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夢2  作者: 桃花
24/33

無題-

島々を巡り自然を楽しむ目的が多いが、昔は祈りの場として。巡礼地としてあった地である

緑豊かな島々が大小様々ありメインルートでも12の島を巡ることになる

現在は巡礼のルートを模して観光という側面が強く出ており一つ一つの島で一日に受け入れる人数が決まっている。

キャパシティという問題もあるが、ゆっくりと自然に触れてのんびりと過ごしたり。保護地区の中動植物の生態に配慮してという側面もある

そもそも祈りの場としての機能もあるのだ

ガヤガヤと土産屋があってなどということはあまりなく。出発の島とか到達の島とか大きなところではあるだろうが、小さなところでは旅行者を受け入れる宿が1,2軒あり

それ以外は島の人がほそぼそと生活する程度。観光客や巡礼の人間向けに食事処をやっているところもあるがさほど多くない。

 のんびり緑の森の中で自然観察やぼんやりとしながら過ごしているのは、仕事でバタバタしている都会の生活から逃げるようにして戻ってきてからの習慣である。

リモートワークで会社には年に数回出社すればいいだけになったので、地元の島に戻ることとした。保護地域となっている村で新たに人をいれるとなれば色々と規制があるが、もともと住民であり運がいいことに一組の家族が大きな島にいる息子さんたちに呼ばれて引っ越すということで、家と土地が売りに出されることになっていた

母が噂を聞き家主に家の末が村に戻ってくることを希望している。どのくらいのお値段で買わせてもらえるのだろうか?と話を聞きに行ってくれて引っ越し関しての日時などを聞いてくれたりしてくれた

色々と地元に戻ってそちらの家に話を詰め家をりホームして住む申請なども村に相談しに行ってと諸々の事をしてリモートワークをと声をかけられて社内で移行作業などをした半年ほどかかって移住となった

もともと住民であり親が現在も住んでいる。仕事もリモートワークとして大きな島の方の会社に在籍しているとなれば、難しいとされている移住の申請もすんなり3ヶ月でおり。家の購入ももともとの貯金があったこともありすんなり購入できた。むしろリホームで家を直す方の申請が色々と手間取った側面がある。

それでも

平屋に立て直した家でのんびり庭を愛でながら過ごすこともできるし。リモートワークの空き時間で散歩もできるので。会社で仕事をしているときよりもストレスは少ない。

保護地域であっても巡礼の。観光としてのルートから離れており買い出しなどは定期船か所有の小舟で買いに行くしかない不便さはあるが

季節の移り変わりを感じられ自然がそばにある日々は私としたら過ごしやすいのである。

稀に観光をする人が訪れるが、電波がないだの騒ぐので宿泊施設には通信機がある。島全体として携帯電話の通信県内であるが、それほど強くなく場所によっては圏外であるが、住民はさほど重要視していない

私もこちらに戻ってきてからあまり通信機器は使わない。使ったとしても仕事の話をするためにというパターンが多く充電の減りも少なくとても経済的だなと思ってい過ごして数年

村に観光として長期滞在を希望する人が増えてという村の会議で上がり

宿泊施設を新しくしホテル業をしていた宿の息子が家族で戻ってきてと多少活気づいた。で、ちょうどいいところにあるからと村の入口にある空き家を観光案内所兼喫茶として開業する事になったり。人が足を止めそうなところにベンチとゴミ箱を設置したり。

食事処や休憩スペースに通信機を置いたりした

無論、村の宿泊所は一つしかないためにその宿泊施設が満室になれば受け入れ不能になることが村の観光案内に記載されている

もともと来る人はのんびりしたいと言う人だらけで観光というより静養の側面が強かろうと

整備して過ごしやすくしたけれども利用は少ないだろうと思っていたらしい村であるが、ちらほら来られるお客さんがSNSなどに写真をアップして知名度が上がるようになり年に数十人いればいいかなーというくらいだったはずなのにその倍来るようになった

