辺境領の異変 1
尖塔の様な独特の形をした兜が整然と並び、魚の鱗の様な鎖帷子を身につけた兵士達は右手に槍を、左手には三角形の盾を持ち、戦闘態勢を整えていた。屈強な兵士達の顔には、少なからず緊張の色が見える。
そんな彼らに滝の様に降り注ぐ大粒の雨が、まるでこれからの戦いを洗礼するかのごとく体を叩きつけていた。槍の柄を握る手は寒さと恐怖で微かに震え、これから戦うであろう強敵を前に兵士達は息を呑む。
「皆、作戦通りにやれば、例え相手が上級妖魔であろうとも必ず勝てる!」
槍歩兵の前に馬に跨った指揮官が現れ、兵士達の士気を鼓舞する。だが、それは対して効果があるようには見えなかった。どの兵士の顔も緊張でこわばっていて、最悪、恐怖を顔に出している者もいる。
「我らは屈強なるルショスクの戦列歩兵! 敵をその長槍で串刺しにし! かつての栄誉を取り戻すのだ! ルショスクに力と名誉を!」
指揮官は叫ぶと腰からサーベルを引き抜いて、空高々にサーベルを掲げる。合わせて兵士たちは自らを奮い立たせるために雄叫びを上げていた、
指揮官がそれを確認すると、戦列歩兵の横にいる魔術師を見た。彼の視線を皮切りに、歩兵隊の両脇に控えていた魔術師が詠唱を始める。
「神聖なる水の精霊ウィシュトラスよ、ルショスクの戦士達の鎧に水の加護を与えよ!」
「神聖なる氷の精霊プリズマーよ。ルショスクの戦士達の槍に凍てつく氷の力を与えよ!」
二人が魔法詠唱を開始すると共に、兵士達の身につけている鎖帷子が淡く水色に輝いた。かと思えば、すぐに元の状態に戻る。同時に手に持つ槍の穂先が、強烈な青い光を放っていた。大粒の雨に打たれるたびに、ビチビチと音を立てて、穂先に触れた雨が、瞬時に白い煙に変化していく。凍てつく氷は、その超低温で水をも蒸発させていた。
廃城となったこの城下には、当然のように人の気配はない。
兵士達はその光景を前に、大きく槍を掲げていた。
「投石器! 用意!」
戦列の後ろに控えている投石器が、兵員によって次々と滑車を巻いていく。投石器の荷受部分に石を積むと、そこでも高位の魔術師達が付与魔法をかけていた。
次々と青く光り出す投石器の石。
五基全ての投石器に付与魔法がかけられ、投石準備を完了していた。
「投石準備完了です。」
後方からは次々と投石準備完了の号令がかかり、いよいよ総攻撃が行われようとしていた。
「弓隊! 弓引け! 放て! 続けて投石機も放て!」
戦列の後方に位置する場所に、弓兵達が弓を構えて城壁の向こう側に矢を放つ。城壁を越えていった矢と共に、次々と投石機から石が城壁に放たれていた。
荒廃した城壁に石が衝突し、易々と破壊していく。
第二撃を加えようと、次に準備を行っていたその時だ。
城壁より突如赤黒く、そして、鈍く光る大きな人型の妖魔が表れる。背中には大きな翼を生やし、羽ばたく度に火の粉が当たりに散っていく。朽ち果てた城壁の上に妖魔が降り立つと、その逞しい腕を胸の前で組んでいた。
「ニンゲン共……。我ノ寝床を襲ッタ事ヲ後悔スルガイイ……」
妖魔の呟く声が兵士たちの脳裏に響き、瞬時にしてどよめきが広がる。
「総員、怯むな! 所詮は妖魔だ! 倒せぬ相手ではない!」
指揮官が馬を操り、歩兵達を落ち着かせようと叫んでいた。彼はそれを証明するために、両脇の魔導師に自らの体と武器に補助魔法を掛けさせる。
