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第三十二話 連携






 唯一の扉を開いて、今度は一本道が現れた。

 雫は少しだけ躊躇うように目を伏せて、すぐに正面を見据える。迷いを捨て、そのままずんずんと廊下を進む。

 と、いきなりかなり広い空間にでた。広大で天井も高いのに、物は一切配置されていない。空白のような大広間だ。その広さはおよそ学校の体育館ほど、おそらく鍛錬や手合わせをする時に使うような場所なのだろうと素朴に考える。壁や床に刻まれた生々しい傷跡が、それを裏付けていた。

 ――つまりが、戦闘するに適した場所だ。

 視線を彷徨わせていると、雫は先行くための扉をひとつだけ見つけた。ただし、その扉の前には糸が切れ、全く活動の停止を余儀なくされた人形がふたつ直立したまま鎮座していたことも、同時に視認した。

 目にして最初は、半ば以上本気でそれらが精巧な人形なのだと雫は思った。しかし、否と理性は叫んでいる。これは、これがヒトガタだ。人に似て、人に近くて、またそれが故に人とはかけ離れてしまった人の形をした存在。

 歩み寄り、ある程度まで近付いたというのに、息さえしていないのではないのか。熱を発していないのではないか。血も凝固してしまっているのではないか。そんな風にも感じる。

 というか寝ているのか、とも一瞬だけ考えたが、それにしては停止し過ぎている。どちらかと言うならば死んでいる、といったほうがしっくりくる。

 もしかしたら、このまま静かに歩き続ければ無言で通り抜けられるのではないか。愚考が掠めたが、それはやはり愚考でしかない。

 雫が足を止め、既に具象化していた刀を構えると。


「む」


 それに呼応したように、相手方ふたりも硬直を解除し起動する。その様はまさにスイッチを押されたロボットのそれ。

 動き始めたふたりの少女――というか、また少女だった。マッドは少女しか創成できないのだろうか。今のところ、全て西洋系の少女の姿をしたヒトガタしかいない――は、先行く扉を通せん坊する。

 うぃーん、とかレトロな音が聞こえてきそうなほど緩慢で機械的に、ふたりは立ち塞がる。

 雫から見て右の、表情のないセミロングヘアの少女は無機な音で告げる。まるでそうするようにプログラミングされているように。


「私の名前はライラという」


 左のショートヘアの少女はライラと完全に同じ音程、音調、音階でもって言う。まるで録音された音声を再生しているように。


「私の名前はルインという」

 

 最後はステレオ放送よろしく、ふたり声を揃えて。


「「あなたを敵と見做し排除する」」


 名乗り上げとか、排除宣言とかは、おそらくマッドの趣味なのだろうな。と雫は心の隅で呆れつつ、ふたりが速やかに始めた具象化に注視する。

 右の少女、ライラが具象化したのは――なんだ、あれは。いや、わかるが、何故それだ? 雫は困惑してしまう。具象化されたのは、磁石だった。何故か磁石。U字型をした、通常規格よりも割と大きな、けれどやっぱり磁石である。

 小学校や中学校の理科の授業でもお馴染みの、磁場を発し鉄を引き寄せる物体だ。特徴的な点として強さの等しいふたつの磁極をもち、異なる極同士を近づければ引き合うが、同じ極同士では反発しあうという性質をもつ。

 それに引き換えればルインの具象武具は非常にわかりやすいものであった――簡潔に評して盾。長方形の盾。ライオットシールド。

 斬撃打撃射撃、あらゆる攻撃方法を遮り防ぐために使用する最もポピュラーな防具。その全長は所有者よりも巨大で二メートルほどもあり、横幅は八十センチ超といったところ。しかし盾は全体が透明という嫌に近代的かつ機能的であるので視界は塞がない。透明なため雫からでも取っ手はよく見え、逆に言えば取っ手以外にあとはなにもない簡素。

 ライラはU字磁石を右手に握り締め、拳闘のように腰を落とす。ルインはその身を全て覆うように盾に隠れ、腰を据える。

 構えるふたりに雫の感想はただひとこと。

 ――どんな二人組だ!

