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夢2  作者: 桃花
26/33

無題

薄暗いダンジョンを容認しながら進んでいく。引退間近の40歳にはきついダンジョンより程よいレベルのダンジョンで薬草を採集したりしながら日銭を稼ぐ。

時々護衛として都市間の移動馬車の仕事をしつつ隠居しても生活には困らない程度の蓄えを用意しているところだ。

今日は軽くダンジョンに潜って薬草を採集。

運が良かったら鳥や豚などの魔物を仕留めたら良いなと思いつつ目的地へ

中堅なので一人である程度こなせるようになった。駆け出しのときは二人の奴隷を買って一緒に技能を磨きながら活動していた。奴隷は今は市民権を購入して流れの商人として働いている。最近ではよく名前を聞くようになったので頑張っているのだろう

自分用のものも依頼品も得て換金。

ジロジロと見られながら換金場所を出る。流れの仕事をしていると地元の人間たちに嫌な顔をされるので長いは無用。次は移動しつつ仕事はと思いながら見ていると

「久しぶりだな」声をかけられると以前依頼を受けた事がある商人がいた。挨拶をして依頼なのだろうか?と依頼表がでていないことを思い出しながら相手の出方を待っていると

「お前んとこの兄弟に昨日あってな。お前を見かけたら声をかけてほしいって言われた」と伝言を貰った。あちらも流れで仕事をしている見知った人のほうが良いということなんだろう。話を聞いて思う。

元奴隷ということもありナメられることもあるだろう。有能な兄弟なのでナメたら痛い目を見るだろうが。とともに育ったような兄弟を思い出しながら待ち合わせ場所に向かう

ジロジロという目はいまだある。今日明日に街を出たほうが良いだろう仕事がなくても徒歩で移動できるしな。と思いながら進む

待ち合わせ場所とされた宿に併設されている食堂へ。店の人間に声をかけて軽く飯をと思いつつサラダとスープを頼む

一声をかけていたの持ち込みのパンも食べながら待っていると15分くらいで来たのは弟のほうである。小姓のようなものに手を引いて歩いている人に手を引いて歩いているとコケないが、一人で歩いている気が抜けるためコケることがある。荷物を背負わせて居るとコケることがない。

私を見つけてぱっと花を咲くような笑顔を見せている。手信号でゆっくりと出してスープをのみながら到着を待つ。

「久しぶり」とても喜んで居る声を出している。座ったところでおやつとして乾燥果物を出してやると喜々と手を伸ばしている。

私の食事が終わるまでもぐもぐと乾燥果物を食べて待ってくれる。

食べ終わり話を向けると

「お前がこっちに居るだろって兄様が。見つけたら一緒に戻ってこいって」

「どこで待ち合わせしているんだ?」と聞けばこの先の少々大きな街である

「ここ半年ほど拠点みたいにしているんだ。そろそろ移動するかって話をしているんだけど」とニコニコと話している。いつ出るのかと聞けば

「早めなら夕方にでたいなって俺は思っている。めぼしいものは購入したし。兄様に指定されたものも購入したし。兄様は滞在中にお前見つけれたら御の字だって言っていたんだ。最終日に見つけてよかった」にぱっと話しているので、野営になると考える

「誰と一緒に?」と尋ねれば

「俺だけだ。隣村に仲間が待っている。そこを拠点にして近隣の村に買い出しにって感じで」説明を受けたので野営にならないという話にも納得して護衛を受けることに合意した。

荷物はすでに馬車に積んでいるというしここから2時間くらい走れば待ち合わせの村に付くというので自分の荷物も持ち馬車に向かう

ぎっちり荷馬車に荷物が積まれている。守りと人よけの術式が発動されているのを見る。こういう守りが得意出しざっと見て高価なものもあるが。なんとかなるだろうと思い御者として乗り込む

後ろに乗りながら守りを発動させている弟の配分を配慮しつつゆっくり歩かせて2時間。

目的地の隣村に付く

昼過ぎにでて夕暮れ間近に到着した街

交通の拠点の一つなので、割と遅くまで店が空いているのは助かる。

検問所で軽く受け答えし身分証明を示して中に入れば馬を引き待ち合わせだという宿につく。同じマークが書かれている馬車が止められているので待たせていたのだろうか?と思いながら駐車させる荷物はそのままだということで言葉に従い宿へ

