無題
目的地の最寄りまで載せてもらっている馬車で暇つぶしにと馭者に話をしている
といってもある意味苦情にっているが
「なんでそう信じ込んでいるのかさっぱりなんだ。他の馭者たちは間違っていると説明してくれているのにそいつだけ頑なに俺が関係者だと言い募ってな。普通に登録したときも乗り込んだときにも確認が取れているのにもかかわらずだ。そういう魔法に?かかっているんじゃねえのかって思うくらいだ」そう言うと
少々困った顔をしながら聞いてくれている
話の発端は長距離馬車でのことだ
乗合馬車で目的地までの長距離を運行しているもので、宿に泊まって3泊4日で目的地につくのに乗車したんだが、他の利用客が俺の同伴者だと言って料金を踏み倒そうとした
そういう人間もいるので、チケット購入時に人数と乗車する人間の魔力を登録するシステムになっており。俺は一人分購入し自分の魔力を登録している。
故に普通に違うと拒否してチケット購入時に予約した宿に泊まったが、一人の馭者と踏みたおそうとした貴族風の家族がギャンギャンと最後まで騒ぎ立てていた
宿が気に入らない食事が気に入らないと。
そもそも宿屋や食事のレベルが気に入らないならその分追加を払えばいいだけの話。
俺もちょっとこの飯ならと思うところは現地で追加を払ってグレードアップさせていた。それは他の人間もそうだ。普通のグレードなら抱き合わせで予約した宿で軽く飯を食い体を拭くお湯をもらえれる、頼めば洗濯くらいはさせてもらえれる程度だ。それでも自分で移動して野営してというよりは良い待遇である
「そもそも貴族ならどんなに落ちぶれても乗合馬車には乗らんだろ?」そういうと頷く馭者
色々と迷惑をかけたからと本来は人を載せない時間帯の馬車に載せてもらえているので災い転じて福となす
であるが
「にしても。なんであそこまで信じ込んでいるのか不思議だ」そう言うとおもむろに口を開く馭者
「誤魔化すのが無理なのは普通そういうシステムになっているとわかっているからだ。魔道具で登録して魔道具で確認するからな。ただ、そういうのに慣れている人間ならある程度いじれるらしい。と言っても、我が社のシステムをいじれるっていうのは王族の魔道具を作っているとか御用達のとか言われる上位の人間だけだが」ぼそっと呟くように言う馭者
「へー抜け道もあるんだな。と言ってもそのくらいの腕がある人間と知り合いでなければ無理だろう」
「そうだ。そうでなければ不正されてしまって信用問題になるっていうのが社長の言い分だ」その考え方に頷きつつ
「信用は大切だな。どんな仕事をしても信頼がなければ依頼なんて受けさせてもらえないしな」それに静かに頷きつつ
「詐欺師の味方になった馭者はやめさせられるだろうし。詐欺師も会社の方から通報したから警察に連行されただろう。ギルドの方にも通達したから今後は乗合馬車に乗ってもしつこく確認されるだろう。身なりを良くしていれば信用されると思ったんだろうが」
「身なりが良い人間を信用するっていうのも一定の判断基準になるだろう。それは納得できるけれどもな」自分の格好を見て思う
清潔にはしているし見た目汚い格好はしていないが貧乏であると思われる格好はしている問えばしている。が、この程度なら平民なら普通なレベルであるボロボロでさも身なりも気にしていないというわけでもない
「っていうか。俺の格好それほどひどいか?」
問いかけにちらりとこちらを見た馭者が
「旅をしている人ならそのくらいの格好をしている人間もいる。ひどいというわけでもないと思うが。この先のダンジョンに行くんだよな」
「そうだが?」
「だったら上等な部類だろう」
「だよな」首を傾げつつ何を根拠に俺がそうだとなったのかわからんと呟く
「それにしてもソロで潜るっていうのは珍しい」
「ああ。基本一人でだが、この先は同じチームの人間と一緒に潜ることになっている」ちょい首を傾げているので
「俺の専門は採取とか採集とかでさほど殺傷能力が高くなくてもどうにかなる仕事なんだ。主にチーム内で使用する薬草を取ってきたり鉱物を取ってきたりだな。そういう雑用っていう感じでいさせてもらっている。チームの上の人は二つ名がついているような人たちが多いけどな。チーム内で薬を作ったり武器や防具を作ったりするやつもいれば俺みたいな雑用をする人間もいる。今回はお偉い方がこの先のダンジョンに潜るから荷物持ち兼食事係だな」のんびり笑いながらいえば
「そういうのもあるのか?」ちょっと驚いているので
「大きいチームだと。外から誰かを雇うより選任の人間をっていうのもある。俺の他に雑用をする人間も数人いるし兼任ってやつもいる。チーム内で医者とかもいるからな」そういえばすげーなって言っているので