 なにこれ、どうやって戦う気なんだよこれ。磁石と盾って、どんな数奇な運命辿ってこんな組み合わせが巡り合うんだよ。

 一瞬その特性上、雫は全力で突っ込みを叫びたくなるが自重。

 真面目に相手の分析をする。

 盾を持つルインは、盾なのだから攻めてはこないのだろう。とすると、磁石を持つライラがフォワードとして攻めてくるのだろうか。

 どんな風にだ。

 雫は戦闘がいつ始まってもおかしくない状況で、なんだかかなり困惑していた。

 どう来るんだ、とか考えていると――動いた。

 予想外にもライラとルインは並行して向かってきた。ふたり一緒に走り、襲い掛かってきた。

 流石に雫は思考を打ち切り対応。右のライラ、左のルイン――狙うならば。


「右!」


 盾を相手に時間をとらずに打倒は無理だ。そして時間がとられれば、その隙にもうひとりが攻め込んでくるのは必然。

 だから狙い目はフォワードと思しきライラに決まっている。


「ふっ」


 大仰に右側に飛び掛ることで、できるだけルインと間をとる。ライラに接近する。斬りかかる。

 ライラはしかし、それを予測していたように後方跳躍。雫の太刀は残念ながら空撃ち。構うものかと、雫はさらに一歩踏み込み機敏に刃を返す。下から掬い上げるように斬りかかる。

 そこまで決断が早いのはライラにも想定外。

 判断の早さは技の速さに直結する。雫が刀を流れるように滑り込ませ――

 斬り裂く、その直前。


 ――血の色を思い出す。

 ――肉の感触を思い出す。

 ――吐き気がこみ上げる。


「っ!」


 停止。

 フラッシュバックを起こし、思わず咄嗟に刀の進行を止めてしまう。

 戦場は一瞬の積み重ね。

 判断の早さによる有利をそこで失い、敵に立て直す一時を与えてしまう。


「くそっ」


 雫は吐き捨て、次瞬には振り切る。停止を解いて刃をおし進める。が、一時を得て間を詰めていたルインが、体当たりでライラを退ける。そのまま代わりに斬撃を盾でもって受け止める。

 鈍い撃音。

 そして。


「なっ!?」


 盾に触れた途端に、競ることなく刃は流される。思った以上に“盾に摩擦がない”。ありえないほどにツルツルだ。完全に不自然な滑り具合。

 その予想外に気をとられ、さらには体勢が一気に崩れる。

 雫が必死で体勢を立て直そうとする――よりも速く、U字磁石を握る右手が顔面に叩きつけられた。


「がっ!」

「――“設定”」


 ライラが横合いから右ストレートで割り込んできた、のだろう。言えばそれだけだが、やられた身としてはたまったものではない。

 とはいえ、それはいい。考えるべきは他にある。

 床を削り勢いを殺しながらも、雫は剣呑な声を上げる。


「何を、言った……」


 強化されたヒトガタの拳は、一撃で成人男性を悶絶させて余りあるほど。魔益師たる雫でも、相当のダメージを負う。痛覚に多大なる情報量が伝わり、脳がブレて意識が混濁する。

 それらを耐え忍び、紛らすために雫はライラに問う。


「今何を言い、何をした? 設定……だと? それが貴様の能力か?」


 聞く耳持たず。

 ヒトガタふたりは思い切り後方へと跳び退く。


「?」


 何故。

 そこは攻勢に転じて一気に畳み掛ける場面じゃないのか。雫は怪訝に思うも、まあなにかあるのだろうと警戒を露にする。

 ――それに、なにを“設定”されたのかが気がかりだ。

 ライラの具象武具が磁石であるという点から推測をはじめれば――


「“設定”」


 機械音じみた声が思考を裂断。

 ライラがルインにそのU字磁石を押し当てて発言していた。


「なに?」


 味方にも、同じく“設定”をしただと?

 どういうことだ。直接攻撃系の能力ではないということか。設定された者同士をどうにかするとか、それとも複数に設定することで効力を発揮するとかなのか。

 思考は巡るも、余計によくわからなくなってきた。

 そんな雫をやはり斟酌せずに、ライラとルインは静かに淡々と陣形を作り上げていた。

 ルインが前に出て盾をしっかりと握り、どっしり腰を落とす。そのすぐ後ろにライラが立ち、どうやらU字磁石をルインの背中に押しあてている。

 雫はとりあえず思考を停止し、なにやら物々しくなってきたヒトガタふたりに眼光を絞る。

 直後。


「“反発”」

「ッ」


 来た。

 弾丸の速度でルインが射出された!

 そこで雫は理解。

 ルインを発射した、ライラの魂を理解した。

 おそらくこれは、ライラの魂魄能力は――磁力を設定する能力!

