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夢2  作者: 桃花
16/33

無題

兄と友達と一緒に遊んでいたはずなのに自分だけ置いてきぼりにされることが多くなった。学校に行けばなんで居なくなったんだよと冒険団を話す友人と、ニヤニヤしている兄を見て。一緒に遊ぶきが失せた

2つ上の兄と5歳上の兄は二人で内緒話をしていて自分もといえば、お前はまだ小さいからと教えてくれないことも多く。意図的なのかどうなのか知らないが、仲間はずれにされることが多くなってきたので、関わることをやめた

友人には誘われても

「兄貴と遊びたいから俺を誘うのやめてくれないか」と言って疎遠になって行く。兄二人が内緒話をしていても気にしていませんと無視して父と話をしたり母に学校であったことを話したりして過ごす。

で、学校の帰りに図書館によって勉強したり調べたいことを調べたり。読書をしたりして過ごすとそれで新しい友達ができて休みに博物館や美術館などにって興味関心を満たしていく

知らないことを知るということに夢中になり、兄たちも元の友人たちのことなど気にならなかった。興味を示したことを調べ、知識として学び実際にどうなのか実験してみて身につけていくという知識欲を満たしていくのはなかなか楽しかった

興味が合ったと言って母に閭里や掃除を教えてもらったり片付けの方法を教えてもらったりして自分のことは自分できるようになり

家事の手伝いをすることによってお小遣いが多少増え。それで博物館に行くというループが完成したのは中学の時

部活動などは興味がなく

学校から帰宅し図書館で宿題をして親と決めた時間までギリギリ図書館で興味関心を満たしていく。少人数の友達とはその時々に一緒に行動したり学校でチームを組むときには仲間に入れてくれる程度の知り合いたちは居て充実した日々を過ごす。置いてきぼりを食らって寂しいと思っていた幼い頃とは違って。好きなことを好きなだけ同じ尺度の友達と行うことはとても楽しく感じる

 そんな風に暮らしていて高卒でそのまま地方公務員の資格を取って公務員になった

人のためになる仕事として裏方であるが、頑張れるのは公務員だと思って就職した

なれるまで色々と大変であったが、慣れてしまえばある程度のこなせるようになって。窓口業務などもスムーズに出来るようになる

必要な書類の取得や手続きに必要な書類などの説明もでき。一度向かえばすべて終わらせることが出来るという風にしたので、窓口業務も県民の皆様から満足度が高い評価ももらえるようになった。

3年か5年に一度の部署変えもあるが、なんとか程々の距離を保ちながら情報交換は出来る程度の仲で過ごさせてもらっている。仲良し小好しもいいが、仕事とプライベートは切り離したいたちなので、

仕事が土日休みなので、休みを利用して興味がある博物館の展示や美術館の展示をめぐり。興味関心がある知識は貪欲に得て日々楽しく暮らしている。変わったことといえば、海運業の仕事についた兄が転がり込んだことくらいだ

半年に一度、1週間ほどしか生活しないのにアパートを借りるのはコスパが悪いと言って実家に暮らしていたが、年が年で結婚しろという圧がめんどくさくなったと言って転がり込んできた。

1週間ほどしか居ないし。住むにあたっての条件を決めてルームシェアしているので、問題を起こしたら叩き出すと伝えている

今のところ問題もなく過ごしているが、時折帰ってきて着たものを脱ぎ散らかしてご飯を食べ散らかして熟睡しているのを見て少々イラッとする程度で。平穏無事に過ごしている。

次兄は、高卒で公務員だと馬鹿にされているが、大学を出て企業に努めて一年で無職になり親の脛をかじっている兄には言われたくない

両親も就職してでていってほしいと思っているらしいが、バイトしたと思ったらやめてということを繰り返しているので、困っているらしいが。

自分は関わりを持ちたくないとすでに伝達済みであるし長兄は海上に出れば捕まらないということで、引きこもりとして相談をしているらしい。時々福祉の窓口で相談しているので、それがこちらに漏れることもあるが。

まあ、次兄次第なのでどうにもできないというか。親のすねをかじって好き勝手しているのが幸せだと豪語しているクズ野郎なので、周りから関わりを絶って正解だと言われる始末である