が、観光客という人たちが行儀が良い人たちばかりではなく。知名度が上がるようになれば、迷惑行為をする人間もちらほら合わられたので

村のキャパシティの問題でということで人数制限はそのまま。

むしろこういう目的で来られる方は宿泊できません的な予防を観光案内に入れたりする。無論、迷惑行為を繰り返す人間は村から追い出すこともあり。厳しい村としても有名になったが

こちらとしては生活を荒らされるなら別にそれで生活しているわけでもないしという感じのスタンスが多い村の住民たちは問題ない

のんびり自然を楽しみ。ルールを守れる行儀の良いお客のみ受け入れれば、それが良いと高評価をいただき

一定の水準。経済は潤うことになったらしいが、リモートワークの自分的には散歩客が多くなったな的な。散歩ルートが整備されて観光客が歩きやすい様になり休憩スペースとして風景が良いところにベンチとゴミ箱。トイレを設置してと私がお気に入りの散歩ルートを紹介してほしいと言われて紹介し。安全で整備しやすいところ数カ所が散歩コースとして開放されている

村の人達もこんなところが。と驚いているが、それほど驚くようなことでもないと感じながら

それでも歩きやすいところを案内した

で、おから更に見栄えが良いところで歩きやすいところに道を整備して歩きやすいようにし。定期的に巡回して整備の保守点検をするようになり。バイトも発生した。

散歩コース入口には観光案内所と小さな店を設置していたりとちょいちょい見慣れないものが増えたなーと思ったが、それもいい変化として見ている。雇用が生まれれば空き家が目立っていたところに戻ってきた人がちらほら入って来て子どもも増えて廃校寸前の学校が継続なったりして昔よりは少ないが子どもたちが戻ってきたら村に明るい雰囲気が増えた

良いことである

自分には関わりが少ないが、楽しげな声を聞くのは好きだし。まつりで楽しそうに駆け回る子どもたちを見るのは好きである

のんびり自然に囲まれて仕事できるのは良いことである。

ただ、時々観光客が家の庭に乱入するのはやめてほしいところである

移住する際に住むべき家を探していたときにそれだったら自分の家も買ってほしいという人がいて家々が密着しているところで日のあたりが微妙と思っていたところで後ろの家が買ってほしいと言う話。だったら壊して庭にしましょうと言うことで一緒に購入させてもらった。

外から見られないように洗濯干場兼縁側を作り庭に花畑と家庭菜園を作ったのだが、それがいけなかったのか。花畑に乱入する人が出始めたた。

私有地であり庭は開放していないと看板を立てているのにもかかわらず勝手に入ってきては写真を取っていく人が増えたので。

番犬を飼った。

知らない人が入ってきたら吠えて教えてね。としつけて庭に放し飼い。無論脱走しないように色々と施しているのともともと頭のいい子なんだろう庭から出ることはなく過ごしてくれている

その御蔭か

庭に侵入しようとする素振りが見られる人がいると吠えて教えてくれるので、私有地につき立ち入り禁止である事を伝えれるようになった。仕事で家にいないときは母に来てもらって犬の面倒を見てもらうこともあるが

概ね大丈夫である

ただ、年に数回の出社時に

これあなたの地元だよね

とSNSにアップされている写真を見せられて観光誌に行きたいから宿泊させろという顔の面が厚めの人間が出始めたことには辟易している

「外からくる人には制限がかかっているので」ニッコリとお断りすることが多い

あと社長の家族がスローライフにハマっているらしくこちらに定期的に来ているということで。時折社長が我が家を訪れて仕事をしていくのはいただけない

社長いわく「フリースペースの電波は信用がない」とのことである。確かに仕事をするために引いている電波は会社の経費であるので、社長が臨時職場にしても問題ないといえばないが

ちょっと緊張するじゃん。

ちなみに庭に面した縁側がお気に入りらしく

洗濯物を干しているので立ち入り禁止というとやや不機嫌になる

テラスで仕事しろといえば微妙な顔をするのは縁側にUVカットを施している窓を設置しているからと番犬が遊んでと来るからだろう。

そこら辺は我が家を仕事場にするからだと黙認させてもらっている

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