表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
人と人外の欲望『黄昏の終焉』《ラグナロク》  作者: 緋坂 誡渡
第1章 絶望した少年と叛逆の天使は出会う
6/7

エピソード5 絶望した少年は授業をサボる

僕は学校の机に突っ伏していた。緋色のペンダントを調べた日から既に4日経った。未だ情報は掴めていない。


「はぁ〜...どれだけ調べても情報1つ出てこない。そろそろ諦めるべきなのかな...」


「何をそろそろ諦めるべきなんだ?柊。」


後ろから唐突に声が掛かった。


「ん。なんでもない。蓮。」

「そうか?なら、いいけどよ。なんか考え事とか思い詰める事があるなら言えよ?お前は一人で抱え込む傾向が強いからな。」

「そう?別にそんな事無いと思うけど...」

「い〜や、あるね。実際におばさんの時がそうだったからな。」


...蓮の癖に的確な。


「わかった。気をつけるよ。でも、今回は本当に何でもないから。」

「そうか。ならいいけどよ。あ、次は体育だから早く着替えに行こうぜ。」


...次は体育か......忘れてた...


「あ〜、ちょっと風邪気味だから今日は休むよ。」

「マジか。了解。先生に伝えとくな。」


そう言って蓮は教室から出て行った。


「ふぅ〜、疲れたし保健室行こ。」


この時の僕は甘かった。いつもなら周りに注意を払っている筈なのに、この時ばかりは疲れているのもあって注意を怠ってしまった。この時注意を払ってなかった事を僕は数分後に後悔することになる。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