弟が仲間だと示した人達の中に進んでいく。

ここまでの契約なので別れて必要無物を購入してと思っていると腕を掴まれてそのまま仲間の元へ引きずられた。

挨拶をすると兄の方から説明を受けているという。ここまでの契約だと思っていたら現在拠点としている地方都市まで弟が乗ってきた馬車の護衛兼御者としてという話で金額も妥当だったため継続する。

宿代は契約内なので出すことはなく。同室の弟の面倒を見ることが条件だが。なれているので特に問題ない

元々卸すつもりの肉があるので、宿に声をかけて調理してもらうようにお願いする。いい肉なので手持ちの肉の代わりに乾燥肉とか乾燥野菜とか移動用のパンとか交換してもらえないかな?と思って店の人に聞けば、まだやっている店があるということで。声をかけてから店へ

必要物品である乾燥肉とか乾燥野菜とか。乾燥果物とか私が必要なものを。あと乾燥コメ。

弟はなぜか移動用のパサパサパンが上手く飲み込めない人なので。それ用にお世話係というのはそういうことである

 1週間ほどの移動で弟が守りを発動しているので襲われることもなく無事に到着した。ちょいちょい危ないところがあったが周りの人たちが有能なので動物に襲われる前に遠距離攻撃で潰されていた。弟は一番大切ということで馬車5台がつながる連隊の真ん中を走行していたのうっすらやべー感じがすると思った瞬間には潰されている

目がいい人間が戦闘と殿に居るのだと弟が休憩中に言っていた

弟用の軽食として小粒なパスタを入れたスープを作りちょいちょい乾燥野菜や肉も入れたやつを食べさせている。弟以外にも食べたい人も居るだろうと割と多めに作ったのに。全員が食べてすっからかんになったのは笑える。

無事に到着して借りているという店に到着。

到着の報告とともに契約終了である。無事に付け足し報酬ももらえて良きと幸運を喜ぶ

昼頃に到着し報酬の支払いが終わったが顔を見せろという兄の希望で奥に通される。

「久しぶりだな」と弟の帰宅をハグとキスで歓迎してからの一言であるが。この兄弟はいつもこれなのであまり驚きもせずにぎゅぎゅっとハグしている兄弟を見守り10分後の発声である

「相変わらず元気で良いな」時間を潰すために出した乾燥果物を食べながら答えると鼻で笑って席につく兄と嗜める弟

お金を支払われたので宿を取って移動してダンジョンに潜るかと思っていると

「次の拠点に移動するから再契約だ」などと言っている。移動しながら商品を捌きつつ新しい商品を入荷するという流れの商人であるはずだが、ちょいちょい顔なじみでおろしている店があるのだと言う話である。

繁盛しているのなら良いと思いながら契約を再度結ぶ。出発は明後日らしいので補充するものを補充する事もできる。今日運んできたものはここで卸すものもあるらしく。確認作業が終わったら卸すものはおろしていた。日雇いの人間からおろしている店員などが

その間に補充するものは補充する。コメとか

夕食時に色々と話しをしながら情報交換。今までいた街は人を排除する感じが強いなど色々と。

ダンジョン産の果物を加工して作っている乾燥果物を食べていると弟が口を開けて待っているので一つ入れておく。ついでに兄の酒にも入れておく

 目的地に進む中時々止まって荷を降ろし商品を購入してなどとして1っヶ月ほどかけて彼らが拠点の一つにしている街についた

ちょうど交通の要でありちょっと離れたところにはダンジョンがあるというところで。利便性があり商人やダンジョン関係者の出入りが多く活気が溢れているところである

お世話になったと無事に到着して契約終了。報酬を得てお互いに挨拶をして別れる

ダンジョンに潜るにはよそ者は申請が必要で、申請したが待ったがかかった。前回潜ったダンジョンで不正がとかなんとか嫌がらせに近い言いがかりがあるそうだが

事務所の方もなれているらしく軽い聴取で終了。

あちらで欲しいものが私が採取していたので巻き上げようとしていたのだろうと言う話である。よくある話で、拠点を持たない人間に嫌がらせのようなことをして採取した物品を巻き上げるようなことは多々ある

そういうこともあるので長いは不要なのである

現在行けるダンジョンで、自分のレベルにあったところはという話をして申請が無事に通る。

明日の早朝に出る便に乗れば昼に着くという話なので一泊し荷物を補充する。ついでに依頼がないか依頼版を見て良さげなものがあったら確認をして仕事を受ける

流れの仕事は大変であるが気楽でもある。年を取って動けなくなるまで動き最後はどこかの寺院の下働きなどをしながら人生を終えるのになんの不満もない

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