プロローグ「ある日の夕方の事」
この小説を見ようとしていただきありがとうございます。
自分自身文章力もないので誤字とかあると思いますが、そこは笑いながら見てもらえると幸いです
タイトルとか必死で考えたけどこれしか浮かばなかったので後ほど変えるかもです
「……うん。とてもいい風だ。」
この日はとても気持ちい風が吹いていた。三月も終わりを近づいていた夕暮れのとある日、まだこの街に引っ越してきたばかりの俺はまだ何も知らない街を、全体を見あたせるくらいの高い丘からこの街を眺めていた。
「はは。ほんと、俺の地元とは大違いだ。」
この時、この男は全くこの違う場所で新しい自分をやり直せると思っていた。昔の過去を忘れ、全てを一からやり直し、何もかも好きなことが出来ると思った。そんな事を思っていると
「…ん?この音は…?」
風の音しかしない丘に突然、楽器の音が流れた。とても美しく綺麗な音色だった。だがしかし。その男はそうは思わなかった
「……。あまり上手くない演奏だなぁ」
男はそうつぶやくと、それが聞こえていたのか
「…!いま…なんて…」
「え?」
聞こえていたのか。そう思い声をした方角をみると、そこには恐らくその楽器を吹いていたであろう少女が楽器を持ってそこに立っていた。
その少女はほんの少しだけ涙を流していた。