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自分勝手
リン、私はあなたからもらってばかりね。
それなのに今、
私は何も、何ひとつ、してあげられない………
そう思うと、
心が締め付けられて、苦しくてたまらない。
―――私は気付いた。
ずっと前から、私の心は、リンに……
リンのために心を動かしている間は、
いつも、生きていることへの嫌悪を、忘れていられた。
辛いけれど、安らかな気持ちになれた…
それって、
ただの逃避かしら?
あなたに心をあげることで、考えることから逃げているだけかしら?
嫌なことから目をそらすために、あなたを利用してきた、ということなのかしら…?
困ったときは助けてと懇願するのに。
自分勝手だと、自分ではわかっている。
けれど。
私は神を、自然を、運命を呪いたいと思わずにはいられなかった。
そこまでして、私に生きろというの……???
私は眉間にしわを寄せた。




