第十八話 風呂に殺される
支払いは商人に1万クレド払うことで成立した。
だが2割ほど手数料が取られるため、二人が実際に受け取ったのは8000クレドだ。
契約内容を決めることになった。
別に奴隷からすぐにでも解放してもよいのだが、二人ともそのつもりはないらしい。
奴隷の間は衣食住が保証されているからだろう。
契約内容
・衣食住を保証する
・一ヶ月3000クレドを賃金として与えるものとする
・契約者に危害を与える嘘をつかない
・10万クレドを契約者に払うことでこの契約は破棄される
3つ目の危害を与えるとは金銭的なものという意味で加えた。
契約が成立すると、
配下を手に入れたたことで、隠しスキルが
解放可能になりました。
【配下覚醒】
・能力上昇
・強制転送
・忠誠心
また隠しスキルが解放可能になったのか。
能力上昇は学力に影響するかどうかだ。
強制転送はものを運べるなら便利だ。
忠誠心は裏切らないという点では役に立つ。
ある程度あたりのスキルなのかもしれない。
スキルポイントがないので今は解放できないが、溜まったら使ってみるのもいい。
契約は終わったが、二人を引き取るのは明日にさせてもらった。今日は家の準備がしたい。
買うべきものが増えたな。
ベッド、タンス、服などをそれぞれ二人分必要だ。明日から本格的に仕事を始めないと生活が成り立たなくなってしまう。
外に出ると辺りは少し暗くなっている。
夜ご飯をどうしよう。外食をするか。
帰っても作るコンロがまだ見つかっていない。帰る道中で見つけよう。
そう思って、正門に向かっているとなにか騒がしくなっていた。
何が起きているのだろう。
近づくにつれて理解した。俺の家だ。めちゃくちゃ人が集まっている。なにか目立つことをした覚えはないけれども。
「すみません。そこ俺の家なんで、通してください。」
「あんたかい?風呂を買ったのは。」
「なんで知ってるんですか?」
「風呂なんて高級品を買ったら大騒ぎだよ。みんな誰の家なのこ騒いでるところさ。」
そんなに風呂は目立つものなのか。確かに水、ガスを通さないとあったかいお湯は出ないかもしれないけど。
工事費を含めて1万6000クレドならやすいものなのでは?
いや、まてよ。あの商人バスタブで1万6000クレドと言っていた。
水道、水を温める機能がいくらなのか言っていない!
嫌な予感がする。
まさか毎月なんて言わないよな?
所持金5900クレド(姉妹分)




