢者の石』を持ちながらも、賢者を目指す気もまるでなかった。


 しかし住んでいたログハウスに放火され、その首謀者のひとりである、相撲部(そうぼくぶ)キャプテンである、ドルスコイと戦うことになる。


 全校生徒の見ている中でドルスコイを完膚なきまでに叩きのめしたセージは、この学園を支配している生徒会に、否応なく挑戦状を叩きつけた形になってしまった。


 身長はちょうど100cm(セッチ)で、学園内では「チビ」呼ばわりされている。



●”聖鈴(せいりん)の”シトロンベル・イーンシーニアス


 セージと同じ時期にオリエンス賢者学園に入学した、14歳の少女。


 大賢者(ハイ・フィロソファー)が父親なので、賢者(フィロソファー)候補生からスタートというエリートコースを歩めるのだが、学園のOBである父親と同じく、従者(サーバトラー)候補生として入学した。


 夢は父親と同じ、大賢者(ハイ・フィロソファー)

 父親はこの世界の賢者にしては珍しく、清い思想を持っているらしく、それを受け継ぐ彼女自身も正しい考えを持っており、身分の分け隔てなく人に接する。


 かなりの美少女で、入学早々から学園のマドンナ候補となった。

 そのため、多くの良からぬことを考える輩に付け狙われている。


 当人は異性に興味がなく、ずっと父親を憧れの人としていた。

 しかしセージに会ってからは、セージのことを強く意識するようになる。


 交際経験がないので、異性との距離感がわからない。

 感情が高ぶると、とんでもない行動に突っ走り、トラブルを引き起こすこともしばしば。



●”斎妻(いわいづま)の”ミルキーウェイ・フルムーン


 セージの先輩にあたる、賢者(フィロソファー)候補生。

 聖母のような慈愛あふれる笑顔と、メートル越えのバストにより、未来の『良妻賢者ワイフ・フィロソファー』とされている絶世の美少女。


 生徒会役員を務めており、絶対聖母アブソリュート・マドンナと呼ばれる、学園すべての者たちの憧れ。

 同じ賢者(フィロソファー)候補生であっても、まともに話すことすらできない尊い存在とされている。


 しかし当人はいたって気さくで、かなりの天然。

 なぜかセージのことをやたらと気に掛けており、護衛の目を盗んではセージに会いに来ようとする。



--------------------賢者(フィロソファー)候補生


●”全能の”ショウ・シンラバン


 オリエンス賢者学園の生徒会長にして、未来の『光神賢者ゴッド・フィロソファー』。

 光神賢者ゴッド・フィロソファーというのはすべての賢者(フィロソファー)の頂点に立つ存在で、神様のような存在。


 全知全能とされているが、その正体は謎に包まれている。



●”黄金の暁”ゴールデンドーン・ドーンドーン


 生徒会役員代表にして、ショウの側近。

 体育会系の熱血少年で、語尾に「どーん」を付けてしゃべる。



●”正鵠(せいこく)の”シルバーサンセット・エバーラスティン


 生徒会役員代表にして、ショウの側近。

 文化系の冷静少年で、言葉の中に四字熟語交えて会話する。



●”爆襲龍(ばくしゅうりゅう)”ドルスコイ


 相撲部(そうぼくぶ)のキャプテンで、身長250cm(セッチ)、体重300kg(キッロ)の超巨漢。

 『スレイヴマッチ』においてセージに敗北し、ログハウス放火の首謀者のひとりとして、セージから体臭激化の罰を下された。


 敗北により下僕(ペットレイヴ)にランクダウンするものの、体臭により学園にいられなくなり、今では島の下水道に住んでいる。



●”笑う太陽”ゴーシップ・イエローペーパー


 『イエローペーパー新聞部』部長。

 褐色の肌に太陽のような笑顔と、後光がさしているような金髪が特徴の元気少女。


 学園のイベントなどの時にはMC役も務めるが、面白がって事態を煽りたがるところがある。



●メイルシュトローム


 風紀委員長。学生とは思えない老けた外見をしている。

 シトロンベルをペットにすることを目論んでおり、シトロンベルが好意を寄せるセージを敵視し、影ながら妨害を仕掛けてくる。


 一度見たら忘れられない特徴的な外見でありながらも、顔を思い出すことができないミステリアスな人物。



