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〜プロローグ〜
更新頻度は自信ありません!
何かに漂っている。
窮屈だ。
なのに暖かく、心地がいい。
「ずっとここにいたい」
そう思わせる感覚。
しかし 窮屈さが強くなる、壁が迫って来る。
身体を強引に揺すられる。
そして急に目の前が明るくなる。
でも目は開けられない、瞼の向こうが明るいのだ。
空気がひんやりと肌を撫でる。
そして俺は産まれた。
懐かしい感覚だ。
誕生の瞬間に懐かしさを感じるのも無理はないさ。
これが俺の二回目の誕生だ。
前世の記憶を持ったままに俺は転生した。
さあ行こう、二度目の輝かしい人生を始めるのだ。