移動に次ぐ移動、たまにトラブル
パンパンのキャリーバックを持ち上野駅に降りる。天候を見るになんとか青森には行けそうだ。だが極度の方向音痴のため歩いても歩いてもバス停が見当たらない。15分くらいガラガラ音を立て上野駅周辺を歩く。20分くらい彷徨いようやくバス停を見つけた。雨上がりのため座れないのがつらい。青森は乗換時間が短いため近くのコンビニで夕食と昼食のおにぎり・サンドウィッチ・飲み物を買う。800円。1食あたり400円なら安い。
いよいよ乗車の時間となった。青森まで行く深夜バスは3本あるがその中でも1番安い「パンダ号」を選んだ。夏休みでもなんでもない平日なのにかなりの人が乗る。バスが発車した。口内炎は治らなかったがいよいよ初のひとり旅が始まった。
しかし、しょっぱなから試練が襲ってきた。この「パンダ号」は4列シートのため椅子の幅が狭い。乗車して2時間、早くも尻が痛くなってきた。寝ようとしてもバスの揺れと尻の痛さで全然寝付けない、しかも休憩が3時間おきに1回あるため寝たとしても停車したときに起きてしまうため、よく寝たと言う感覚がなくこれもキツイ。
翌朝8時、何度も寝たり起きたりしながら青森に着く。まだ少し眠いが荷物を預け本州最後(最初)、そして本州最北端の駅に行かなければ。青い森鉄道に飛び乗る。
野辺地着。ここで乗り換え大湊へ向かう。次の列車までかなりの時間があったため朝食を食べる時間も駅周辺を散策時間も十分にあった。晴れているため駅周辺のオブジェ・山がきれいに撮れる。おにぎりを食べていたら、大湊行きの列車がきた。団体の旅行者も乗ってきた。旅行は天気がいいに限る。車窓から陸奥湾と奥の恐山山地がきれいに見える。写真を撮っていたら下北駅についた。写真を撮ろうとしたがしまった、駅側とは反対側の席に座っていたため本州最北端の駅、という看板が撮れない。人も多くいるし仕方がないとあきらめ、帰りに撮ることにした。10分もしないで大湊駅に到着。たくさん人が来るからか、とても駅がきれいで「はじまりの駅」と書かれた木製の看板も、駅ロータリーの中心にある近代的なオブジェもとても印象的だった。時間の都合上大湊の魚類を食べられなかったためまた来たい。
滞在時間約30分、写真撮影・トイレを済ませ青森行きの電車にのる。青森駅での待ち時間は約50分。駅近くで食事を済ませ、青森港・青い森公園を少し見れば時間になるだろう。しかしそれらすべては出来そうになかった。台風の影響で木が倒れ、その倒木が線路をふさいでしまったため、その除去作業で電車が遅れるらしい。まあ少しくらいならいいだろう。前も遺跡を見にきたので青森での食事はしぶしぶ諦めることにした。しかし、20分・30分経っても発車しない。さすがに焦ってきた。荷物を取り、軽食を買い、バス停に移動の作業の時間を考えると15分はなくてはいけない。万一のための新幹線の時間を調べる。定刻から50分、乗換は運という時間でようやく出発した。下北駅の本州最北端の看板を撮る。間に合うか気が気でなかったためブレてしまった。
運転手が遅れを取り戻そうと頑張ってくれたため、36分遅れで青森に着きバスに間に合ったし、軽食・食べたかったリンゴパイも買えた。無駄な交通費を使わず、青森にもう一度旅行に行く確たる理由もできたから結果としては良かった。
荷物を取り、仙台行きバスに乗る。バスの中からの風景もとてもきれいだった。特に高速から見えたぽつぽつと見えた民家が印象に残っている。ずっと山の中だったため突如でできた人の住んでいる証拠が見えたため感動したのだろう。途中のSAでトイレついでに自分の土産(ふかひれスープ、インスタントの前沢牛食品)を買った。初日にして早くもたくさんのものを買ってしまったと後悔。腹が減っていたため判断力が鈍っていたのだろう。
定刻より30分早く仙台に着いた。例によってホテルまでの地図を調べる。直線だったため良かった。ガラガラ言ってうるさいし重いため一刻も早くホテルに着き荷物を置きたい。
セブンイレブンの隣にあるホテルに着く。ホテルのチェックインは名前言うだけだったしチェックインも宿泊施設では今まで見たことなかった自動精算機だったため驚きだった。
部屋はちょうどいいコンパクトな部屋だった。荷物を置きホテルまでの道にあった居酒屋で夕飯にする。(人生初の一人居酒屋。)三陸の刺身盛り合わせと牛タンの燻製という地元の名物を食べる。こういってはなんだがお通しで出た牛タン風こんにゃくが旅行からしばらくたった今でも記憶に深く残っている。食べ終わりコンビニで飲み物と朝用のヨーグルトを買い部屋に戻る。荷物整理・風呂・歯磨きをして10時には寝てしまった。約18時間ずっと移動しっぱなしは何もしていなくても想像以上に疲れた。




