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詩 透明な故郷

作者: 仲仁へび
掲載日:2026/04/02



 透明になった世界

 見えない 触れない

 動かない 分からない


 戻れない 帰らない

 そこに行きたいのに

 どうしても

 どうしたって


 迷子になってしまったから

 永遠にさまよわなければいけない


 今度はあなたの番

 世界を救った代償なのだから


 律儀にその法則を守らなければ


 透明になった世界

 知覚できない 近寄れない

 帰れない 分かれない



「ストーリー」


 巨大な敵を倒した勇者は、皆どこかに放り出される。

 それは、強い力を望んだ代償。

 だからあなたも、故郷に帰ってはならないよ。

 私達だって、戻れなかったのだから。

 それでもと、進もうとしたって無駄だよ。

 どうせどんなに目を凝らしたって、元の場所なんて見つからないんだから。



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