表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
誠也戦記  作者: 楓59
4/14

軍議

「これから、皆の意見を聞く。好きにもうすがよい」


巨漢のサーチが立ち上がって


「大王、このセントラル城での籠城が1番です。周りは崖で正面の門からしか攻めてくる事は出来ません。籠城が1番かと」


続いて老将のマースが立ち上がって


「大王、ここは和平を望むべきです。我が軍4万のうち1万が負傷兵、またそれぞれの領土に城の守備隊2万、1万がこのセントラル城を守備しているのが現実です。敵は20万の大軍で攻めてきます。先鋒隊3万が直接セントラル城に向けて進んでおり、1週間で到着します。この兵力では勝つ事は難しいです。

どうか、和平を」


サーチが立ち上がって


「王様、どうか、籠城して闘いましょう」


マースも立ち上がった。


「王様、我が軍はこの戦勝てません。和平を結ぶべきです」


二人は意見のすれ違いでまた喧嘩を始めた。


「二人供、今は、大切な軍議だぞ。静かに」


二人はお互い睨め座った


「カール将軍はこの戦どう考えている」


カールは私の目をしばらく見つめて


「二人の考えでは、負ける。水軍を使い奇襲をかけ、隣国スーラン帝国と同盟を結び撃退する」


「なるほど、カールの作戦も一理あるな。最後にエレン将軍の考えを聞かせて頂きたい」


エレンは立ち上がった。


「大王、私は天の力でこの戦の勝敗を見てまいります」


エレンは扉を開け部屋を出た。


しばらくの休息が出来た。


俺は、皆の意見が正しいと思う。どのような決断を下せばよいのか・・・・


エレンが部屋に入って来た。


「大王、お待たせしました。天の意志では、3つのキーワードが出てきました。苦難、歓喜、悲しみ以上が天の意志です」


「エレン、解った。4人供席を外してくれ。コール将軍は残ってくれ」


4人は部屋から出て行った。


「コール、そなたの意見が聞きたい、申してみよ」


「大王、この城には、患者が大勢います。まずは信頼出来るものだけに本当の作戦を話して戦うのです」


俺は信じる事が出来なかった。この4人に敵と内通している人物がいるとは・・・


背筋が凍った。


「大王私に考えがあります。耳打ちで話してよろしいでしょうか」


「許可する」


「それでは・・・・・・」


俺は作戦の内容を聞いて驚き、この戦に勝利の道を開く事が出来ると確信した。


「コール、皆を読んできてくれ」


「はあ、大王」


4人が部屋に入り、それぞれの席へ座った。


「皆の意見を参考にさせて頂いた。結論を言う。」


4人は真剣眼差しで私を見ていた。


「籠城して、モース帝国を迎える。以上」


私は立ち上がり、家臣の反発の意見も聞かず部屋へ戻った。








評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