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「さて、結局二つ目はどうするんだい?」

「んー、コレと言って欲しいものがない...わけじゃなかった」


 欲しいものがある。それは何か。チート能力か、チート武器か、はたまた超絶美少女のハーレムか!否っっ!!断じて違う。

 そう!ラノベだ!マンガだ!俺は真に二次元を望む者!


「どうしたんだい?顔に手を当てて...頭でも痛いのかい?それとも痛い頭なのかい?」

「すいません、少し感極まってしまってしまいました。...それで二つ目の願いは他力本願もいいとこですが定期的に日本で本を買ってきていただけませんか?」

「買うのは構わないけど、定期的っていってもどれくらいの間隔だい?」

「1ヶ月毎にでいいので」


 だって、ラノベは大抵1ヶ月単位で発売だし。


「それくらいならいいか...」

「では、お願いします」

「でもお金はどうするつもりだい?こちら持ちでも構わないけど1ヶ月に買う量は制限させてもらうよ?」

「制限はどれくらいですか?」

「10冊程度なら構わないよ」

「...ガーデンって世界でのお金を日本でのお金に換金出来ますか?」

「出来るよ」

「じゃあ、11冊以上になったら換金したお金を使って買ってください」

「結構な重量ありそうだけど...それでどうやって欲しいものを決めるんだい?」

「あー、新刊まとめサイトがあると思うので印刷して送ってもらえませんか?」

「それが3つ目の願いでいいのかい?」

「まぁ...しょうがないか」

「冗談だよ。2つ目に含めておくよ」


 でも他に願うことが無いんだよな。さてどうしようか。


「でも君って本当に変わってるね。すごい能力とかすごい装備を欲しがらないんだね」


 能力ねぇ...正直本を読むために生きていければそれでいいんだけどな。


「じゃあ収納魔法インベントリが欲しいです」

「一応、収納魔法は一般の人でも簡単に覚えられるんだけど、それでもいいのかい?」

「容量ってどの位あるんですか?」

「STRとVITの合計分のkgは入るよ」

「STRとVITってどこで分かります?」

「ステータスって唱えてみれば頭の中に出てくるはずだよ」


 ほう、まるでゲームみたいだな。むしろゲームなんじゃないか。


「ステータス」


/////

吉良 俊一 

17歳 適正職業:

HP21/21 

MP 5/5

筋力:5

耐久:3

魔力:1

器用:8

俊敏:9

/////


 STRが筋力で、耐久がVITかな。つまり8kg位しか持てないのか。だいぶ心許ない。


「じゃあ、文字や絵が書かれた本や紙が無限に入る収納魔法が欲しいです」

「本は分かるけどもかい?」

「ええ。破れてしまったら本とは認識されない可能性だってありますし」

「じゃあ、収納魔法(本+紙容量制限無し)を付与しとくよ。使い方は使おうとすれば分かるよ」

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