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夢2  作者: 桃花
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無題

舞踏会でくるくる楽しそうに踊っている人たちが居る。そもそも表に出てくる人たちではなく王が同性と結婚したお陰で言い方が悪いが孕み腹と種馬として後宮で飼われている人たちだ

有能すぎる王がどうしてもと唯一曲げなかったのが空色の髪をした同性との結婚である。

現在くるくると雰囲気を読まずに楽しんでいる人たちの間に子供が数人産まれているのでなにか有ったときにあと数人産ませたらという話が持ち上がっている

楽しそうに踊っている彼らには、知らされていないだろう話であるが。彼らの中には書類上の夫が一応居る。彼らが後宮に飼われるのにあたり、歴史だけは古く毒にも薬にもならないある意味使いやすい当家が後ろ盾として付くことを国から請われた

代わりに天災で大ダメージを受けた領地の立て直しの補助金を多めにもらう事。天災で復興をしているときに逝去した先代が残した後継者に代替わりをするときにスムーズに行うために後ろ盾になるも白い結婚であると言う事。代替わりや彼らがお役御免になったときに縁切りをしてもらう

そう契約を結んだ

 復興をしながら元々有った問題を解決するために中継ぎとして伯爵家をついだ。その時、先代の子たちはまだ一桁の年齢。

がむしゃらに領地を立て直しながら彼らに寄り添い血族としての交流を持ち。なおかつ次代として育て上げることに心血を注ぎ10年。

長兄が18歳となり後継者が通い領地経営を学ぶ学校を卒業する運びとなり。そういうのが上手く人脈を持っている家に挨拶したり同じ伯爵家の集まりに顔を出したり。派閥というのもあるが、私はそういうのがさっぱりなので、知り合いの伝手をだどって出れるところには出て話を通すための一環として舞踏会へ足を運んだ。

新年の挨拶である。大体の家は顔を出すことになっている。我が家も先代が逝去した時と復興でどうにも出来ないとき以外は出て居る大切な催しである。一気に後継者としてと顔合わせやら根回しやらをするにはちょうどいいのである

踊っている人たちからチラチラと視線を向けられているのも無視して後継者と弟。それぞれの婚約者を連れてアチラコチラに挨拶回りをする

代替わりになりますよろしくお願いしますと丁寧に話をし取引相手に紹介をしつつ人脈を形成させていく。無論、学びやで培った人脈もあるだろうから。今後代替わりに支障が出ない程度には挨拶回りをした後に子どもたちは解放した。

子どもたちの方の挨拶周りが終わるまでは、自分の隠居後に必要な挨拶回りをしなければならなので、今度はそちらの方へ足を運ぶ

「終わった?」そう声をかけてきたのは自分よりもだいぶ年下の先ほど王から発表された功績を認められて領地なしの一代貴族を下賜された内縁の夫である。

元々軍人で貴族のパトロンがほしいと言う感じで知り合いから紹介された人で。パトロンになってやるから自衛団の外部顧問になってと契約したのがきっかけで。気がついたら次男がなつき有事の際の前線に立ち式を取るための訓練を付けてくれたり。長兄に上に立つ人間の心得的な事を教えてくれたりと年の離れたお兄ちゃんをやってくれ初めてそういう関係になった

代替わりをしたら内縁関係を解消して正式に結婚し領地なし一代限りの男爵家として隠居生活を楽しむ予定である

軍部なので。そちらの派閥に挨拶回りをしなければならない。一応、次男の婚約者が軍部の派閥よりの人間であるので。そちらを伝手にっていう風に考えていたのだが

「夫婦で顔出ししろって言われてね」そう言って先ほど下賜されたときにしていた正装の出で立ちで居る。

「まだ、内縁関係ですけど?」

「それね。うちの上が陛下に話を持っていってくれたらしくて。もうすぐ代替わりだからいいと許可が降りて今日を持ってあのクズとの婚姻は解消。元々白い結婚だから特に問題なく婚約手続きをしてくれたんだと。」なるほど

だから挨拶のときに薄ら笑いをしてこちらを観ていたのか陛下はと納得し

でしたらエスコートをと手を出せば嬉しそうに握りしめてくる婚約者。ババアと婚約できて嬉しいって言ってもらえるのは嬉しいが、それでいいのかねとは以前から思っていたし

挨拶回りのときに年頃のお嬢さんを持っている人たちには分かりづらくであるが睨まれた。軍人は一応低級貴族である騎士である。

同じ一代限りでも子爵のほうが上であるから子どもの嫁ぎ先にと思われていたのだろうな

エスコートされつつ周りを観察した感想である

次男の婚約者のご両親と挨拶し隠居後彼に嫁ぐといえば驚かれた。確かに28歳の大年増で、知っている人は白い結婚だと知っているので、そうだろう。若いツバメにと言われんだろなーと諦めのながらにこやかに挨拶をして歩く


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