サーベルが青く光り、振るう度に雨を蒸発させていた。
「総員! 槍を構え!」
指揮官の号令に合わせて、街道に並んだ百名の兵士が一斉に槍を突き出していた。
「そのまま奴を待ち構えよ!」
命令に合わせて、兵士たちはその場で攻撃の態勢を取っていた。
その間にも次々と投石機が石を放ち、弓が一斉に妖魔に降り注ぐ。だが、妖魔はそれに臆することなく、その場から飛び上がっていた。かと思えば、一気に兵士達の元へと飛翔して距離を詰める。
飛翔した妖魔に全員が息をのむ。だが、既に戦闘は始まっている。
一挙に距離を詰めた妖魔は、戦列歩兵の前へと飛び降りていた。地が揺れ、兵士達が一瞬だけ怯む。妖魔は彼らを飛び越えて後方の投石器を狙おうと思えば、優にできたはずだ。
だが、敢えて歩兵の前へと降り立っていた。それが意味するところ、何をしようとも無駄ということを態度で示していた。そんな事を兵士達に考えさせる暇を与えずに、指揮官は大声で叫んでいた。
「総員! 突撃!」
指揮官が馬に蹴りを入れて、勇ましく妖魔に向かって駆け出す。それを皮切りに、街道に居た兵士たちは一斉に駆け出していた。
槍を構えて一直線に妖魔に向かう。誰かが雄叫びを上げると、連なるように全員が叫んでいた。指揮官は初撃をサーベルで与えようと、果敢に巨大な妖魔の足元に飛び込んでいた。
そして、足元を潜り抜ける間際に、サーベルで脚首の腱を斬りつける。
魔法の氷属性の付与効果によって、易易と妖魔の表皮と肉を削る。
(手ごたえあったか!)
指揮官は振り向くと、確かに切りつけた部分が赤い炎をまき散らしているのを確認する。だが、妖魔は倒れるどころか、平気でそこに佇んでいた。
傷口は即座に吹き出た溶岩の様な炎の血液が凝固し、足の傷口は即座に完治していた。
「なんて奴だ……。魔法付与した攻撃でさえ効果がないのか……?」
指揮官は妖魔の後姿を、唖然として見上げていた。ゆっくり見ると改めてその異質さがうかがえる。
真っ黒い翼の骨は岩のようにゴツゴツとした質感を感じさせ、羽の部分は漆黒の薄い鱗の様なものがビッチリと詰まっている。その間からは炎の様に真っ赤に燃えたぎる体液が、見え隠れしている。
体も同じように岩石が冷え固まったような無骨な質感に加えて、頭は鼻が出っ張り、狩猟犬を思わせるような顔つきだ。頭部には羊の様に湾曲した歪な形の真っ黒い角が二本生えている。
それでいて、体つきは逞しく、胸板から上腕までにかけては、外見こそ岩石だが筋肉質な質感さえ感じさせるほどの肉体美を兼ね備えている。
そんな異質な雰囲気の高等妖魔「ヴェヘルモス」が、指揮官の方にゆっくりと向き直る。
金色の瞳が光を放ち、指揮官と目が会うなりその獰猛さをあらわにしていた。その巨体からは想像もつかない俊敏な動きで、一気に指揮官に迫る。そして、馬ごと指揮官を腕で跳ね飛ばしていた。
廃墟にぶつかり大きな音と共に廃墟は崩れ去り、瓦礫に埋もれる馬と指揮官。静かに粉塵を上げる廃墟に、兵士達が足を止めていた。
「な、何なんだよ……ありゃあ……」
兵士達の士気を保っていた唯一の男が、その場から消えた瞬間に、兵士達は一斉に動きを止めていた。再びヴェヘルモスは兵士達に向き直ると、口元を吊り上げて言う。
「フフ……。ヨイノカ? ニンゲン共ヨ……。我ハマダ動キヲ止メテイル。来ルナラ今ノ内ダゾ?」