 磁力、と言っても本当のそれではなく、酷く概念的なもの。磁力という存在の、最もわかり易い特徴だけを抽出したものだろう。

 すなわち吸着と反発。

 それを、設定した対象と武具間に生じさせる。そういう能力。

 そして今のこれは、ルインに磁力を設定し、具象武具の磁石と反発。そうすることで生まれた驚愕の運動量をもっての突貫。

 しかもルインは、その勢いのままに“滑走”する。


「どういう――!?」


 どういうことだ。

 足は全く動いていない。身体に上下運動はない。なのに直線移動しているという奇妙。

 まるで氷上を滑るアイススケートの選手のように、あるいはカーリングのストーンのように、ルインは反発で生じた運動量をそのままに等速直線運動していた。

 ルインの奇妙に思考を回すよりも、ルインの突撃のほうが速い。

 咄嗟に雫は右に跳び避けようとするも、


「“吸着”」


 ライラの声が邪魔をする。ライラの魂魄能力が邪魔をする。

 既に磁力を設定されていた雫の身体は、その思いに反して強制的にルインへと向かってしまう。同じ極の磁力と磁力が引き合うように、雫とルインは高速で衝突する。


「ぐッ、ぅぅぅぅ!」


 無論に、ルインは盾でもっての衝突なので本人にダメージはなく。

 だが雫は凄まじい衝撃を受ける。莫大な運動量を叩きつけられ、内臓臓腑がグチャグチャに掻き乱されたような最悪の気分を味わう。

 言ってみれば、車で轢かれたような衝撃だ。いや、車で轢かれたほうがまだマシだった。ルインの速度も、盾の硬度も、車の比ではなかったのだ。

 それに“吸着”は未だ続行しているために、雫の身体は盾にいつまでも縛り付けられている。押し付けられ、呼吸が困難で喘ぐこともできない。

 と。


「“解除”――“吸着”」


 ライラの一声で雫は地面に落ちて、ルインはまた滑走してライラの元へと吸い込まれるように戻っていく。

 ようやく息が吸えるとばかりに、雫は苦しげに胸を押さえる。


「げほ、ゲほ……っ」


 雫は這い蹲り、全身を抱くようにして壮絶な痛みを堪える。沸きあがる血塊を吐き出して、苦痛を忍ぶ。

 そして同時に愕然とする。

 とんでもない、とんでもない連携だ。

 ライラとルインの凄まじくとんでもない連携。

 ライラの磁力を設定する能力によって、ルインはその身を反発され、弾かれた勢いで突撃してくる。

 そしてこのことを推量するにルインは、おそらく摩擦を極限まで減らすような能力をもつ。それも地面との摩擦を減らす、のではなく、どんなものの摩擦でも減らすのだろう。そう考えれば、初撃の刀と盾による接触の時の不自然さは説明できる。あの時も摩擦が減らされて受け流されたのだろう。

 摩擦を減らす――受け流すことに関してはずば抜けた能力であり、ライラの能力とも相性がいい。

 ライラの反発の運動エネルギーを、そのまま速度に転用することができるのだから。その高速でもって敵へと突貫――しかも、突貫するルインの具象武具は盾、自身へのダメージを極力軽減できるというおまけつきだ。

 まあ高速とはいえ、直進運動。タイミングさえ間違えなければ回避も不可能ではない。

 ないが、ここでまたライラの能力が牙を剥く。

 敵が避けようとしても、敵にも磁力が設定されてしまっていれば――磁力と磁力を引き合わせ、ルインへと磁力吸着されてしまう。磁力という名の回避不能にして不可視の魔の手に捕まるのだ。そうして回避中という無防備な状態で、無理矢理に突貫してくるルインと正面衝突させられる。

 回避のしようがない。脅威の絶対命中だ。

 なんて厄介な連携。付け入る隙が見当たらない。こちらがどう動こうとも、磁力によって全ては無力化される。結局は盾と熱烈なキスをする以外に道がない。

 こんなの詰みじゃないか。

 攻め手を渡してしまったら完全に詰んでしまうではないか。


「!」


 ならば敵に攻撃されるよりも先にどちらか一方でも倒せばいいのではないか、という至極単純な結論に至る。

 結論に不備がないかとか吟味している時間も惜しい。痛みを無視して、雫は急いで立ち上がる。

 ふたりが次撃をはじめるよりも早く、斬りかからなければならない。

 雫は動作を限界まで省いて刀を振り上げて振り下ろす。素振りのように、素早く一閃。

 それだけで。

 奔る疾風。

 斬撃飛来。

 そのもの風の速度でライラとルインのふたりに斬撃の形をした風が襲う。

 だが。

 ルインがライラを庇うように前にでて、盾を構える。風は盾にぶちあたり、弾かれ霧散しその威を挫かれる。


「っ……!」


 単純な話。

 距離が離れすぎていた。

 距離が広がれば広がるほどに、攻撃が届くのに時間がかかる。先ほど雫がルインの突貫をかわせると思ったのと同じく、高速たる風の斬撃であっても距離があっては回避は可能。そして届くまでの僅かな時間で、ルインが前に出ることもまた当然に可能なのだ。風は不可視なので、回避できるのかは不安であるから盾で受け止めたという良判断であった。