「何もすげーわけじゃ無い。普通は見習いとかがやる仕事なんだけどな。選任がいたほうが良いだろうって考えさ」笑って言うと
「色々とあるんだな」しみじみと言われる
「あんたのところだって。馬の世話をする人や馬車の手入れをする人間もいるだろ?」それに頷くので
「それと一緒だな」そう答えれば、なるほどって納得している。そんな話をダラダラとしながら過ごし予定より早めに到着したダンジョンもよりの街。馬車と一緒に街に入り荷物を下ろすという場所まで載せてもらう
「おはようございます?」
この街においているチームの拠点の一つに顔を出せばこちらを向く大勢の人。なんでこんなにいるんだ?と思いながら到着の報告をするために事務のところまで向かう
「あんた無事についたんだな」ホットした顔をしている顔見知りの人間になんかあったのか?と聞けば一つ前の街から俺が足止めを食らっていると連絡が入っていたというので納得しつつ
「足止めっていうか言いがかり?でもな。乗合馬車のシステム上無理なもんは無理だと言うことで無罪放免っていうか。普通に俺は被害者であると証言されたから足止めされることもなく。むしろお詫びにって普通は載せてもらえない荷馬車に載せてもらって早くこっちにつけたんだ」そういえば納得しつつ到着の報告書を書いている
「明後日予定通り潜るんだろう」そう尋ねると頷き
「お前が遅れたら誰をって話をしていたんだが。良かった」胸を撫で下ろしているので良かったなと思いつつ
「そうそう。ここに来る前にちょいいいもん見つけたから」ごとっと荷物から出した瓶には一人でも攻略できるレベルのダンジョンから見つけた純度の高い聖水である
「これ薬とかに使えそうだなって思ってな。サンプル?だっけ」その他にも加工品に使えそうな鉱物や医者がほしいと言っていた薬草を出して荷物をカラにしていく
周りでは仕訳の人間がワクワクといった感じで出てきて仕分けてラベル付けしつつ欲しがりそうなところに連絡をしてくれている
あらかた荷物が殻になった頃には仕訳も終わり査定がされている。そういうところがちゃんとしているから好きなんだよなと思いつつ依頼書を出し確認してもらう
「さすがだな。雑用様々だ」依頼書を確認し間違いなく納品されたとチェックを入れてくれたので。納品済みのファイルに閉じていく
「ちゃんと仕事しないと怒られるだろ?俺雑用しかできないから」そう言うと
「ちゃんと仕事をするから雑用でもチームにいられるっていうのが流石だな」褒められてちょっと嬉しい。ファイルをまとめて雑用としてついていく人たちの必要物品を購入すうるために待ちに出ようと思ってふと荷物を覗き込み思い出す
「そうそう。この花。なにかに使えないか?前に潜ったときに目に止まってごっそり取ってきてしまったんだけど。何に使えるかさっぱりなんだ」白い小さな花を出す。いつもの安眠用の花と似ているがちょっと違う感じで。これはボスにって思ったのでごっそり採集し同じ花が咲いている地点をチェックしたメモもある。
花のサンプルを一株。根っこが付いてるのをテーブルにおいてから。明後日のメンバー表を見て必要物品を購入に出かける
ざわと一瞬したが何事もなかったように落ち着いたのでダイジョブだろうよ首を傾げつつ市場で干し肉やパン。干し飯等食べ物やら水や煮炊き用の魔石やらを購入。汗拭き用の溶液瓶やら結界用の杭やらアレヤコレヤ購入してはバックに詰め込んで行く。納得いくまで購入しチームが保有する宿に聞いたのが夕暮れ時。
宿泊できるか声をかけ荷物を一旦部屋に置き中庭に出る。用意した杭に寝るときに襲撃されないようにする結界を張るための術式を刻む使用する人たち出る仕様が微妙に変わるので、人数分作る。コツコツ刻みながら出来上がった物をバケツに精製した聖水に浸けておく。一晩漬ければある程度の強度を持つことができる。ちょいちょい魔力回復剤的な水を飲みつつ汗拭き用の溶液を作ったりしていれば、いい匂いが漂う。そろそろ夕飯時刻だと顔を上げれば。眼の前のテーブルにはできたての飯が並んでいた
驚いているとテーブルに配膳し終わった様子の店員が頭を下げて店に戻っていく。いつもながらなにかに集中していると寝食を忘れがちになるので、定宿としている店はサービスとしてこういうこともしてくれている。
今日はトップが合流するんだったなと思いつつ用意していた杭をチェックしてから同じように検証に付き合ってくれるチームの人々に渡していく。汗拭きや体力回復剤は私用でもあるが、私が制作したほうが良いという人には提供している。そもそもチームには医者もいれば薬師もいるのだから専門職にお願いしている人が多いので、数はそれほど多くない。明日の準備をしていると機能サンプルを渡したせいなのか、検証チームから外されたせいないのかは定かではないが、機嫌が悪そうな医者と薬師がこちらに向かってくるのが目に入るが、ぶっちゃけめんどくさい