子供の頃はガキ大将のようで周りに人がたくさんいたような気がしていたが・・・・

 母から次兄について相談があると長兄もいるときでいいので家に来てほしいと懇願されて。致し方がなく長兄がいるときに実家に戻った

ため息を付きつつ次兄に家計を食い尽くされそうだから家を与えて自分たちは年金で暮らせる老人向けのアパートに引っ越す。故に保証人になってほしいと言われた

両親が入ろうとしている老人アパートは県が推奨しているところで、買い物にも病院にもバスで出かけることが出来る。一等地ではないが、まあ、便利な立地に建っているところである。

条件は家族が保証人になること

死亡・長期の入院・福祉施設に入所担った場合は退去であるが、老人向けなので手すりや車椅子でも対応できる設備が整っているところである。

「あの子には、家を上げるから自分で生活しないさいって伝えているから大丈夫。お兄ちゃんもお前も就職して安定した世界つをしているから問題ない。結婚とかしろとは言わないが、いい人が居たら紹介してくれ」疲れたようにため息を付く父は今年で60歳。あと5年で定年退職だと言っていた

母もパートを長く務めていて定年退職になると話していたし。ゆっくり二人で生活していくために引っ越すのだと言っていた。

兄が転がり込むまでは、休みを利用して二人でバスツアーなどに参加していたりしていて老後を楽しむ気満々だったのだが。

今でも遅くないと、働けなくなったときに困らないように蓄えておくと話しつつ

「お前たちには迷惑をかけるつもりはない」そう言って力なく微笑んでいた。

何が転機だったのかわからないが、次兄はあまり働くことをせずに家事なども母に任せっきりで、年を取った子供である。小さいときはそうでもなかったのにと話しながら家路につくと

ため息を付いた長兄が

「お前が進学校に入学して、バイトをしつつ好きなことをしていただろう?あのときあいつはちょっとしたことで躓きを感じて部活もやめたし。ちょっと上手くいかないようになった。バイトして家にあまり寄り付かないお前は知らなかったみたいだけど。結構荒れたんだよ。で、大学に進学して真面目に勉強していたんだけどな。就職先でパワハラみたいな感じで扱われたらしく。それで仕事をしたくないっていうようになったんだよ。一時的に休んで、また、働きに出ればいいと思っていたんだがな。面接を受ければ、お前の兄だって言われてやる気なくなったって。それだったら県外に働きに出ればいいと言ったが、それもいやらしくてな」どうしたものか

そんな風に言われてどうにもならないっていうか

「そんなに俺の兄貴が嫌なら言われないようなところに行くか。見返してやればいいんじゃねえ?」そう言うと

「誰しもお前みたいに強くないんだ」そう言って自分の部屋に戻っていった。

強いって何だ?

っていうかそもそも嫌なら環境から離れるか距離を置けばいい話だし。俺もそうやって距離をおいて好きなことを見つけて好きなようにして過ごしてきたのに。

強いってなんだ?

兄弟の名前を出されるとやる気が失せる?

俺だって最初はそうだったぜ。友達は全員兄と遊びたくて俺と友だちになった奴らだしな。

それが嫌ならそのバカラ離れればいいだろう

それもしないで人をひがんだりするとかちょっと理解できないが、今後関わりを持つこともないからいいのだろう

俺に面倒を見られるのは嫌だというのだから長兄にぶら下がればいいだろうし。

そもそも二人で住めばいい話だろ?

ちょっと考えて翌日

「次兄が問題を起こしたら長兄に話が行くようにしておくから頑張ってな。俺は没交渉ということで。俺がでてくれば変な意地を貼るだろうし。嫌いな弟に面倒を見てもらうのもまっぴらごめんだろうから。

しかめっ面で話を聞いていた長兄も次の航海にでてしまって話は流れた。ゴミ屋敷がという苦情が実家の住所で来るのはいつかな?とは思いつつ仕事をしているが、5年たった今でもそんな話は聞かない

ちょっとどこぞから子供を連れ込んでいるとかそういう話を聞くが、放置っ子とかそういうたぐいの子どもたちらしいので、一種の避難所と思われているらしい

それが兄のやりたいことならそれでいいのではと思いながら仕事をしている

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