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元管理職、経済力で異世界を支配する  作者: わた
一章

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第十六話 従業員を探す

人権問題で気になった場合はコメント下さい。

すぐに改善します。

それにしても、お金使いが荒いですね。

お金足りるかな?

冷蔵庫、洗濯機はなかったけれども仕方がない。

最大の目的であった風呂を手に入れることができたからな。かなりお金は減ってしまったけれども。


そろそろビジネス内容を考えよう。


一番大事なスキルは再構築分解だろう。

リサイクルをするには必ず必要だ。

ものを回収しているとレシピも埋まってくるだろう。

自分で新しく商品を開発してもいい。


だがそこで俺の思考は止まってしまった。

ここからどうすればいいんだろう。


考えているだけでも仕方がないので後々必要となるであろう奴隷を見に行ってみることにした。

奴隷市場は街の南東部にあるようだ。

クランに「本日の奴隷」として張り出されていたからだ。


やはりそんなに奴隷と言ってもみんな気にしてはいないようだ。雇用契約者といったほうがいいかもしれないな。

ならばハローワーク的なものなのか。


そんなことを考えているうちに到着した。

思っていたよりも賑わってはいない。


確かに、買う人は少ないだろう。衣食住は今日手に入れてわかったけれどもかなりお金がかかってしまう。

それを1人分多く払うのだからそこそこの対価を生み出すことが前提だ。


お金もそんなにないのでできるだけ安く済ませたいが、あまり悪いと考えものだ。

でも、経営をするなら頭は良いほうがいいな。


まずは相談してみるか。

売人らしき人に声をかける。


「すみません。初めてやってきたのでよくわからないんです。」

「おや、そうですか。少し説明をしたほうがよろしいですか?」

「お願いします。」


簡単に言うと、ここには様々な事情で売られてきた人が集まっているらしい。災害で職を失った者もいるという。

契約によって「嘘をつかない」などの条件を付けることもできるらしい。

ただし契約は破棄可能で、最低限の人権は保証されている。


「なにかスキルを必要とされていますか?」

「特には、どちらかといえば頭が良く、裏切らない方がありがたいのですが。」

「それならば孤児はどうでしょうか。まだ覚えていない頃に親を失った子供もいます。教育すれば忠実で賢くなりますよ。」


子供か。かわいそうとは思うがどうするべきだろう。養育費はかかってしまうな。

そんなことを考えてしまったことで自己嫌悪に陥った。養育費なんて大した問題ではないはずだ。


「ちなみに何歳ですか?」

「今年で18歳になる者と、15歳になるものがおります。」


あれ、片方は日本では成人ではないか。後で聞いたがこの世界の成人は25歳らしい。それなら、俺は成人して2年ということになるなのか。


でも共同経営者にはちょうどいいかもしれない。

どのくらい教育費がかかるかはわからないが、ちょうどいい。


「その二人を見せていただけますか?」

「ええ、もちろんです。」


そう言うと、商人は奥へと歩き出した。


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