時間をと言われてサンプルに関して話を進めていく薬師と医者。私が思っていた効果よりも毒素を排出するほうが強くでたという話である。鑑定したときとは違う結果がでたので首を傾げつつどういう調合をしたか聞けば、結果がそうなるのも納得できたので。自分が簡易で生成した薬に関しても話を進め脳裏に浮かぶレシピについてもちょいちょいと話をすると知識欲がギラギラした目で見つめられてしまい逃げたくなる。ちょっと待て
そう言って
わかる範疇のレシピとどうしてそうなるのかの理論を軽くまとめて理解を深めれる書籍に関してのメモを添える
「あとは自分たちで」そう言って渡すと食いつくのでその隙に逃げる。それを端から見ているチームのメンバーがいつも通りだなと笑っているが、あのギラギラした目で見られたら誰だって逃げるだろうと同じようなレベルの人間に言えば。それはそうと頷かれてため息しか出ない
面倒事は嫌なので、チームのライブライリーに逃げ込みここ半年ほどで作り上げたインゴットのレシピや薬のレシピなどを自分のノートに書き連ねていく。放出するのも色々と手続きをしなければならないのもめんどくさくて放置していたが、そろそろ整理したほうが良いだろうとトップが到着するまでの時間潰しとして行っていく
唸り声が聞こえて視線を転じれば書き散らかしているレシピを見ている茶髪角刈りのトップクラスのメンバーでトップに相棒と言われている人である。ということはトップも到着したのかと首を傾げて周りに意識を広げると茶を飲みながらレシピを見ているトップと俺も作れるから生成してみたいとねだっているトップの弟が見える
まあ、待て。そう言いながらレシピを見ながら必要な鉱物を手配している様子が見えるし確かに弟でも作れるレベルのものがあったなと思いながらそれでもまずは違う人間に生成させてからだと手配しているのだろう
集中力が切れたのもあるし書くのも大体書いた。サンプルとしてのインゴットもあとから出せば良いだろうと思いつつ書き散らかしたものを分類別に仕分けながら結構インゴットの生成に偏っていたなと反省する。雑用しつつ気ままにその時に興味があるものを作り散らかして満足したらそれでおしまい。あとは知らんとためていたものを放出したのが今である。それもあって未だに雑用なのだが、それでもチームに所属させて貰っているので良いのだろう
まとめられた書類に目を通し終えたトップが周りに振り分けて検証をするように指示を出している。インゴットや薬に関しては使えるもの使えないものなどなどあるので、それに関しては検証後にトップクラスの人間が外に出すかチーム内で消費するか決めてくれる
「よくもまあ。これだけ作り散らかしたな」笑いながら言っているトップに頭を下げてから
「脇道の検証は小出しができるようになっているから良いが。気をつけろ」とお言葉を貰った
ダンジョンの脇道調査をするために条件に見合ったダンジョンに向かう道すがらキャンキャンと騒ぐ人間に絡まれた。乗合馬車で冤罪を掛けてきたやつである。私にめがけて来るのかと思っていたが違ったらしくトップに絡んだ。
久しぶりに兄弟でダンジョンに潜ると機嫌が良かったトップが切れそうになっている。自分は有益だと言い募っているが。有益な人間は相手の機嫌を察する事もできるものだと思うが?と不機嫌オーラが魔力を帯びてバチバチと威嚇音を無らしはじめているのも気が付かないとかすげーと周りと一緒に距離を置く
隣で平然と立ってられるのは弟だけであるが。それは弟には被害がないと知っているからである。兄。兄と不機嫌オーラが撒き散らされているトップをつつき。俺よりも大切なものなんてあるのか?今日は一緒にダンジョンに遊びに行くんだろとすねたように言う弟に
何だ。すねたのか?かわいいな。ほら、ダンジョンに行くぞと横にいる弟を撫でてから腰に手を回して密着しダンジョンに歩みを進める。絡んできた人間はすでに存在しないものとして転送陣を発動して消えた兄弟たち
「あ~。追うぞ」呆気にとられている絡んできた人間を放置してチームメンバーが次々に転送を始める。自分の力量で飛べるものは飛び。魔道具で飛ぶものもいる
さて、私も移動するかと思っていたら足元が光り転送され眼の前にはいちゃつく兄弟と各自検証チームに別れて点呼を取っているメンバーたち。
「遅い」ぼそっと呟いたのは誰だろうか?
