第十三話 物価の違いに困惑する
数字がめんどくさくなってきました。
なるべくクレドで統一したいと思います。
まずは日用品を買うために市場に行ってみよう。
市場はガルドさんの家から五分圏内にあった。
本当にいい立地だな。
市場では屋台も出て賑わっている。
いい匂いがしてきた。そろそろお昼の時間だろう。
何か買ってみるか。
幸い所持金はそこそこあるはずだ。
近くの屋台のおじさんに声をかけた。
焼き鳥のようなものを売っている。
「すみません。これいくらですか?」
「4デリアで一本だ。」
高いな。いや、そんなものだろう。
でも、この国の通貨はデリアというのか。
あいにくデリアは持ち合わせていない。
「クレドだといくらになりますか?」
「 1クレドで4本さ。」
え?安すぎないか?
単純計算で1クレドは16デリア相当か。
物価の違いが大きいな。
スライムを倒した時のクレドを一つ使って焼き鳥を4本手に入れた。
「おいしいですね!」
「それはよかったよ。」
「この肉はなんの肉ですか?」
「普通のチッキンだ。」
響きはキッチンみたいだが、たぶんチキン、つまりニワトリだろう。
何軒か屋台を回っているとお腹もいっぱいになってきた。残りは1000クレド札しかない。6クレドは一瞬でなくなってしまった。
これなら冒険者はかなり金銭的には余裕があるのだろう。スライム一体で2クレドだからな。
衣食住の食は満足したので、次は衣だ。
未だにスーツ姿だと、違和感しかない。
でも、1000クレド札を早めに換金しなければいけないな。1000クレド=16000デリアだから。
服を買うなら、そんなもんでいいか。
2着ぐらいは高くても買えるのではないだろうか。
近くの洋服店に行ってみる。
「いらっしゃいませ。どのような服をお探しですか?」
「あまり汚れが目立たない服をお願いします。」
「それならばこちらはいかがでしょうか?冒険者様がよく着られる服です。」
確かに汚れは目立たないかもしれないが、色合いが赤と青。むしろ他の部分が目立つ服だった。
「もっと目立たない服はありますか?」
「こちらはいかがでしょうか?」
次の服はなかなかよかった。試着もしてそのまま着て出ていくことにした。
「合計で1600デリアです。」
「1000クレド冊で払えますか?」
「はい。もちろんです。お釣りはクレドですね?」
「お願いします。」
「はい、確かに1000クレドですね。お釣りは900クレドとなります。ありがとうございました!」
スーツはインベントリにしまうことができた。
これならば違和感はないだろう。
衣食住はあと一つ、住だけだ。
これからは最後に現在の所持金額を確認したいと思います。間違っていたら教えてください。
現在の所持金
3万1900クレド