--------------------従者(サーバトラー)候補生


●”暴風小龍(ぼうふうしょうりゅう)”アバレル・チャン


 風紀委員の少女で、セージからは「あばれるちゃん」と呼ばれている。

 賢者(フィロソファー)に仕える者たちの家に生まれ、『風神流武闘術』の免許皆伝を目指している。


 セージが『風神流武闘術』を使ったのを目撃したことにより、セージのことを気に掛けるようになった。

 ミルキーウェイに憧れてり、口調などを真似しているが、短気で喧嘩っ早い性格のためか、いまいち不自然。



●”静風小龍(せいふうしょうりゅう)”クリス・チャン


 風紀委員の少年で、あばれるちゃんの兄。セージからは「クリスチャン」と呼ばれている。

 あばれるちゃんと同じく、『風神流武闘術』の秘奥義をセージが使うところを目撃しており、やはり気に掛けている。


 至って真面目で純朴な性格をしているが、直情的なところもある。



●”激襲龍(げきしゅうりゅう)”ズングリムック


 相撲部(そうぼくぶ)の副キャプテン。

 かつてはドルスコイの手下として、カツアゲなどを行なっていた。


 しかしセージと拳を交え、さらにセージから体臭予防の石鹸をもらったことにより生まれ変わる。

 その後、セージとの『スレイヴマッチ』に敗北し、下僕(ペットレイヴ)候補生にランクダウンしたが、憑きものが取れたように、豪快ながらも快活な性格になった。



●アクマアクネ


 セージからは「イボガエル」と呼ばれる先輩。

 これといった取り柄はなく、従者(サーバトラー)候補生ということで威張り散らしていたが、セージに関わったことで失墜。


 いまでは格下の下僕(ペットレイヴ)候補生にも馬鹿にされるという、悲しい学園生活を送っている。



--------------------下僕(ペットレイヴ)候補生


●カイ・セン・ドン


 セージのクラスメイト三人組。

 背が低くすばしっこい「カイ」、ノッポで手が長い「セン」、太っちょで力持ちの「ドン」。


 彼らは落ちこぼれどうし、いつも三人で行動している。

 ゴブリン1匹倒せないほどの三バカトリオであったが、セージの戦術アドバイスにより、それぞれの持ち味を活かした戦い方ができるようになった。



--------------------教師陣


●”黒白(こくびゃく)の”リバーサー


 セージのクラスの担任教師。

 ボサボサ頭に、透明なレンズと黒いレンズのメガネをかけた、さえない化学者のような風体。


 子供たちの教育よりも『賢者の石』のほうに興味があり、授業中もヒマさえあれば錬金術で、『賢者の石』を作りだす研究をしている。



--------------------その他の人物


●創世の女神ディルミルギウア


 セージを転生させた女神様。

 なにもかもがミルキーウェイに酷似しているが、同一人物であるかは不明。


 心配性のようで、セージが転生する際には手厚い準備を施したリュックを託したが、結局それがセージの役に立つことはなかった。



●”ヒゲナシ”のヒナゲシ


 オーストラフ島の南側にある飛行船発着場で、観光客相手に盗みを働いていた窃盗団『のらねこ団』のリーダー。

 ひょんなことからセージの前に突き出され、ログハウス作りを手伝わされたことにより、セージを兄貴と慕うようになる。


 それまでは食うや食わずの路上生活だったが、今では彼らを支配していた大人たちの上に立ち、豪華な屋敷に住んでいる。



●ハバナイス


 オーストラフ島の南側を支配していたワルの集団『ワイルドテイル』のボス。セージは「いいねオヤジ」と呼んでいる。

 『のらねこ団』たちに窃盗を働かせ、そのあがりを掠め取っていた。


 しかしセージが新兵器と戦術を授けた『のらねこ団』の前に敗れ、今では彼らの保護者のような立場となっている。

感想、評価などいただきまして、やる気ゲージが回復しました、ありがとうございます!

とりあえず、もう少しだけ続けてみようと思います。

次回からは新章突入となりますので、ご期待ください!

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