そもそも魔力もさほど多くなく雑用ぐらいしか出来ない私が転送などできるはずもなくである。場合によっては魔道具などで行うが、基本は無理である。それをわかっていても遅いとは?疑問には思うが、おいていかれなかっただけ良いかと全体で行けるところまで潜る
目的の脇道があるダンジョンに行くにも脇道を通るので、先頭にたち道案内をする。向かってくる魔物も瞬殺され目に付く薬草も必要なものは採取されて行き各自担当の脇道に差し掛かれば別れていく。
2泊3日の検証であるからさほど難しいものでもない。今回の検証もトップと弟が一緒にダンジョンに潜りたいというささやかな願いを叶えるためのものなので緩い。
脇道に入るためのギミックも知識があれば簡単に溶けるものであるし。道すがらきれいな地底湖があれば湖畔で休憩したり美味しい果物があれば採取する。ダンジョンなので魔物はでてくるが、弟に気が付かれる前に討伐してしまうので、弟だけはピクニック。
兄あれ。あれときれいな風景を満喫し楽しそうにダンジョンを踏破している弟に頬を緩めているトップ。適時、休憩をはさみお茶をサーブしたり採取した果物をサーブしたしするのが雑用たる私の仕事である。
ピクニックであるから2泊3日の行程である。普通に行けば1日で踏破することもできるものである。夜と朝は兄弟で用意すると言われているし同じテントで休むのは兄弟だけだ
私は兄弟のテントが視界に入るも程よい距離をおいたところにテントを設置する。兄弟仲良く。イチャイチャするし。必要な水やら食べ物やらはちゃんと用意しているので問題ない。
出発が昼頃になっても別に困らないようにしているし。一日その場から動かなくても問題ない。
動かないなら動かなくても私は私で色々とできるので気にしていない。
そういうのもあってよく兄弟のイチャイチャの雑用としてつきあわされている。
兄貴のバカ!!と犬も食わいない喧嘩が聞こえるが特に気にせず昼飯を食べ、起きてこなかった時間に採取した薬草を分類別に仕分ける
気ままに読書して理論を詰め込めば新しいレシピも思い浮かぶので、気ままに書き記しておく
今晩もここから動かないのかな?とは思ったものの弟が動くということなので歩を進めて天井に地底湖が見えるポイントに到着した。検証チームとの合流点の一つでもある
どうだった?来れたのか。などと他のチームからの声に手を上げて挨拶をして一休み
他のチームからの報告を受けて間は弟に天井の地底湖から漏れ出た魔力が結晶化したものを採取してその中に特定の薬草を入れると?と軽い実験的なものを
理論はわかっているし再現できるレベルもある弟がキラキラ輝き中で魔力が弾けて最終的には甘い甘味料になるのを黙って見ているわけがなく
用意した結晶と薬草を使ってこれは何味になる?とワクワクしながらの時間潰し
物によってはスパイシーな味になるのもあり、兄にと報告が終わったのを見計らって終了した実験的時間潰しの結果を見せに突撃していくのは、とても愛らしいと思える
散らかしたものを片付けながら子守おつかれと声をかけてくる顔なじみに頭を下げておく
楽しげな弟の説明を聞き楽しげなトップを見て古参はトップが楽しげならそれでいいと満足げである。スパイシーなものは料理に入れてもいいし。甘味料になっているのはお茶などに入れても良いものである。無論、飴玉のように舐めても良い
使い勝手が良いものである
ゆるりと進み2日目の複数ある他のチームとの合流地点も無事に通過し。2日目無事に野営地に到着。報告などを精査するトップにかまってもらえないと弟が着たので食事の準備を手伝ってもらいつつ明日向かう場所について話をする
話を聞いてキラキラ目を輝かせているのを見ると少年のようだ。ただ、本人は戦闘はあまり好きではないとのことで、採取とか採集のほうが好きだと言っているも兄と離れたくないといって討伐にもついていくので、討伐のレベルもトップクラスと遜色がない程度には強い
3日目は果物採取だ。
