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プロローグ
「つまりさ、あんたは都合の良い女ってことじゃないかな。」
「うん。話しやすいってのはあると思う。でもさ、ガードがないっていうか隙だらけっていうか、ぶっちゃけていうと“あ、こいつならいけそう”って感じかな?」
これが友達に浴びせられた私の特徴らしい。
なんて酷い言い草だ。ただし全く否定できない。
正直これがこの話の結論である。これは私の生まれてきてからずっと続けられてきた恋愛運0の歴史だ。
正確には小学生、中学生、高校生、大学生と続いていくその時に起こった私の恋愛話である。
現実は小説より奇なりっていうけど本当だね。