夢はお嫁さん
⚠︎この話には、割と過激なエッチシーンが含まれています。
苦手な方は読み飛ばすか、ブラウザバック推奨です。
数日間、レイリーは何もしなかった。
カエデが明るく話しかけても「…」
クーリアが一生懸命雑事をこなしても「…」
エリスが心配した表情で頭を撫でても「…」
アイリスが体を拭いたり、尿瓶を交換したり、服を着せ替えたりしても「…」
もう何をやっても言葉を発しないレイリーを献身的に全員で世話をしていた。
「皆さん、すみませんが、少し外して頂けますか?」
「え?師匠と二人で大丈夫でござるか…?」
「何かご主人様を治す手立てが?」
「よく分かんないけど…不安だなぁ。」
「レイリー様を治すのに必要な事です。ご協力お願いします。」
そう言って深々と頭を下げるアイリスに、何か感じるところがあったのか、一同は顔を見合わせ頷くと、部屋を出て行った。
「レイリー様…」
「…」
「嫌かも知れませんが、少し我慢してくださいね。」
そう言ってレイリーの上に跨り服を脱がすアイリス。
ゆっくりと時間を掛けて、全ての服と、下着を脱がせて、自身も産まれたままの姿になる。
位置を確認しながら、下腹部に当たる硬いものを自分の中に招き入れる。
「ん…ぁ…」
艶やかな声を漏らしながら、ゆっくりと体を上下に揺さぶる。
そして暫く激しく行為に及び、そのまま果てたアイリスは、一つに繋がったまま一晩を過ごした。
いつの間にか意識を戻したレイリーと共に。
▶︎▶︎
レイリーは自分の中に閉じ籠っていた。
何もかも嫌になって、自分の心自体に蓋をした。
ガラス玉の奥から、他人が見ている光景を見ている、そんな他人事のような感覚に没入していた。
見るもの全てが灰色に見える。
目に映るもの全てに無関心だった。
皆が献身的に世話を焼いてくれる。
それをガラス玉の奥から見ながら、更に情けない気分になってくるレイリー。
トイレも満足に行けず、排泄物を垂れ流し、終いにはオムツを付けられて、尿瓶を置かれたら小便をして、大便は綺麗に拭き取られる。
ご飯は咀嚼して細かくしたものを交代に口移しされる。戻したりすると、困った顔をして、服を変えてくれる。
情けない、情けない、情けない、情けない。
自責の念に囚われ続けて数日経ったある日、大変な事が起こった。
アイリスが、カーテンを全て締め切り、カエデ達を外に追い出す。
全員が退室して、周囲に人が居ないのを確認すると、レイリーの服を上から下まで脱がし始める。
(ああ、体を拭いてくれるのか…情けないな、俺。)
レイリーの服を全て脱がしたアイリスは、徐に自分も脱ぎ始めた。
(ん…?なんかおかしいな…)
そのままレイリーの下半身に生えた棒を、自分の中に招き入れている。
(ちょ、ま、これ……えええ!?)
そのまま淫らな声を上げながら全身を上下に揺らし始めるアイリスを見て、流石のレイリーも気付く。
(お、俺の初めて奪われてるぅ!?)
意識が急速に浮上してくる感覚に身を任せた。
そのまま完全に意識を取り戻したレイリーを押し倒し、激しく舌を絡ませるアイリス。
「ん!んんん!んブゥ!」
すでに意識が戻っているのに中々離れてくれないアイリス。
そのままアイリスの中で果てたレイリーは、急に襲ってくる不安や、自身への憤りを振り払うように、今度は自分から激しく求めた。
自分勝手な求愛に、拒む事なくアイリスは応える。
嬌声を上げて蜜の洪水を起こしているアイリスに、満足するまで欲求をぶつけるレイリーだった。
▶︎▶︎
「本当に申し訳なく思っている。この通りです。」
レイリーは全裸で土下座をしていた。
自分の冒した罪の重さに体が抗えない。
「私は、好きでレイリー様と体を重ねたので気にしてませんよ。」
「そ、そうは言っても、俺の行為には愛がなかったというか、不安や憤りの捌け口にしちゃったっていうか…」
もはや途中から性欲の化身と化したレイリーが、獣のように襲いかかったので、アイリスにも相当負担をかけた筈だった。
「それでも私は嬉しかったです。レイリー様と一つになれたという事は、私の夢が一つ叶ったという事なので…その…」
「え、そ、そうなの?夢…?」
「出来れば…その…お、お嫁さんになれればなぁ…なんて……お、おも、思ってます。」
初めて見せるアイリスの表情に、おかしくなったレイリーは思わず吹き出す。
「な、何かおかしいでしょうか?」
「だってアイリス、凄い顔してるよ?」
初めて会った時は、終始無表情だったのに、今では随分表情が豊かになったなぁ、と感慨に耽る。
アイリスは、そんなレイリーを見て薄く微笑む。
「全て貴方がくれた宝物ですよ、レイリー様。」
「うん…少し、時間をくれないかな。責任を取って…とか、アイリスの気持ちを無視した結論は出したくないから、決着をつけてくるよ。」
「…畏まりました。」
レイリーは、アイテムポーチから服を取り出して、過去との決別の為に、支度を進めた。