 しかも盾、ということで武具認識はその防御能力を強化していることであろうし、突破は困難。

 遠距離攻撃は効かず、近距離に詰め寄れば先手を取られることは確実。

 こうしていたところで敵はいつでも攻撃でき――おそらく今は隙を窺っている――思考は焦りに呑み込まれる。

 羽織はパターンを見切れと言った。それで勝てると言った。

 おうとも見切ったぞ。だが、全く活路は見出せない。

 ――どうする。

 

「……く」

 

 どうしようもない。

 なにも思いつかない。

 なにをしようと勝てやしない。

 自分ひとりでは勝ち目が見つからず、見受けられず、見当たらない。

 ああもう、ダメだ。

 どうすればいいか、懇切丁寧に説明して欲しい。なにをすればいいのか、誰かに教えて欲しい。

 誰か。誰か誰か。

 誰か――助けてくれっ。

 

「……ぇ?」


 雫は流れるように自然と思考していく自分――その結論に愕然とする。

 今。

 今、自分はなにを思った? なにを考え、なにを求めた?

 戦場で。戦闘で。闘争で。


 今私は――助けを求めたのか?


 そんな。

 そんな呆けた世迷言を、加瀬 雫は浮かべたのか。そんなたわけた弱音を、加瀬 雫は吐いたのか。そんなふざけた泣き言を、加瀬 雫は零したのか。

 それはなんたる不覚だろうか。

 羽織の罵倒も当然だ。こんな無様で醜い逃避思考、マヌケに過ぎる。

 なにがマヌケって、今ここで羽織の助けを期待し求めてしまったことが。

 あまりにもマヌケだ。愚かしいにも程がある。

 思い起こす。

 いつかの戦場を。いつかの戦闘を。いつかの闘争を。

 戦いの世界は孤独だ。誰もいないし何もない。自己だたひとつで戦い抜く。戦というのは孤独を選び、孤高を目指し、自己以外を殺し否定し独りにならんとする行為のはずだ。

 だというのに最近、雫は羽織に助力を得すぎた。それが当然と勘違いしてしまうほどに、何度も助けられてしまっていた。

 挙句に浅ましくもさもしくも、自分から助けを求めるだなんて……なんて暗愚な無様だろう。

 まるで母に頼りきる子供のよう。まるで助けてもらうことが当然と勘違いした幼い暗君のよう。

 自分を救えるのは、自分だけだというのに――!


 ――おれに頼るな、おれに助けを求めるな――てめえでなんとかしな。


 羽織の言葉が稲妻のように思い起こされ、突き刺さる。

 それこそ矢のごとく深深と、雫の魂を貫いた。

 転瞬。


「だぁああああああぁぁぁぁあああああああああああああああああああ!」


 自己を鼓舞するように、雫は咆哮を上げる。獣のように雄雄しく猛々しく、意地と声を張る。

 こんなところでは終われないと魂を熱して、自己に喝をいれる。

 そうして思考を再開。全脳細胞を再稼働させ、最加速する。

 どうするとか、そこで思考を停止するのはダメだ。

 もっと先を。何故の先まで考え尽くす。考え過ぎるほどに考えなければならない。

 思考に終わりなどなく、あるとすればそれは諦めたその時のみ。

 なればこそ、どうしようもない現状にだって、きっと活路はあるはずだ。なくてはならない。ないならば作りだせ。

 もっと深く、長く、強く――


「考えろ!」


 自分自身へと命ずる。強く強く、己へと命令する。

 自身に諦めを赦さず思考を走らせる。

 自然と雫は目を閉じていた。目を閉じていると、雫はなんとなく落ち着けるのだ。すぐに熱する未熟な精神を、冷やすことができる気がするのだ。


 ――落ち着けと呪文のように胸中で呟く。大丈夫だと暗示のように胸中で囁く。


 いつもの呪文。いつも己を制御するための言霊。

 そこに、もう一言を添える。


 ――私は刀だ、だから迷わぬ意志をもつ。


 目を開く。

 さあ、この逆境で打開案を練り上げよう。策をしぼり出して切り抜けてみせよう。この場を打開するためのなにかを今ここで思いついてみせよう。

 ここから――ここから勝つために!








 戦闘用ヒトガタが一機――ライラ


 魂魄能力:“磁力の設定”

 具象武具:大きいU字型磁石

 役割認識:なし

 能力内容:武具に触れた対象に磁力を設定し――この磁力とは科学的な意味とは完全に別物――その対象と武具間に“吸着”または“反発”の現象を起こすことができる。

 


 戦闘用ヒトガタが一機――ルイン


 魂魄能力:“物体の滑走”

 具象武具:盾

 役割認識:護り手

 能力内容:地面を滑り移動したり、敵の攻撃を受けても受け流す。ただし物体でないものは滑走させることはできない。そのため、雫の風による攻撃には能力は意味をなさず、純粋な盾の硬度で防いだ。

 

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