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異世界の弱小クランを最強にしたい  作者: ピザチュウ
クラン入団編
15/53

仲良きことは美しきこと





 翌日からのガルファーとアルフォンスの動きは僅かに変化が見られていた。


 魔法を放つ方向とタイミングをガルファーの動きに合わせる様になったアルフォンス、アルフォンスの槍の軌道上に入らない様に気を使うガルファー。


 少し連携を取り始めたことにより、元々優秀な二人はみるみるうちに多くの魔物を討伐していく様になった。



 ダンジョン攻略が終わってからもちょくちょく一緒に行動する様になった。


 最初は二人が仲良くなれば良いなぁという位の感覚でセシリアと四人で服屋に行ってガルファーに可愛い服を着させて遊んだりしていた。無理やり同行させたアルフォンスも最初は「この男女は何を着てもファイアゴリラですよ。」などと言っていたが、着替えを終えて試着室から出てきたガルファーを見て「あ、貴方も女性だったのですね。」と驚きの声を漏らし関節を決められていた。一言多かった。


 一緒に飲食店に行った時はガルファーの食事のマナーをアルフォンスが咎めて、「習ったことねーから仕方ねーだろーが。」と反論される一幕があった。


 アルフォンスが軽く溜息を吐きガルファーの手を取ってこうですよ、と肉を切り分けていた。ガルファーは素直に「あ、あんがと…」と言って顔を赤くして俯いてしまったが、それを見たセシリアが小声で「これはラブロマンスの匂いがするわね…」とレイリーに耳打ちしてきた。アルフォンスは俯いたガルファーを見て不思議そうな顔をしていた。鈍感である。



 その後ダンジョンでの戦闘も改善がみられてきた。



 アルフォンスとガルファーが初めて二人だけで連携について話し合い始めた。魔法を放つ時に合図を決めておきギリギリまでガルファーが引きつけ、荒れ狂う風の刃で一網打尽にし、アルフォンスの魔力が枯渇したらマナポーションで回復するまでガルファーが挑発し敵を引きつけていた。


 本来これが普通なのだが二人の最初の戦闘を見ていたレイリーは感動も一入だった。






 それから徐々に休日にも誘ったら抵抗なく応じる様になり、四人で遊ぶのが当たり前になっていた。


 一ヶ月程は「おい眼鏡。」とか「なんだ雌ゴリラ。」などと言い合っていたが、最近では服屋で「アル、この服どうだ?」とガルファーが聞けば「そっちよりこちらの方が似合うのでは?」と可愛らしい服をコーディネートするアルフォンスの姿があった。レイリーとセシリアは生暖かい目で見ていた。


 食事に行くと「おい、フォークの持ち方が逆だ。」とか「うるせーな、刺せりゃいーんだよこんなモンは。」と言い合ってた二人だが、最近は「おい、口元が汚れてるぞ。」とアルフォンスがハンカチでガルファーの唇をなぞり「う、うん…」と照れて笑うガルファーの姿があった。これには流石のセシリアさんも鼻息を荒くしていた。




 さらなる変化はダンジョンでも起きていた。


 キラーマンティスに背中を浅く斬られ倒れるガルファーの元に近付き槍を構え、キラーマンティスを一突きした後に風の刃を素早く詠唱し葬る。


 倒れたガルファーを抱き起こして焦った様子でポーションを飲ませる。傷が治って立ち上がったガルファーが「ありがとう…」とアルフォンスに礼を言った。


 それ以外にもブラッドバッドに噛み付かれて貧血で倒れるアルフォンスの元に急いで駆け寄り周囲のブラッドバッドを素早く殴り殺すガルファー。そのまま抱きかかえて泣きながら隣のフロアで訓練をしていたセシリアに「どうしよう!アルフォンス死んじゃう!」と縋り付くが、「勝手に殺さないでいただきたい…」と意識を戻したアルフォンスに「良かった…良かったぁ…」と言いながら抱きついていた。


 それを見たセシリアが小声で「もう付き合っちゃえば良いのにね。」とレイリーに耳打ちしていた。



 そして更に二ヶ月の月日が経つ頃には劇的に変化していた。


 完全に女の子らしい口調で話し、化粧までしているガルファーに、言葉に棘を含めなくなった上にガルファーをエスコートする様になったアルフォンス。


 最初会った時には想像もできない様な変化だ。



 ある日、四人で食事をしているとセシリアが遊ぶところが限られてるねーなどとレイリーに言うので、海に行ったことがないね、という話になった。


 この世界の海は見たことはないが割と綺麗らしく、クランメンバーに話したら偶には良いかもねと言ってノリノリだったのでダイスとオルタスに相談して皆で行くことになった。


 ついでに母ーズのフィリアとセリスも誘ったらノリノリで行く気満々だった。


 アルフォンスは「仕方がありませんね、水着を買わなければ…」と眼鏡をいつもの五倍はクイクイッとして、ガルファーは「だ、だったら一緒に選びに行こうよ…」と最早乙女な顔になっていた。



 こうしてクラン【パラダイムシフト】の水着回が唐突にやってきた。




















白い砂浜、青い空!


開放感あふれるビーチではしゃぐクランメンバー達!


穢れを知らぬ透き通る海に潜む一夏の魔物にガルファーとアルフォンスがやられてしまう!


はだける浴衣を前に欲望を抑えられるのか!


次回【真夏の夜の夢】絶対みてくれよな!(嘘予告)

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