ヴェヘルモスは片言で兵士達を問い詰める。一瞬でどよめきが広がるが、すぐに一人の兵士が駆け出していた。
「隊長の仇だ! 皆、俺に続けえええ!!」
勇敢に雄叫びをあげて突撃する兵士に、一人、また、一人と兵士達は続いていく。そうして、次第に数は増えていき、結局は全員が槍を構えてヴェヘルモスに突貫していた。
「愚カナ……」
ヴェヘルモスは腕と翼を広げて、仁王立ちになる。まるで、その全ての攻撃を受け止めるかの如く。
次の瞬間には柄の長い槍によって、下半身から上半身に至るまで、次々と凍てつく氷の刃が刺し込まれていた。だが、ヴェヘルモスは悲鳴を上げることさえしない。
辺りには男達の雄叫びが、悲痛なまでに虚しく響き渡るだけだった。
「フフ、ヤハリ人間トハ脆弱ナリ……」
ヴェヘルモスが全身に力を込めると同時に、槍の体に突き刺さっていた部分が溶けてなくなっていた。一斉に支えを失った兵士達が、その場で転倒したりと、混乱が生じていた。
ヴェヘルモスは翼をはためかせて、上空へと飛び上がる。そして、胸一杯に息を吸い込むと、裂けた口を大きく開けて、喉の奥から猛烈な火炎を吹き出していた。
ヴェヘルモスの吐く炎は地面に当たると、瞬時にして石をガラス状に変えてしまう。それほどの高温の炎が、兵士達の上空から降り注いでいた。
ある者は瞬時にして消し炭となり、そして、ある者は盾で防ごうと炎を受けるが、付与魔法が耐え切れずに一瞬にして全身を炎に包まれる。
路上に出ていた兵士達の殆どが、その炎を浴びて瞬時に蒸発、または炎に包まれていた。
辛うじて炎を浴びるのを逃れた兵士も、近場にいたせいか顔の皮膚は焼け爛れ、高温に熱せられた鎖帷子と皮膚がくっつき、悲痛な悲鳴を上げて転がりまわっていた。
一瞬にして街道は地獄絵図を呈していた。
「ば、馬鹿な……。上級妖魔とはいえ、こ、こんなに強いわけが……」
言葉を失ってその光景を見ていたのは、後方で弓隊と投石器部隊の指揮を執っていた指揮官だ。
指揮官は目の前で起こる地獄に、言葉さえ出てこなかった。
「て、撤退しましょう!」
横にいた弓兵が指揮官に具申する。
「だ、ダメだ! まだダメだ! 戦えるものは剣を持て! 弓隊は奴を撃ち落とせ!」
指揮官の号令に兵士達は果敢に攻撃を加えだしていた。
弓兵が次々にヴェヘルモス目掛けて、氷の属性付与を与えた矢を放つ。
その矢が何十と刺さろうと、ヴェヘルモスは降りてくる気配すらない。
「フン、炎ハ氷ヲモ飲ミ込ム……。相性サエ知ラヌ愚カナ人間共メ」
氷の属性を与えた所で、相性が最も悪い組み合わせだ。炎は氷を溶かしてしまう。故にいくら氷の属性の攻撃を与えた所で、炎にはあまり効果がない。そんな絶望的な状況下、魔術師達が何か小言で詠唱を始めていた。
「水の精霊ウィシュトランよ……。諸君らが敬愛し、最も尊敬する最高神スティニアの力を持って、地獄の炎を滅っさん。動きを拘束すべし水蛇を召喚し、かの者に苦痛を与えよ。のたうち回れズミャヴォダー(水蛇)!」
詠唱が終わると同時に、突き刺さっていた氷の矢が、瞬時にして水へと変化する。そうして、傷口から次々に水がヴェヘルモスの体内へと侵入していく。
「我ノ体ハ水サエモ炎ニ変エル……。無駄ナ足掻キ……ヌゥ……」
突如余裕を無くしたヴェヘルモスは、胸を抑えてその場で咆哮する。
