隠された月
幽輝です。
今回から新しい異変の始まりだよ。月に起きた異変とはいったい…それじゃ本編始まります!
幽輝side
誕生日が過ぎて1ヶ月がたった。特に異変もなく平和な日々が続いていた。ぼくは縁側に座って綺麗な月を見ていた。
「はぁ…綺麗だな…」
「幽輝様少しいいですか?」
「どうしたの?妖夢姉ちゃん。」
深刻な顔をした妖夢姉ちゃんは月を指差す。
「あの月は…偽物です。」
「それはないんじゃない?」
「本来なら今日は満月の日です。しかし今日の月は欠けています。」
「本当だ…」
「そして幽霊たちも落ち着きがありません。」
周りを見るといつもより動き回っている。
「異変なら霊夢と魔理沙も博麗神社にいるかな…よし行ってくるね!」
「私もついていきます。」
「お母さんが許すかな?」
「幽々子様からの命令ですよ。」
お母さんの命令?何か心配なことでもあるのかな?
「じゃあ行こうか。妖夢姉ちゃん。」
ぼくたちは博麗神社へと向かった。
ぼくたちが博麗神社についたときには霊夢、魔理沙、アリスさん、療斗がいた。
「そろそろ来る頃だと思ってたわよ。」
「皆がいるってことはやっぱり…」
「異変よ。かなり厄介なね。」
厄介?いったい何が?
「何が厄介なの?」
「月の魔力で妖怪たちが凶暴になってるの。」
「療斗、人里は大丈夫なの?」
「妹紅が守ってるから大丈夫だ。」
「誰がこんなことを…」
「それがわかってたら苦労はないんだぜ!」
「迷いの竹林が怪しいわね。」
霊夢が言う。
「どうしてよ?」
「博霊の巫女の勘よ。」
勘って…
「それじゃそこに行こうぜ!」
「えっ…でも勘なんじゃ…」
「霊夢の勘はよく当たるんだぜ!」
「なら早速出発しよう。」
ぼくたちは迷いの竹林を目指して飛んでいった。
療斗だ。
久しぶりに登場出来てよかった。次からは多分本格的な戦闘が始まるぜ。それじゃまた見てな!