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元管理職、経済力で異世界を支配する  作者: わた
一章

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19/40

第十九話 金銭でまさかの大ピンチ

工事業者のの方に話を聞いた。

光熱費は毎月1万クレドらしい。

ま、まずい。お金が全く足りていない。

収入はゼロ、支出は一万。どう考えても赤字になる。しかも明日からは三人分の生活費になる。


早くも破産してしまう。奴隷を買ったのに奴隷にされてしまう。

幸い支払期限は工事が終わってからのようだ。後払いとは、珍しい社会である。


食事の費用を抑えてでも風呂に入る方法を考えないと。最終手段としてパソコンの分解がある。

でも、これに頼るのはなんか違う。いつか必ず行き詰まるだろう。


しかも、価値が暴落したらどうしようもない。

リサイクルだけでどうにかなるものだろうか。


どうにかするしかない。

ひとまず家に入ろう。ここがこれからの拠点になる。ちゃんと整えて、きれいにしたい。


すでに工事は始まっているようで多くの人が水道管の設置のために一つの部屋に入っていた。

風呂を置く部屋は事前に決めていて商人に伝えていたからだろう。


運んでもらっていた家具がリビングに置いてある。

ダンボールがない世界だからなのか直接、地面においてある。床が気になるのでカーペットを後々敷きたい。


工事の人たちがきているため、掃除をする必要がありそうだ。掃除機なんかもあったら便利だろう。


工事の人たちが部屋の中で何かを組み立てている。


配管のようなものを運び、床に広げては何やら話し合っていた。


その時、ふと会話が耳に入る。


「おい、それ使えねえのか?」

「無理だな。ひび入ってるし、もう使いもんにならん」

「また廃棄かよ。もったいねえな」

「これだけで何クレド分だと思ってんだよ。」

俺は何気なく、使えなくなった資材に意識を向けた。ひびが入っているとはいえ、形はしっかりしている。

頭の中で、さっき見たスキルが浮かぶ。

【再構築分解】

思い切って話しかけてみた。


「すみません。こちらの材料、使わないのならばいただくことはできますか?」

「引き取ってくれるのかい?どうせ処分するものだから助かるよ。」

よし、使えそうなものが手に入った。

明日、資材を分解してみよう。


そういえば、言い忘れていたがこの家は2LDKだ。

でも風呂で1LDKになってしまった。一つの部屋は自分の寝室だが、二人の寝室はどうしよう。

増築はできるのだろうか。


いつの間にか外が暗くなっていた。

真っ暗になったあとに工事の人たちは帰った。

もう今日はパソコンを使うことはないだろうと思い

金銭面を心配して、パソコンをクランで売る。2万2000クレドだ。

風呂がなんとかなりそうな金額だが、給料のことも考えるとかなり厳しい。


あと単純に正攻法で稼ぎたいからな。

後ろめたい方法で稼いでいるといつかは自分に帰ってくる。

前の会社が教えてくれた。


明日は姉妹の二人がやってくるから商業クランに申請しに行こう。


今日はもう疲れてしまった。

そう思って早めに今日は早めに寝ることにした。




所持金2万7900クレド

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