「オノレエエエ。姑息ナ人間共メ! 許サヌ!」
ヴェヘルモスは徐々に高度を下げて、地面にゆっくりと降り立つ。
その前に四人の魔術師が現れていた。
全員が杖を構えてヴェヘルモスと対峙している。
「氷が溶ければ水に変わる。兵士達の槍も、弓兵の矢も、水を体内に入れていることを悟られぬためよ! すでに貴様の体内には炎を喰らう水蛇が、体中をのたうち回っておる。その痛みを感じぬわけではあるまい!」
ヴェヘルモスはその場で右膝と左腕をついて、息絶え絶えに地面に立っていた。
「小癪ナ……。人間風情ガ……」
ヴェヘルモスは動くこともままならず、その場に跪く。
魔術師達はこれを好機と見て、弓兵に合図を送るように伝える。即座に弓兵が大きく合図の火矢を空高々に上げていた。
その合図を皮切りに街を一望できる切り立った遠くの丘から、巨大な庄弩が現れる。
「巻き添えを喰らうわけには行かん! 全員離れろ!」
四人の魔術師達は、跪くヴェヘルモスから走って離れる。それと同時に庄弩から一斉に野太い矢が放たれていた。青白い尾を引く三条の光の矢。それは吸い込まれるように、跪くヴェヘルモスを貫いていた。
水の属性を付与した矢は、廃屋にヴェヘルモスを磔にしていた。
間を置かず、次の斉射がヴェヘルモスを襲う。
生命を滾らす炎は、黒くなりはじめ、ヴェヘルモスの体から動きを奪っていた。
「ヨモ……ヤ。人間ゴトキニ、コノ我ガ……」
その言葉を最後に、ヴェヘルモスは動かなくなる。
床弩から放たれた水属性の矢が、次々と命中してヴェヘルモスの内で暴れる水蛇を強化していく。
だが、急に床弩からは矢が放たれなくなる。身動きしないヴェヘルモスを前に、兵士達は決着がついたと思い込んだのだ。それは魔術師達も同じだった。
彼らは杖を構えたまま、ぐったりとしたヴェヘルモスに近づく。
腕は地面に垂れていて、首はぐったりと横を向き、目は閉じられていた。
「し、死んだのか……」
「わからんな……。まだ、水蛇は召喚しておけ……」
魔術師は警戒しつつ、ヴェヘルモスの元へと近寄っていた。
剣を持った護衛の兵士達もそれに続き、ヴェヘルモスの死亡を確認に向かう。一人の兵士がヴェヘルモスの腕に剣を突き立てる。だが、ヴェヘルモスは身動き一つしない。
次に違う兵士が脚の上に登って、また剣を突き立てていた。だが、何一つ動かない。
相手は上級妖魔だ。この程度のことでは何一つ確認はできはしない。
魔術師の一人が魔法を詠唱して、水弾を作り出していた。大雨が降っていることもあってか、今の水属性魔法の威力は普段の時に比べて、単純に2倍以上の威力は期待できる。
止めを刺すために魔法を放ち、心臓部の胸部にいくつもの水弾があたっていた。めり込む水弾にヴェルモスは静かに呻いた。だが、それ以降は何一つ動きを見せず、腕をぐったりと垂れ下げたまま動くこともない。
今度こそ止めを刺すことに成功したのだ。
「ようやく、死んだみたいだな……。これでヴァリシカ侯によい知らせができるな」
魔術師はそこでようやく魔術を唱え続け、魔力を練るのをやめていた。
「我々の勝利だ! 勝鬨を上げろおお!」