色とりどりの果物を採取していく。レベルによって採取できる果物が違う。弟が楽しく採取しているのを愛でながら採取の補佐や採取したものを収納を手伝っているトップ。兄弟仲良くダンジョンに潜るという目的も達成出来て嬉しそうである。自分は自分で依頼を受けたものや自分で出した以来の報酬となどの採取をしつつ。自分用の乾燥果物やシロップ漬けようを朝から昼ごろまで採取
満足行くまで採取したので出口に行こうと話になったときにトップから予定した出口ではないが、問題ない場所を指定してきた
何でも昨日の報告でソッチのほうが良いのではないかという声があったそうで。
「問題はないですが、地上の受け入れは?」
「そっちは問題ない」とのことなのでちょっと道が悪くなるので弟のフォローをしてもらうようにお願いしつつルートを少々変えて移動する。目的の出口まで到着すると他の検証チームも到着していたらしくガヤガヤと少々うるさくなっていたし渋滞もなっている
今ついたのか?などと声をかけ合いつつどうだったか軽く報告し合っている討伐の検証チームなどはギラギラした雰囲気を醸し出しながら話している。結構良かったなどと聞こえてくるので良かったのだろう。詳細は報告書でと声が上がっている。無事に拠点の一つについてチームごとに成果を出している。
兄弟たちもアレヤコレヤと話をしながら出している採取地点まで行くまでに戦闘も軽く?あったのでそちらの成果もあるので全く戦闘がなかったわけでもないので兄の方も暇ではなかったようだ。兄の方は博識であるので、ギミックなどについても色々と楽しまれていた様子だった
頭もよく討伐もできる人間が休暇を楽しみたいとなるといえば、こういうふうになるのは致し方ない。脇道を探すはトップの休暇用という意味合いも割とある。もう一つ所属しているチームも似たような要望があるのでそっちには検証チームなどから得た情報をまとめたものを提供している。
それで他の人達が横道を使用していても問題ないレベルが該当しないと情報を知っていても道は開かれない。知る人ぞ知る?な情報でもあるらしいが、自分としては地上を移動するのが面倒なときに使う近道程度の認識だ
地上に戻って依頼品を出したり報酬を渡したり。自分用の果物を加工したりして過ごす。加工しているとチームの見習いたちが手伝ってくれたり暇を持て余した弟が突撃してきたり
潜る前にサンプルを渡した人たちが加工方法や採取方法などに突撃して来たりして色々としながら過ごしていた。所属している2つのチームの拠点からでないで生活していたので、表が騒がしいなくらいにしか思っていなかった。
落ち着くまで半年ほどたって2つのチーム合同で報告会。サンプルの安定供給体制についてや活用方法などが報告される
いろんな人が所属しているチームなので色々と面白い情報や研究報告が上がってとてもおもしろい。研究については中間報告的なものである
他人の視点や思考を知りアプローチについても自分とは違った方法を知るのは勉強になる
気になる報告についてはメモを取り自分が持っているデータを合わせて行き詰まっている加工方法に利用したりする。一人では行き詰まるものでも報告会を聞いてアイデアを得る場合もあるしレベル上げをして加工できるようにする場合もある。刺激になって良き
今回もいい刺激になったと楽しく過ごしていたが、報告会を終わり情報交換をしていて初めて知ったことだが、馬車で詐欺ろうとしてきた人が私の関係者だと言って騒ぎ立てていたらしい。ただ、チームのほうで私の関係者として登録されていないことと登録されていなくてい人間だとしても私の関係者だと証明するものを持っていないので門前払いした。代わりに報酬をとも騒いだらしいが、そちらも代理人として登録されていないということで却下されていたとのことを愚痴られたが、なぜ?の一言である
首をかしげているのを見て周りもだろうなという雰囲気である
トップも呆れた顔をしていたが
「大きなチームに所属するとそういう人間も湧いてでてくる」気にするなと
「搾取しようとする人間が目をつけてくることもあるしな」と頷き合っている人たちもいるので、そういうもんなんだろうなと納得する