弓隊の指揮官はその様子を見て、大きく叫び声を上げていた。誰もがこの勝利を信じて疑わなかった。どの兵士達も一緒だ。身動きしないヴェヘルモスに、勝利を疑うものなどいない。だが、彼らは知らない。本来止めを刺すことが必要な当てるべき所の頭には、何一つダメージを与えていないということを……。一人の魔術師が疲れをとるためか、ヴェヘルモスの手の上へと腰掛けていた。
「多大な犠牲を払ったが、どうにかなったな」
相対する魔術師も、苦笑で答えていた。
「あの指揮官と勇敢な戦列歩兵には感謝だ。これで我々も一流の魔術師ですな」
魔術師達はこうなるまでに払った犠牲に、敬意と感謝を払っていた。
この時、ヴェヘルモスの反対側の右手の指が動いたことに、誰かが気づいていれば、最悪の結果は避けられたかもしれない。だが、誰一人としてその異変に気づくことはなかった。
「我々もこれで王都に呼ばれるほどの魔術師になれたはずだ」
そう魔術師が言った時だった。突如として魔術師の座っていた巨大な手が動き、彼を掴む。目の前にいた魔術師は動揺を隠せずに後ずさりする。それも束の間、反対の右手がもう一人の魔術師を掴む。
「人間ノ分際デヨクモヤッテクレタナ……」
ヴェヘルモスは体に突き刺さった矢を引き抜くことなく、静かに声を上げながら両腕に握力を入れる。同時に魔術師二人から一挙に魔力が吸い取られていく。
最終的には魔力を絞りきられた所で、魔術師二人は肌が干からび、黒焦げになり炎をあげていた。
「ば、馬鹿な……。死んだはずじゃ……」
唖然とする兵士と魔術師達、それを尻目にヴェヘルモスは咆哮を上げていた。耳を劈く咆哮に、誰もが耳を塞いで身動きが取れなくなる。
咆哮を上げると同時に、突き刺さっていた野太い矢が炎をあげて燃え出していた。
体は真っ赤に光りだし、いつの間にか磔が解けていた。
ゆっくりと立ち上がったヴェヘルモスは、足元にいた大量の兵士達を両手でつかみあげる。
生き物であれば、大小なりとも魔力を有している。手から兵士達の魔力を奪い、魔力を奪われる兵士達は悲鳴を上げていた。それも束の間、瞬時にして真っ黒に干からびて焦げ上がり、次々と炎を上げていく。
「マダダ……。マダ、足リヌ! モットダアア」
ヴェヘルモスは再び咆哮すると、周囲にいた兵士達を無差別に掴んで殺しだしていた。
再び現れた地獄に、今度という今度こそ、兵士達は混乱で逃げ惑い出す。そんな中、勇敢にもヴェヘルモスの前に立つ魔術師がいた。
「なぜ! なぜ生きている! くそ! 水の精霊、ウィトラシュン! 我に力をかしたま……」
魔法詠唱が終わるよりも早く、魔術師はヴェヘルモスに捉えられる。
「貴様ニハ魔力、豊富ニアル……」
ヴェヘルモスは魔術師より一挙に魔力を吸い上げていく。それと同時に、体を流れる炎の血が一挙に真っ赤に燃え上がっていた。野太い矢は焼けきれて、その場に転がっていく。
床弩からは次々と矢が放たれて、ヴェヘルモスと足元を逃げ惑う兵士達を襲う。地面に突きたった矢は、逃げ惑っていた兵士二人を串刺しにする。不幸なことに、ヴェヘルモスには一発も当たらなかった。
「アソコカ……」
魔力を充分に回復したヴェヘルモスは、再び空高くに飛翔する。
その一身に絶望を背負って、兵士たちを恐怖のどん底に陥れるために……。
この日、辺境領ルショスクにある廃城に、妖魔討伐に来ていたルショスク城の討伐隊は、攻撃むなしく全滅することになる。
これは新たな悲劇の始まり、序章にすぎなかった……。




